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恐ろしいほどドル円は底堅いが、GW期間中は投機筋の仕掛けに注意…
昨日のマーケット
昨晩の海外市場は、ECB理事会を受けて、ユーロ売りドル買いが優勢となった。
米経済指標としては、米週間新規失業保険申請件数や3月耐久財受注は、強い内容となったが影響は限定されたが、NYダウが320ドル近い上昇となるも、米10年物国債利回りが、3%割れで推移したことで、円売りも限定された。
ユーロドルは、ECB理事会において、政策金利やフォワード・ガイダンスが据え置かれ、ドラギECB総裁の会見も新味がなかったことで1.2210まで、一時買い戻しが優勢となったが、その後売りが優勢となり1.2098まで下落、ポンドドルは、対ユーロでの買い戻しが支え1.3895から1.3998で上下。
ユーロポンドは0.8681まで下落した。
またドル円は、109.06を安値に109.41まで再反発し、揉み合い気味も展開に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円が133.25から132.29まで売りに押され、ポンド円は151.98から152.74まで反発、オージー円が82.54まで値を下げ、NZD円は77.16から77.42で上下、カナダ円は84.87まで売りに押された。
昨日のポジションは、まずドル円の109.40の売りを109.15で決済、またユーロドルの1.2200の売りが1.2150でオーダー通り約定したが、一方1.2120の買いは、どうにか同額で止める形とした。
従って月間損益は▲2.04円、累計損益は+13.49円となる。
また、明日からGWがスタートする。
今年は間に有給休暇を入れると9日間という長期の休暇が取れるが「GWの為替市場の傾向」についてチェックしておきたい。
GWといっても日本だけで海外の市場は通常通り活動しており、相場は一定の動きを示すが本邦の機関投資家や銀行がお休み、円相場と連動性の高い日本の株式市場も休場となるので、アジア時間は動きが止まってしまう傾向が強くなる。
ただ、逆に言うと参加者が減少することで、大きなニュースが出ると相場の値飛びが激しくなり、荒れた動きとなり易いことは留意しておきたい。
また過去この時期は、日本の輸出企業がドル売りの輸出予約を注文して長い休暇に入ってしまうので、ドル円相場の上値が抑えられ易いと言われていた。
ただ現在では、インターネットで為替レートが逐次確認できるので、こういった傾向もあまり見えていない。
それでも本邦の不在を良いことに、海外の投機筋が仕掛けて来ることが多いので注意だが、もしGW期間中に相場が動かないかった場合、GW明けに売り注文が成約しなかった輸出企業が一気にドル円を売って来る傾向があることは注意しておきたい。
なおGWは、ブログの配信やトレードをお休みさせて頂きます(他の口座では、取引しますが)。
皆さんもちゃんとストップ・オーダーを入れて、為替に左右されない楽しいGWをお過ごしください。
再開は、5月7日となります。
★★ 未 定 (日) 日銀展望レポート(基本的見解)公表
★★★ 14:30 (仏) 第1四半期GDP・速報 [前期比] (前回+0.7%)
★★★ 14:30 (仏) 第1四半期GDP・速報 [前年比] (前回+2.5% 予想+2.3%)
★★★ 15:30 (日) 黒田日銀総裁・記者会見
★ 15:45 (仏) 4月消費者物価指数 [前年比] (前回+1.6% 予想+1.6%)
★★★ 16:00 (スペイン) 第1四半期GDP・速報値 [前期比] (前回+0.7%)
★★★ 16:00 (スペイン) 第1四半期GDP・速報値 [前年比] (前回+3.1%)
★ 16:55 (独) 4月失業者数 (前回-1.9万人 予想-1.5万人)
★ 16:55 (独) 4月失業率 (前回5.3% 予想5.3%)
★★ 17:00 (ユーロ圏) 欧州中央銀行(ECB)専門家予測調査
★★ 17:00 (スイス) ジョーダンSNB総裁講演
★★★ 17:30 (英) 第1四半期GDP・速報 [前期比] (前回+0.4% 予想+0.3%)
★★★ 17:30 (英) 第1四半期GDP・速報 [前年比] (前回+1.4% 予想+1.4%)
★★ 18:00 (ユーロ圏) 4月経済信頼感 (前回112.6 予想112.0)
★★ 18:00 (ユーロ圏) 4月消費者信頼感・確報 (前回0.4)
★★★ 21:30 (米) 第1四半期GDP・速報 [前期比年率] (前回+2.9% 予想+2.0%)
★★★ 21:30 (米) 第1四半期個人消費・速報 [前期比年率] (前回+4.0%)
★★★ 21:30 (米) 第1四半期GDPデフレーター・速報 [前期比年率] (前回+2.3% 予想+2.2%)
★★★ 21:30 (米) 第1四半期コアPCEデフレーター・速報 [前期比年率] (前回+1.9%)
★★★ 21:30 (米) 第1四半期雇用コスト指数 [前期比] (前回+0.6% 予想+0.7%)
★★★ 23:00 (米) 4月ミシガン大消費者信頼感指数・確報 (前回97.8 予想98.0)
★★ 南北首脳会談
★ 非公式ユーロ圏・EU財務相会合(ブルガリア・ソフィア)
★ 米独首脳会談(ワシントン)
★★ 企業決算:(米)エクソン・モービル、シェブロン、(英)RBS、
今日の相場見通し
今日は月末を睨んだ展開だが、重要な経済指標の発表も多く注意。
東京時間では、日銀金融政策決定会合の結果や日銀展望レポートの公表が注目だが、政策は据え置かれることが間違いなく、その面では影響は少なそう。
また、黒田日銀総裁の記者会見では、低金利政策の維持が強く示唆される見通しだが、こういった面は織り込みであり、もし、発言を受けて円売りが出ても一過性に留まると見ておきたい。
海外市場ではユーロ圏では昨日のECB理事会で、特別な政策の変更はなかったが、ドラギECB総裁が経済の回復ペースの鈍さに、懸念を示している。
仏・スペインのGDPの速報、ECBの専門家予測調査や経済・消費者信頼感が、弱めとなるなら、この見方を再確認する形で、ユーロ相場を圧迫しそうだ。
また英国では、第1四半期のGDPが発表される。
最近は若干英中銀の5月利上げの思惑が後退しているが、この結果次第でこの見通しが変化し、ポンド相場の動きを荒くしそうだ。
一方米国でも第1四半期のGDPや個人消費、PCEデフレーターの速報が公表される。
結果の強弱次第だが、それによって、3%を若干下回っている米10年物国債利回りが、再度上昇を強めるのか、上げ渋るのかが大きな焦点。
その他では、南北首脳会談や米独首脳会談の影響は少ないだろう。
ただ、日本時間午後12時のロンドン・フィキシングでは、月末に絡めたフローが多く出ることで相場のかく乱要因となり易いので、この前後の時間帯の動きには注目して対応したい。
ドル円=108.70~109.90
今日のデイ・トレード戦略
ドル円はこの上昇でも下げがほとんどないが、問題はタイミングで下げる時は下げとみるが、単にレベル感だけでは危険かもしれない。
あくまで吹く上がる動きを待って、売り場を探したい。
上値は109.45-50を超えて109.55-65が視野となるが、押さえると上値追い出来ない。
109.75-80を超えて109.90-00、110.10-20が視野となるが、売りが出易い。
リスクは110.25-35や110.45-50超えとなる。
一方下値は、109.15-25の維持では強いが、109.05-10を割れると108.95-00、108.65-90が視野となるが維持では堅調が続く。
このリスクは108.55-60割れとなる。
戦略は、売りを109.60、109.80、110.00、110.20に置いて、ストップを110.50とする。
買いは108.90、108.70に置いて、ストップを108.45とする。
利食いは50BPだが、利食いえれば、利食いながら対応する予定。
ドル円60分足チャート
ポンドドルは、1.3890-00までも更なる展開となっていない。
上値は1.3940-50が押さえると弱いが、超えると1.3970-90、1.3995-00を越えて、1.4005-10、1.4025-35、1.4045-50、1.4075-85が視野となるが、売りが出易い。
リスクは1.4095-05超えとなる。
下値は、1.3905-10の維持では良いが、1.3890-00を割れると1.3870-80、1.3840-50や1.38が視野となるが、更なる突っ込み売りは不透明も、割れると1.3780-90、1.3755-70まで視野となる。
このリスクは1.3705-15を割れるケースとなる。
戦略としては、騙しに注意して対応。
売りは1.3980に置いて、ストップは1.4000とすると騙されそう。
更に1.4030、1.4080に売りを置いて、ストップは1.4105とする。
買いは、1.3860、1.3810、1.3755に置いて、ストップを1.3695とする。
利食いは全て100BPとするが、付かなければ、NY午後早々には、オーダーをキャンセルして、GWに備えたい。
尚、ユーロドルの1.20ミドルは下げ止まり位置と見ているので、つかなくても良いつもりで、追加で1.2060に買いを入れて、ストップを1.1990、利食いは50BPでおいておく。
ポンドドル2時間足チャート
それでは、今夜も「Good Deal!」