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G20や米中首脳会談を控え、ドルの巻き戻しでも追いかけられず
目次
ムニューシン財務長官の発言でドル買い戻し優勢に
昨晩の海外市場はG20や米中首脳会談を控えてドルの買い戻しが優勢。
一時ムニューシン財務長官(スティーブン・ムニューシン)の
「米中通商交渉は90%が完了している」
との発言が伝わりドル買いが強まった。
ところが、複数の通信社がこの発言は
「過去のものだった」
と訂正したほか、トランプ米大統領が
「米中が合意する可能性もあるが、現状でも満足」
と述べたことなどが更なるドル買いを抑えた。
また米耐久財受注は、強弱入り混じる結果となり、NYダウは一時111ドル高となるも、上値は抑えられた。
ドル円は107.85まで反発。
ユーロドルが1.1348まで下落後1.1392まで反発。
ポンドドルは1.2664から1.2709で上下した。
クロス円ではユーロ円が122.64、ポンド円が136.91まで買い戻され、オージー円が一時75.36、NZD円が72.07まで反発。
カナダ円は原油価格が反発を受けて82.23まで買い戻された。
6月26日(水)ポジション&損益「昨日は買っていないと儲からない日」
昨日のポジションはドル円の107.50の売りが約定も、107.449で早々と止めて更に107.70の売りも107.619で決済。
デイでは、+0.132円の小利となった。
従って月間損益は+3.81円、年間累計損益は+21.12円となる。
損益比較 | 6月25日の結果 | 6月26日の結果 |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.65円 | +0.132円 |
月間損益 | +3.68円 | +3.81円 |
年間累計損益 | +20.99円 | +21.12円 |
昨晩のドル円は買ってないと儲からない日。
水曜日という要因もあるのかもしれないが、107.50や107.70の売りも早々と閉じて置いて良かった。
ただ今日は慎重に売り狙いから入りたい。
本日の注目材料「米GDPが焦点」
★★ 18:00(ユーロ圏)6月消費者信頼感・確定値(前回-7.2)
★★ 18:30(南ア)5月卸売物価指数[前月比](前回1.3%予想1.0%)
★★ 18:30(南ア)5月卸売物価指数[前年同月比](前回6.5%予想6.5%)
★★★ 21:00(独)6月消費者物価指数・速報値[前月比](前回0.2%予想0.3%)
★★★ 21:00(独)6月消費者物価指数・速報値[前年同月比](前回1.4%予想1.6%)
★★★ 21:30(米)第1四半期GDP・確定値[前期比年率](前回3.1%予想3.2%)
★★★ 21:30(米)第1四半期個人消費・確定値[前期比](前回1.3%)
★★★ 21:30(米)第1四半期コアPCE・確定値[前期比](前回1.0%)
★★★ 21:30(米)週間新規失業保険申請件数(前回21.6万件)
★ 21:30(米)週間失業保険継続受給者数(前回166.2万人)
★★ 23:00(米)5月住宅販売保留指数[前月比](前回-1.5%)
★★ 23:00(米)5月住宅販売保留指数[前年同月比](前回0.4%)
★ 01:00(ユーロ圏)ノボトニー・オーストリア中銀総裁講演
★ 02:00(米)7年物国債入札(320億ドル)
★ 米民主党・大統領選候補者討論会(フロリダ州マイアミ)
★ FRB・銀行ストレステストの第2段階となる包括的資本分析結果発表
ドル円=107.20~108.20
今夜の注目としてはまず、ユーロ圏では6月経済信頼感・消費者信頼感とドイツの6月消費者物価指数の速報値が焦点。
引き続き弱い結果がリスクだが、一部に良い数字も見えており、結果の強弱でユーロ相場に動きが出るか注目したい。
また南アでは5月卸売物価指数が公表されるが、弱い数字が見えた場合、南ア相場の上値を抑えるそうだ。
米国では第1四半期GDPと個人消費、コアPCE(PCEデフレータ)の確定値、週間新規失業保険申請件数と5月住宅販売保留指数が焦点。
FOMCでの7月利下げ期待が急速に沈む中、結果に対する影響は限定されるかもしれない。
ただ弱い結果の方が株価などは好感する動きとなることは留意しておきたい。
その他、FRB(連邦準備制度)が銀行ストレステストの第2段階となる包括的資本分析結果を発表するが、銀行株以外では影響は出ない。
引き続き通商問題や地政学リスクに関する突発的なニュースには注意して対応したい。
今日の戦略「ドル円での売り狙い」
今日のドル円は基本戻り売りから狙うが、107円が維持すると下落も更に進まず、買い戻しや買いも狙う形。
上値は107.85-90を超えて107.95-05、108.15-20を超えても108.25-35や108.35-45が抑えると上値追い出来ない。
下値は107.65-75の維持では強いが、107.55-65を割れると107.45-55、107.30-40、107.15-25、107.00-10が視野となるが維持では堅調となる。
リスクは106.75-85割れ。
戦略は既に1単位107.72で売っており、更に107.90、108.00、108.20、108.40に売りを置いてストップを108.80とする。
買いは107.40、107.20、107.00に置いてストップを106.75とする。
利食いは米中首脳会談を前に、あまり動かないことを前提に30BPとするが、細かくオーダーを入れてことでしっかりと利食いながら対応する予定。
ドル円2時間足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「ファン・ライン」
「ファン・ライン」とはケイ線分析の一種で、レジスタンスやサポート・ラインと合わせて見る分析手法。
過去のレジスタンスやサポート・ラインがブレイクした後もこのラインの延長線が有効性を持ち、その後相場が反転した場合にレジスタンス・ラインの延長が逆にサポートとして機能したり、また逆にサポート・ラインの延長が逆にレジスタンスとして機能することを示している。
以下のチャートをご覧ください。
ドル円相場は現在日足のサポートを割り込んで調整している一方、レジスタンスがしっかりと上値を抑えている。
現状はこのレジスタンスとなる108円ミドルが抑えると弱く、下落傾向が続く。
もしこのレジスタンスを上抜けた場合、相場のトレンドが完全に転換するとみるのは時期尚早。
それまで支えていたサポート・ラインの延長ライン(Aのゾーン)が上値を抑えると再び高値から新たなレジスタンス(緑のライン)を形成し、下落傾向が継続。
また、この調整の場合もかつてのレジスタンス・ラインがファンライン(Bのゾーン)として維持されると、更なる調整はなく、その場合相場は一旦揉み合いとなる可能性で見ることになる。
これも当然、上記のラインが相場を抑えたり、支えるケースの話なのでブレイクとなった場合はこの限りではないことは留意してご利用ください。
ドル円日足チャートで上値を抑えているレジスタンスの図
作成時間2019年06月27日 09:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」