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ドル円はG20米中首脳会談を控え、動き辛い!また揉み合いゾーン突入か
目次
週末はドル売り優勢で、ドル円は上値が重い
金曜日の海外市場はドル売りが優勢となった。
クラリダFRB副議長(リチャード・クラリダ)が
「持続的な景気拡大のために適切な行動をとる」
ブラード・セントルイス連銀総裁(ジェームズ・ブラード)が
「6月のFOMCで、インフレ低下と経済成長の減速見通しを考慮し利下げを主張した」
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(ニール・カシュカリ)が
「政策金利を0.05%引き下げ、目標を達成するまで利上げは実施しないとのコミットメントを示すことが最善だ」
などと述べたことが、ドルの上値を抑えた。
ドル円は米5月中古住宅販売件数が予想を上回ったことで107.74まで一時反発。
米商務省が中国企業に対する新たな禁輸措置を導入したとの報道を受け、米国株相場が失速したことで107.30前後まで下落し、週末の取引を終了した。
ユーロドルはユーロ圏の製造業・サービス業PMIの速報値が良好となったことで、1.1283から1.1334で堅調推移。
ポンドドルはユンケル欧州委員長(ジャン=クロード・ユンケル)が
「英国のEU離脱を巡る再交渉には応じない」
との見解を示したことで、1.2725から1.2643まで売りに押された。
クロス円ではユーロ円が120.95から122.13。
ポンド円が135.96から126.78まで反発。
オージー円が74.15から74.55まで買い戻され、NZD円は70.78から70.45まで一時売りに押され、カナダ円は81.24から81.58で上下した。
6月21日(金)ポジション&損益「もっと取れたなあ」
金曜日のポジションはドル円の107.317の2単位の買いと107.15の買いが約定。
これを107.321、107.404、107.443で順次決済。
その後107.60と107.70の売りが約定してこれを107.582で両方決済。
デイでは+0.520円、従って月間損益は+2.83円、年間累計損益は+20.14円となる。
損益比較 | 6月20日の結果 | 6月21日の結果 |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.827円 | +0.520円 |
月間損益 | +2.31円 | +2.83円 |
年間累計損益 | +19.62円 | +20.14円 |
だいまん氏のぼやき「ドル円の買いが約定せず残念」
金曜日は残念ながらドル円の107.05の買いが約定せず、これは残念だった。
また107.60と107.70の売りはNY午後で早々と止めたが、その後107.30台まで下げたのでこれも早く切り過ぎた感は残る。
ただ遅い時間だったので、それも仕方ないと諦めたい。
引き続き@daiman_radioのツイッターで、“なるべく"途中経過を報告するようにしますのでよろしくお願いします。
本日の注目材料「ペンス副大統領の対中強硬姿勢には大注意」
★ 14:00 (日) 4月景気一致指数・改定値 (前回101.9)
★★★ 17:00 (独) 6月ifo企業景況感指数 (前回97.9 予想97.5)
★★★ ペンス米副大統領「中国を巡って演説」
★ 対中制裁関税第4弾に関する反論の受付期限
ドル円=106.80~107.80
ユーロドル=1.1300~1.1400
今週はG20サミットを控えて、米中通商交渉の行方が大注目。
これを控えて、本日は神経質な展開となりそうだ。
経済指標としてもドイツの6月ifo企業景況感指数ぐらいしかなく、引き続き弱い内容がリスクも先週のPMIなどが若干良い数字が見えており、結果次第でユーロ相場が一定の反応を見せるか注目したい。
その他、ペンス米副大統領(マイク・ペンス)が昨年10月に続いて中国を巡って演説を行う予定。
昨年、ペンス副大統領が中国に対し厳しい姿勢を示したことが新冷戦の思惑を高め、株価を大きく押し下げた。
今回は一定の織り込みもあることで影響は不透明だが、更に強い姿勢が示された場合、悪影響があることは留意しておきたい。
今日の戦略「今日は軽く利食っておいた方が良い?」
ドル円は一時の揉み合いから下方ブレイクも、また揉み合いゾーンを形成しそう。
またG20までは動きづらく、逆張りで臨みたい。
上値は107.45-55、107.55-65、107.65-75が抑えると弱い。
107.75-85を超えて、107.95-05、108.15-20を超えても108.25-35や108.35-45が抑えると上値追い出来ない。
下値は107.25-35の維持では良いが、107.15-25、107.05-10を割れると106.95-05、106.75-85、106.55-60、106.10-20まで順次視野となる。
戦略は売りを107.50と107.70、108.00に置いてストップを108.20とする。
買いは107.00、106.80、106.60に置いてストップを106.40とする。
利食いは動きが鈍い可能性もあり30BPとしたい。
ドル円日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ユーロドルは強い上昇から流れが変わった可能性はあるが、こういったファースト・アクションでは売りから入っておきたい。
上値は1.1375-80の上抜けから1.1390-00を越えて1.1405-15、1.1430-40が視野となるが、上抜けは不透明。
リスクは1.1445-50越え。
下値は1.1355-60の維持では強いが、割れると1.1335-45、1.1310-20、1.1295-05が視野となる。
維持では堅調もリスクは1.1280-90や1.1265-75割れ。
戦略は既に1.1382で1単位売っており、更に1.1405、1.1435に売りを置いてストップを1.1450とする。
買いは1.1340、1.1315、1.1295に置いてストップを1.1270とする。
利食いは40BPとして置くが動きが鈍ければ利食いを優先する。
ユーロドル60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「ウェッジ・フォーメーション」
ウェッジ・フォーメーションとは、チャートの形状分析の中で一種の三角保ち合い的な動向を示す形で、丁度「くさび」の形に見えることで、この名前で呼ばれている。
価格が時間の経過とともに値動きが収斂し、徐々にくさびの先端に向かいながら、最後に上下どちらかにブレイクして、相場の転換を示すとされている。
これに加えてダブルボトムやダブルトップが合わさると、より有効性が高いと言われている。
通常は短期足に出ることは少なく、日足以上の長期のチャートで確認できるが、一部ではこのフォーメーションが2年近くにわたることもあり、特に月足などで見えた場合に相場の大転換となることが多いよう。
以下は現在の日足のユーロドル相場。
このようにレジスタンスとサポートを引くと、ウェッジ・フォーメーションの形に見えており、現状はこの上方ブレイクが発生しておりトレンドの転換の可能性が示唆される。
ユーロドル日足チャート相場(ウェッジ・フォーメーションの形)
一方、このようにレジスタンスとサポートを描くこともできる。
1.15や1.16を上抜けない場合、通常のフラッグ延長とも言えるので、こういった面は今後の動きを確認する必要がある。
前述のように、月足などの長いチャートで確認できれば大きなトレンド転換と言えるが、現状の月足を見ると(最下段のチャート参照) いまいち確証が取れないことも留意しておこう。
ユーロドル日足・月足チャート相場
作成時間2019年06月24日 09:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」