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月に1度の米雇用統計を見逃すな!米雇用統計スケジュール

次の雇用統計まであと
目次
雇用統計とは?FXでは重要な経済指標の1つ
雇用統計とは国の雇用情勢を表わす経済指標で、世界各国が雇用統計を発表しています。
FX取引をする上では超重要な経済指標の1つで、世界中でも特に注目されているのがアメリカ合衆国の「米雇用統計」です。
為替相場に与える影響は非常に大きく、米雇用統計発表時は全世界のFXトレーダーが注目しています。
このページでは雇用統計とはなにか、からFX取引との関係なども分かりやすく解説しています。
米雇用統計の年間発表スケジュール
米雇用統計は、労働省(U.S. Department of Labor)が毎月第一金曜日に、ニューヨーク時間の午前8時30分に発表されるという決まりがあります。
しかし、為替市場には夏時間と冬時間がある為、4月~10月(夏時間)は日本時間の21時30分、11月~3月(冬時間)では日本時間の22時30分に発表となります。
「米雇用統計」2019年の発表日・時間※変更する場合もあります。
発表日 | 発表時間(日本時間) |
---|---|
1月4日(金) | 22時30分 |
2月1日(金) | 22時30分 |
3月8日(金) | 22時30分 |
4月5日(金) | 21時30分 |
5月3日(金)※憲法記念日・祝日 | 21時30分 |
6月7日(金) | 21時30分 |
7月5日(金) | 21時30分 |
8月2日(金) | 21時30分 |
9月6日(金) | 21時30分 |
10月4日(金) | 21時30分 |
11月1日(金) | 21時30分 |
12月6日(金) | 22時30分 |
時間は日本時間で記載しています。
米雇用統計は、すべて金曜日に発表があります。
米雇用統計の発表がある週の動きには注意したいところです。
FXトレーダーも米雇用統計の発表前後には相場の動きに警戒した取引をします。
その様子が書かれた凄腕トレーダーの実践FXブログ情報もチェックしておきましょう。
前月分の統計を速報として発表すると同時にその前の月の改定値、確定値も発表します。
2回にわたって修正が加えられるのですが、この数値が結構変わることもあります。
速報値はあくまでも速報なので、1ヶ月後にどのくらい変化があったのかも確認しましょう。
雇用統計時の取引は「約定力が高いFX業者」を選ぶのが鍵
雇用統計の時に取引する場合、最も重要視するのは約定力です。
FXにおける約定力(約定率)とは、投資家が意図する価格やタイミングで取引が成立する確率のことをいいます。
一言で言えば『注文が成立すること』です。
約定力は注文を出して成立するまでの速度の滑り(スリッページ)の少なさや、約定拒否が少ないほど約定力が高い、と言われています。
決めたいタイミングで約定されなければ、いくら予想して考えても、タイミングが合わずに絶好の取引が無駄になる場合があります。
約定力(率) | メリット | デメリット |
---|---|---|
高い | ほとんどの時間帯で、トレーダーが狙った価格で注文が成立しやすい | 無し |
低い | 無し | スリッページや約定拒否によって、スプレッド以上の余計なコストがかかる |
FXは常にレートが動いている為、注文ボタンをクリックしてから注文が成立するまでに、微妙に差が出ることがあります。
そのタッチの差で損益が変わることも珍しくありません。
これはFX会社のシステムの強さによって差が出ると言われています。
そこで、国内FX業者の中でも初心者でも使いやすく・約定力が高いFX業者を選抜しました。
手数料の安さや使いやすさも重要ですが、約定力の高さもFX業者を選ぶ大事なポイントです。
約定力が高い初心者向け国内FX業者をピックアップ
DMM.com証券(DMM FX) | |
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配信率が高く、スリッページの発生がほとんど無い! 約定力の高さだけで見ると、マネーパートナーズが一番おススメですが、初心者向けでとなると、当サイトではDMM.com証券(DMM FX)がおススメです。 約定力の高さだけでなく、サポート面や取引機能の使いやすさなども総合すると、はじめてのFX業者選びには最適だと思われます。 |
ヒロセ通商(LION FX) | |
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約定力が高く、取扱通貨ペアも多いので取引の幅が広い ヒロセ通商(LION FX)も約定力が高いFX業者の中の1つです。 さらに取扱通貨ペアが50通貨ペアと多く、かなり広い幅で取引が出来る点がポイントです。 1,000通貨取引にも対応しており、初心者にもおススメ。 |
雇用統計時はなぜ相場が変動しやすいのか?
雇用統計は金融政策と深い関わりがあります。
FRB(連邦準備制度理事会)が金融政策の決定するにあたり、雇用統計は最も重視する指標と言われており、為替市場での注目度は最高ランクとなります。
全国の投資家達が発表前後で取引を行うことが多いため、為替が大きく変動することになります。
米国はGDP(実質国内総生産)の約70%が個人消費といわれています。
個人が安定してお金を使える状況=雇用の安定性はアメリカの経済にとって重要とされており、だからこそ雇用統計が注目される!というわけなのです。
国内総生産=一定期間の間に国内で生み出された付加価値の合計金額
米雇用統計で見るべきポイント
米雇用統計の発表内容は、失業率・非農業部門雇用者数 ・製造業部門雇用者数・時間当り平均賃金 ・週間労働時間・・・などなど10数項目あります。
その中でも特に注目されている項目が「非農業就業者数」と「失業率」の2つです。
景気の動向を確認する上で「米雇用統計」は重要な指標のため、為替市場はもちろん商品価格への影響も大きいと考えられる。
非農業部門雇用者数とは
非農業部門雇用者数とは、米労働省の労働統計局が発表する統計の事で、非農業部門に属する事業所の給与支払い帳簿を基に集計されたもののことを指します。
米国の雇用情勢を計る、経済指標の中でも最重要な指標です。
過去5年以内の非農業部門雇用者数の変化
※単位(万人) | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 30.4 | 20.0 | 22.7 | 15.1 | 25.7 |
2月 | 2.0 | 31.3 | 23.5 | 24.2 | 29.5 |
3月 | 19.6 | 10.3 | 9.8 | 21.5 | 12.6 |
4月 | 26.3 | 16.4 | 21.1 | 16.0 | 22.3 |
5月 | 7.5 | 22.3 | 13.8 | 3.8 | 28.0 |
6月 | - | 21.3 | 22.2 | 28.7 | 22.3 |
7月 | - | 15.7 | 20.9 | 25.5 | 21.5 |
8月 | - | 20.1 | 15.6 | 15.1 | 17.3 |
9月 | - | 13.4 | -3.3 | 15.6 | 14.2 |
10月 | - | 25.0 | 26.1 | 16.1 | 27.1 |
11月 | - | 15.5 | 22.8 | 17.8 | 21.1 |
12月 | - | 31.2 | 14.8 | 15.6 | 29.2 |
米雇用統計では就業者数や失業率も同時に発表される為、就業者が増えれば労働環境が良い&景気も安定していくだろうと判断されます。
働くことに対する需要が増える傾向にあるので、平均賃金(給料)が上昇しやすくなります。
そうなると、商品に対する需要も増加→値段が上がる!という因果関係が考えられるのです。
さらに、事前予想と発表内容がまるっきり違うことも珍しくないことから、発表によって値段が大きく動くことがある。
米労働省の労働統計局が発表する統計の事でその名の通り、失業している人の割合です。
約6万の世帯が調査対象となっており、雇用統計の中では非農業部門雇用者数の次に注目度が高いのです。
失業率の変化で、市場マーケットが変動する事もある重要な指標のひとつです。
人口統計で、生産活動の中心となる15歳以上65歳未満の人口のこと
過去5年以内の失業率の変化
※単位(%) | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 4.0 | 4.1 | 4.8 | 4.9 | 5.7 |
2月 | 3.8 | 4.1 | 4.7 | 4.9 | 5.5 |
3月 | 3.8 | 4.1 | 4.5 | 5.0 | 5.5 |
4月 | 3.6 | 3.9 | 4.4 | 5.0 | 5.4 |
5月 | 3.6 | 3.8 | 4.3 | 4.7 | 5.5 |
6月 | - | 4.0 | 4.4 | 4.9 | 5.3 |
7月 | - | 3.9 | 4.3 | 4.9 | 5.3 |
8月 | - | 3.9 | 4.4 | 4.9 | 5.1 |
9月 | - | 3.7 | 4.2 | 5.0 | 5.1 |
10月 | - | 3.7 | 4.1 | 4.9 | 5.0 |
11月 | - | 3.7 | 4.1 | 4.6 | 5.0 |
12月 | - | 3.9 | 4.1 | 4.7 | 5.0 |
米雇用統計発表前後の為替の動き
基本的には雇用統計の数字が良いと円安になり、悪いと円高になるといった単純なものです。
しかし単純に、数字が良ければ上、悪ければ下と考えるのはキケンです。
発表後の動きと数時間後の動きが異なる時もあります。
発表直後だけ一瞬逆方向に行くこともあり得ますので、できれば時間ごとのチェックもかかさずしたいですね!
参考として2015年の2月~4月までの雇用統計発表前後のドル円の動きを載せておきます。
2015年2月6日米雇用統計発表前後の為替の動き
●非農業部門雇用者数:29.5万人
●失業率:5.5万人
2015年3月6日米雇用統計発表前後の為替の動き
●非農業部門雇用者数:12.6万人
●失業率:5.5万人
2015年4月3日米雇用統計発表前後の為替の動き
●非農業部門雇用者数:22.3万人
●失業率:5.4万人
米雇用統計は21時30分(夏時間)または22時30分(冬時間)に発表されるので、当日から翌日にかけて変動が見られます。
その他の時間帯でももちろん変動はしますが、米雇用統計発表前後には必ずと言って良い程、為替に影響しています。
実際にチャートを見てみると、米雇用統計がいかに注目されているということがお分かりいただけたかと思います。
まだしっかり見たことがなかった・・・
という方は、これを機に毎月チェックするようにしてみると、実際に米雇用統計発表時間に取引を行わなくても、変動の様子を見るだけでもFXの知識は深まっていきますよ。
「毎月第一金曜日=米雇用統計発表」
このことは常に頭に入れておきましょう!
また米雇用統計発表時はもちろん、経済指標発表時にスプレッド幅が拡大しにくいFX会社を使うことも重要です。
為替相場では、毎日何かしらの経済指標が発表されています。
経済指標発表の際には相場が激しく動くこともある為、どのFX会社でもスプレッド幅の拡大が起こります。
特に米雇用統計は一番大きく動く重要指標。
時に1円以上も動く時があることもある為、ベテランのFXトレーダーでも翻弄されることもあります。
大きく動くという事は、チャンスでもありリスクが高まる時でもあります。
ですから特に初心者の方は、経済指標発表時でもスプレッド幅が拡大しにくいFX業者を選ぶことをおすすめします。
経済指標発表時にスプレッド幅が拡大しにくい!おすすめFX会社
マネーパートナーズ(パートナーズFX) | |
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経済指標時にスプレッド幅が拡大しにくい! 約定力が高いだけでなく、経済指標時のスプレッド幅も拡大しにくい。 ただ10,000通貨単位からの取引になる為、初心者にとっては少し高額からトレードになってしまいます。 取引に慣れるまでは小額から取引できる業者で練習し、のちにマネーパートナーズに乗り換えるパターンでも良いかもしれません。 |
DMM.com証券(DMM FX) | |
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スプレッドは原則固定!スプレッド幅の戻りが早い マネーパートナーズと比較すると、経済指標発表時のスプレッドの拡大幅は多少大きく感じるかもしれません。 ただ国内FX業者の中で見たら狭い方で、スプレッド幅の戻りも早い為、原則固定という点では国内最強かも。 |