- FX@外為比較ランキング
- FXで稼ぐ「凄腕トレーダー」の実践ブログ
- G20米中首脳会談を睨み神経質な相場。通商問題や地政学リスク関連ニュースも注意

G20米中首脳会談を睨み神経質な相場。通商問題や地政学リスク関連ニュースも注意
目次
パウエルFRB議長、セントルイス連銀総裁の発言でドル円反発
▼ブラード・セントルイス連銀総裁(ジェームズ・ブラード)
「保険としての利下げを実施するには良い時期であるが、50BPの利下げを実施する状況にはない」
▼パウエルFRB議長(ジェローム・パウエル)
「金融政策は短期的なセンチメントの変動に過剰反応してはならない」
「FRBは短期的な政治圧力から隔離、政治に屈すれば打撃」
昨晩の海外市場は上記の要人発言があり、7月の利下げ期待が後退。
ドルの買い戻しを誘い、NYダウもこれに嫌気を指したと見え180ドル近い下落で引けた。
ドル円は106.78を安値に107.40まで反発。
ユーロドルが1.1344、ポンドドルは、1.2673まで下落した。
クロス円ではユーロ円が121.65から122.05で上下。
ポンド円が136.86から135.82まで売りに押され、オージー円は74.35から74.72、NZD円が71.01から71.30で推移。
カナダ円が81.43まで買い戻された。
6月25日(火)ポジション&損益「106.80の買いが約定出来て良かった」
昨日のポジションはドル円の107.00と106.80の買いが約定。
これを107.08と107.37で決済し、デイでは+0.65円。
月間損益は+3.68円、年間累計損益は+20.99円となる。
損益比較 | 6月24日の結果 | 6月25日の結果 |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.198円 | +0.65円 |
月間損益 | +3.03円 | +3.68円 |
年間累計損益 | +20.34円 | +20.99円 |
だいまん氏のぼやき「何か一言」
昨日は107.00と106.80の買いが約定したが、上げが鈍く107.00の買いはリスクを避けるために早々と107.08で止めた。
その後ツイッターで報告してあるが、若干ルールを変えて106.80の買いを106.78の安値にストップを置いて107.37の利食いにオーダーを変更したのが良い結果につながった。
やはり出来ればオーダーが約定後、一定の反発があればコストにストップを置いてリスクを減らしながら利食いを伸ばすことができれば成績向上には役立つことは間違いない。
(ただ、毎回そうチャンスがあるわけではないが。。。)
本日の注目材料「G20や米中首脳会談を控え神経質な相場展開」
★ 15:45(仏)6月消費者信頼感指数(前回99)
★★★ 18:15(英)カーニー英中銀総裁、カンリフBOE副総裁、テンレイロ英MPC委員、サンダース英MPC委員議会証言
★★★ 21:30(米)5月耐久財受注[前月比](前回-2.1%予想0.0%)
★★★ 21:30(米)5月耐久財受注・除輸送用機器[前月比](前回0.0%予想0.2%)
★★ 23:30(米)週間原油在庫統計(前回-310.6万バレル)
★ 02:00(米)5年物国債入札(410億ドル)
★ 米民主党・大統領選候補者討論会(フロリダ州マイアミ)
本日は材料に薄く、引き続き週末のG20や米中首脳会談を控えて、神経質な相場展開が続きそうだ。
材料としては、ユーロ圏では独7月GFK消費者信頼感調査と仏6月消費者信頼感指数が発表されるが、強弱次第。
普段から影響の少ない指標であり、相場の反応は限定されそう。
また英国では、英中銀の要人が議会証言を行う。
ブレグジットの不透明感が続いているが、早期の利上げを示唆するような発言が出た場合、ポンド相場の買い戻しを誘うか注目しだい。
米国では5月耐久財受注が焦点。
昨日のFRB(連邦準備制度)要人発言が早期の利下げ期待に水を差す内容だったが、弱い結果が出た場合、市場に利下げ期待を残しそう。
その他、米民主党の大統領選候補者討論会が開催される。
相場に対する影響はなく、G20を控えて通商問題や地政学リスクに関する報道や発言が突発的に出る可能性には留意しておきたい。
ドル円=106.60~107.70
ポンドドル=1.2600~1.2750
今日の戦略「今日は揉み合いを前提に逆張り」
ドル円は軟調な展開だが、現状早々と更に下値を拡大するとは見ていない。
戦略的には戻り売り中心も、深めの押し目は買いながら対応したい。
上値は107.35-45を超えて107.50-60が視野となるが抑えると弱く、超えても107.65-75が抑えると上値追い出来ない。
107.75-85を超えて、107.95-05、108.15-20を超えても108.25-35や108.35-45が抑えると上値追い出来ない。
下値は107.00-10の維持では良いが、106.75-85を割れると106.55-60、106.10-20まで順次視野となる。
戦略としては、売りを107.50、107.70、108.00置いてストップを108.20とする。
買いは深めにだけで106.65、106.55、106.35、106.10に置いてストップを105.75とする。
利食いは40BPとして置く。
ドル円60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンドドルは一旦反発も上値を抑えられている。
ただ、ブレグジットの話題も、7月までは新たな展開は見えず、揉み合いが続く可能性で見ておきたい。
上値は1.2720-30、1.2740-50が抑えると弱い。
1.2765-70や1.2780-90の上抜けから1.2805-15や1.2825-30が視野となる。リスクは1.2845-55超え。
下値は1.2670-80の維持では良いが、割れると1.2650-60、1.2635-45を割れると1.2615-25、1.2605-10、1.2590-00、1.2565-85、1.2555-60が順次視野となる。
戦略は売りを1.2725、1.2750に置いてストップを1.2785とする。
買いは直近安値割れを待つ形から、1.2655、1.2625、1.2600に置いてストップを1.2540とする。
利食いは50BPとしたい。
ポンドドル60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「カオス・アリゲーター」
今日はビルウィリアムズが開発した「カオス・アリゲーター」を紹介。
内容はそう複雑ではなく、3本の指数平滑移動平均を利用する。
異なる期間の3本の指数平滑移動平均を、13日のEMAを8日、8日EMAを5日、5日EMAを3日未来にずらして表示。
これをアリゲーターの「顎、歯、口」に例え、トレンドの流れを見る。
以下チャートの①と③のように、顎と歯と口が閉じた状態は、アリゲーターが既にお腹を一杯にして眠ろうとしている状態。
それが時間の経過とともに空腹となってくると、②と④のように目を覚まし、口を開けて食べ物を探し始める。
その場合、どちらに行くかはわからないが、アリゲーターは上に獲物がいるなら上に口を広げ、下にいるなら下に口を広げて狩りを開始すると見る。
アリゲーターが既にお腹を一杯にして眠ろうとしている状態
つまり口を開け始めたらポジションを取るチャンス。
ただ方向感はわかりませんが、短期のEMAが長期をブレイクしてデッドクロスとなるか、ゴールデンクロスとなるかで一定の判断は可能。
または他のオシレーターの買われ過ぎや売られ過ぎを参考にするのも良いが、口を閉じ始めたらアリゲーターのお腹が一杯になってきた証拠なので、しっかりと利食う。
それでは、現在のポンドドル相場がどうなっているだろうか。
以下のポンドドル日足チャートを見ると、現状は眠っているケースで、当面揉み合いから次のチャンスを待つ形となりそう。
ポンドドル日足チャート(アリゲーターが眠っているケース)
作成時間2019年06月26日 10:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」