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株価は戻り歩調だが安心するのはまだ早い?本日はカナダ相場に注目
トランプ米大統領の演説待ちで様子見ムードだった昨晩の海外市場
昨晩の海外市場は大きな材料の無い中、米中次官級通商協議やトランプ米大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)の演説を睨んで様子見ムードの強い展開に留まった。
米中次官級通商協議は結論は出ていないが、3日間に延長されることと、トランプ大統領が
「対中交渉はうまく行っている」
と話したことが、ポジティブと捉えられた。
ただNYダウは一時333ドル高と堅調に推移するも、リスク志向の動きは強まっていない。
ドル円は東京夕方の109.09の高値から108.44まで下落。
ユーロドルは1.1470から1.1420で上下し、ポンドドルは1.2708まで売りに押された。
クロス円ではユーロ円が124.12。
ポンド円が137.99まで売りに押され、オージー円は77.85を高値に77.31まで値をさげ、NZD円が72.90。
カナダ円が81.42まで下落した。
昨日のポジションはドル円の109.00の売りが約定したが、利食いの108.50がファーストトライで付かず、仕方なく108.698で決済。
またユーロドルの1.145の買いは利食い場が無く同額が止めており、デイでは+0.302円。
従って月間損・累計損益は、▲0.17円となる。
★16:00 (独) 11月経常収支 (前回159億ユーロ 予想248ユーロ)
★16:30 (スイス) 12月消費者物価指数 [前月比] (前回-0.3% 予想-0.2%)
★16:45 (仏) 12月消費者信頼感指数 (前回92 予想90)
★19:00 (ユーロ圏) 11月失業率 (前回8.1% 予想8.1%)
★★★22:15 (加) 12月住宅着工件数 (前回21.59万件 予想21.00万件)
★★22:20 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
★★23:00 (米) エバンズ・シカゴ連銀総裁講演
★★★00:00 (加) カナダ銀行・政策金利公表 (現行1.75% 予想1.75%)
★★★00:30 (英) カーニー英中銀総裁講演
★★★00:30 (米) 週間原油在庫 (前回+0.7万バレル)
★03:00 (米) 10年物国債入札(240億ドル)
★★★04:00 (米) 米FOMC議事録公表(12月18-19日開催分)
★安倍首相・英国、オランダ訪問(11日まで)
カナダドル相場に注目!結果次第で売りが強まる可能性も
本日の注目として、まずユーロ圏やスイスの指標の影響は少ない。
カナダドル相場は、12月住宅着工件数や週間原油在庫の発表。
カナダ銀行が政策金利を公表と材料があることで、一定の動きが出るか注目したい。
一応、12月住宅着工件数や週間原油在庫の結果を受けた原油価格の動き次第だが、特に政策金利に関しては据え置きが想定されている。
この点は織り込み済みとしても、株価の大幅調整や米国が利上げスタンスを変更する可能性が示唆されていることを考えると、ハト派的な声明となることもありそう。
現状買い戻されているカナダドル相場に再度売りが強まる可能性には注目したい。
また12月18-19日開催分のFOMC議事録だが、このときのFOMCでは予想通り政策金利が引き上げられた一方で、今年の利上げ見通しが3回から2回に引き下げられた。
株価下落が影響を与えたと見るが、今夜の議事録自体はそれほどハト派でない可能性も残っている。
ただその後のパウエルFRB議長(ジェローム・パウエル)の発言から状況が変わっており、市場が過去の話として無視するかもしれない。
要人発言としてはボスティック・アトランタ連銀総裁(ラファエル・ボスティック)やエバンズ・シカゴ連銀総裁(チャールズ・エヴァンズ・ヒューズ)の講演も、以前より弱気の発言になりそう。
また本日から英下院議会がEU離脱案の協議を開始する。
具体的な話が出て来るかは不透明だが、カーニー英中銀総裁(マーク・カーニー)の講演ではハードブレグジットの可能性が高まる中、英国経済の将来に危機感を示すとポンド相場を圧迫すること可能性に注目したい。
ドル円=108.20~109.40
カナダ円=81.00~82.50
ドル円は消極的に?カナダ円は売り狙いでトライ!
ドル円はそれでも思ったより下値が堅い。
ただ109円台があれば、引き続き売りたい。
上値は108.95-00が押さえると弱い。
109.05-15を越えて109.35-45、109.45-50を越えて109.65-75、109.75-85、109.95-00が視野となるが押さえると弱い。
リスクは110.05-10越え。
一方下値は108.55-65の維持では良いが、108.40-50を割れると108.15-25、108.05-10が視野となる。
維持では更に突っ込み売りは出来ない。
107.95-05や107.75-85を割れると107.45-55、107.35-45、107.05-15、106.75-85、106.55-60、106.10-20まで順次視野となる。
戦略はあまり積極的にはやりたくないが、売りを109.35、109.50、109.75、109.95に置いてストップを110.10とする。
買いは108.20に置いてストップを107.95、更に107.55、107.15においてストップを106.80としたい。
利食いは50BPとする。
ドル円4時間足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
カナダ円は一時77.85-90まで下落するも、下ヒゲとなり82.10-20まで反発。
若干戻り過ぎ感が強く、上値は超えても82.45-55.83.05-10、83.50-80と売りが出易い。
リスクは84.05-15超えなど。
下値は81.50-90の維持では良いが、81.35-45を割れると81.05-10、80.95-00が視野となる。
維持では良いが、80.85-90を割れると80.45-65、80.20-30、80.05-15が視野となる。
このリスクは79.60-70割れとなる。
戦略は売り狙いで、既に81.951で1単位売っており、更に82.45に売りを置いてストップを83.10としておく。
一方買いは深目のみで、買いは81.10、80.60、80.15に置いてストップを79.70としておく。
利食いは70BPとしたい。
カナダ円日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
それでは、今夜も「Good Deal!」