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パウエル議長はじめFRB要人発言に注目!行き過ぎた利下げ期待に失望感?
目次
G20サミットを控え様子見ムードが続く海外市場
昨晩の海外市場は週末のG20サミットを控えて様子見ムードが続いた。
NYダウは一時83ドル高も、上昇は抑えられたがプラス圏を維持した。
またカプラン・ダラス連銀総裁(ロバート・スティーブン・カプラン)が
「現在利下げに踏み切れば、不均衡を助長する恐れ」
と述べたが影響は限定された。
ドル円は107.25から107.54で上下。
ユーロドルは独6月ifo企業景況感指数が予想を上回ったことで1.1272から1.1404まで一時反発。
ポンドドルは1.2762から1.2709まで一時売りが優勢となった。
クロス円ではユーロ円が122.15から122.40で推移。
ポンド円が137.14から136.51まで一時売られ、オージー円が74.54から74.80、NZD円が70.85から71.12、カナダ円は81.49から81.27での小動きに留まった。
6月24日(月)ポジション&損益「昨日は小動きだったので仕方ない?」
昨日のポジションはユーロドルの1.1382の売りは買い戻しチャンスに薄く、1.13834で損切。
ただドル円の107.50の売りが約定して、これを107.30で決済したことでデイでは+0.198円。
従って月間損益は+3.03円、年間累計損益は+20.34円となる。
損益比較 | 6月21日の結果 | 6月24日の結果 |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.520円 | +0.198円 |
月間損益 | +2.83円 | +3.03円 |
年間累計損益 | +20.14円 | +20.34円 |
だいまん氏のぼやき「ドル円は107円割れも想定」
やっぱりドル円は107円台の動き。
前回の揉み合いが107.80から108.80だったので、今度は106.80から107.80で当面揉み合いとなるか注目したい。
となると、107円割れも想定して対応したい。
本日の注目材料「パウエルFRB議長をはじめとしたFOMC要人発言に注目」
★★★ 21:30 (加) 4月卸売売上高 [前月比] (前回1.4%)
★★★ 21:45 (米) ウィリアムズNY連銀総裁講演
★★★ 22:00 (米) 4月住宅価格指数 [前月比] (前回0.1%)
★★★ 22:00 (米) 4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 (前回2.7% 予想2.5%)
★★★ 22:00 (米) 4月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 [前年同月比] (前回214.09 予想215.60)
★★★ 23:00 (米) 6月リッチモンド連銀製造業指数 (前回5 予想7)
★★★ 23:00 (米) 5月新築住宅販売件数 [年率換算件数] (前回67.3万件 予想68.5万件)
★★★ 23:00 (米) 5月新築住宅販売件数 [前月比] (前回-6.9% 予想1.8%)
★★★ 23:00 (米) コンファレンス・ボード・6月消費者信頼感指数 (前回134.1 予想132.0)
★★ 01:00 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
★★★ 02:00 (米) パウエルFRB議長講演
★ 02:00 (米) 2年物国債入札(400億ドル)
★★ 04:30 (米) バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
★★ 米中閣僚級通商協議
ドル円=106.80~107.80
昨晩はG20を控えて様子見ムードの動きに留まったが、今夜は材料が多く一定の動きが見えるか注目したい。
経済指標としては、カナダでは4月卸売売上高が焦点だが、4月の小売売上高が予想を下回っており、こちら弱い結果となるなら、カナダドル相場の上値を抑えそう。
米国では4月住宅価格指数、S&P/ケース・シラー住宅価格指数と5月新築住宅販売件数などの住宅関連指標。
6月リッチモンド連銀製造業指数とコンファレンス・ボードが公表する6月消費者信頼感指数などが大きな焦点。
弱い結果が続いたが場合、7月のFOMCの利下げを睨んで、ドルの上値を抑える要因となりそうだ。
要人発言としてもウィリアムズNY連銀総裁(ジョン・C・ウィリアムズ)、ボスティック・アトランタ連銀総裁(ラファエル・ボスティック)、パウエルFRB議長(ジェローム・パウエル)、バーキン・リッチモンド連銀総裁(トーマス・バーキン)などの発言が予定されている。
先週のFOMCがハト派と捉えられているが、実際メンバーの見通しは2分されていることは注意。
昨晩カプラン・ダラス連銀総裁が
「現在利下げに踏み切れば、不均衡を助長する恐れ」
と早期の利下げに否定的な見解を示している。
今夜FRB(連邦準備制度)要人から、同様に早期に利下げ期待に水を差すような発言が出た場合、ドルの巻き戻しにつながる可能性に留意しておきたい。
また米中閣僚級通商協議が行われるようだが、これはG20でのトランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)と習 近平主席会談の事前打ち合わせとなる見通し。
どういった話が聞こえて来るかは不透明だが、もし蜜月ムードが漂うような話ならリスク回避の動きに巻き戻しが出る可能性に注目したい。
今日の戦略「ドル円に集中して取引」
ドル円はレンジだが106円台への突入では、積極的に買ってみたい。
上値はやはり戻り売りだが、今日は材料的に直近高値を超える展開も想定したい。
上値は107.50-60が抑えると弱く、超えても107.65-75が抑えると上値追い出来ない。
107.75-85を超えて、107.95-05、108.15-20を超えても108.25-35や108.35-45が抑えると上値追い出来ない。
下値は107.15-25の維持では良いが、107.05-10を割れると106.95-05、106.75-85、106.55-60、106.10-20まで順次視野となる。
戦略は売りを107.60、107.80、108.00に置いてストップを108.55とする。
買いは107.00、106.80、106.60、106.40、106.20に置いて(下の方は今日はつかないと思うけど)ストップを105.90としたい。
利食いは40BPとする。
ドル円60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「デマーカー」
デマーカー(DeMarker)とはオシレーター系テクニカル指標の一つで、トレンドの転換点を明確にするために開発されたテクニカル指標とされている。
数値は0~1の範囲で計算され、一般的は数値が0.3以下にあれば売られ過ぎ、0.7以上にあれば買われ過ぎを示しているとされ、RSIに非常に似たテクニカル分析とされている。
計算方法はRSIが前日比を使って計算するのに対し、デマーカーは高値の前日比、安値の前日比を元に計算するところが異なる。
一般的な利用方法は、デマーカーが上昇している段階でレートが直近の底値付近にあると判断されるときに買うか、デマーカーが0.3を上に抜けたときが買いのタイミング。
売りはデマーカーが下降している段階で、レートが直近の天井付近にあると判断されるとき、またはデマーカーが0.7を超えた時が買いのタイミング。
以下がドル円の直近日足チャート。
緑の矢印のように、ダイバージェンスが出ることもあり注意だが、個人的には前述の利用方法ではなく、数値の中心となる「0.5」の上抜けで買い、下抜けで売りと見る方法で考えている。
実際過去のバック・テストの結果もこの利用方法の方が勝率が高い。
ただこの分析はポジションを取る時には利用価値が高いが、決済は別の方法と取った方が良いでしょう。
また現在の位置は0.3前後で揉み合っており、やはり方向感がない感じだが、次の0.0方向への調整があれば買いを狙ってみたいところ。
ドル円の直近日足チャート(緑矢印がダイバージェンス)
作成時間2019年06月25日 10:30AM
それでは、今夜も「Good Deal!」