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FOMCの結果が出てもドル円は動かない!関心は既にG20へ
目次
米FOMCの結果が出るとドル売り優先の展開へ
昨晩の海外市場は米FOMCの結果を受けて、一時ドル売りが優先となった。
FOMCでは政策金利は据え置かれたが、今年のインフレ見通しが引き下げられたこと。
ドット・チャートの中央値は3月と変わらない結果も、今年利下げを見込むメンバーが8名となったことなどがドル売りを誘った。
ドル円は108.48を高値に107.90まで一時下落。
ユーロドルは1.1254、ポンドドルは1.2675まで一時反発した。
クロス円ではユーロ円が121.17から121.65、ポンド円が137.02まで反発。
オージー円は75.66まで反発後74.32まで下値を拡大し、NZD円も70.93から70.60まで下落。
カナダ円は5月消費者物価指数が予想を上回り、81.37まで買い戻された。
前日(6/19)のポジション&損益「FOMC前にオーダーをキャンセルしておけば良かった」
昨日のポジションはFOMCの結果発表後、ユーロドルの1.1225の売りが約定も、結果で上に持って行かれ、1.1245で切って、デイでは▲0.215円となる。
従って、月間損益は、+1.48円、年間累計損益は+18.79円に減少した。
損益比較 | 一昨日(6/18) | 前日(6/19) |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.122円 | ▲0.215円 |
月間損益 | +1.70円 | +1.48円 |
年間累計損益 | +19.01円 | +18.79円 |
だいまん氏のぼやき「FOMCでも相場は動かない」
昨晩はFOMCの結果やパウエルFRB議長(ジェローム・パウエル)の記者会見を受けて一時ドル売りとなるも、相場は大きな流れとなっていない。
これで動けないとなると、結局揉み合い気味の相場展開が続いてしまうのかもしれない。
それじゃ大きく取るのも難しく今後も微益狙いで臨むしかなさそうだ。
本日の注目材料「英中銀の早期利上げの可能性に注目」
★★ 15:30(日)黒田東彦日銀総裁・定例記者会見
★ 16:30(ユーロ圏)デギンドECB副総裁講演
★★★ 17:30(英)5月小売売上高・除自動車[前月比](前回-0.2%予想-0.5%)
★★★ 17:30(英)5月小売売上高・除自動車[前年同月比](前回4.9%予想2.4%)
★★★ 17:30(英)5月小売売上高[前月比](前回0.0%予想-0.5%)
★★★ 17:30(英)5月小売売上高[前年同月比](前回5.2%予想2.7%)
★★★ 20:00(英)英中銀・政策金利公表(現行0.75%予想0.75%)
★★★ 20:00(英)英中銀金融政策委員会・議事録公表
★★ 21:30(米)第1四半期経常収支(前回-1344億ドル予想-1250億ドル)
★★★ 21:30(米)6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(前回16.6予想10.5)
★★★ 21:30(米)週間新規失業保険申請件数(前回22.2万件予想22.0万件)
★ 21:30(米)週間失業保険継続受給者数(前回169.5万人予想168.0万人)
★★★ 23:00(米)5月景気先行指標総合指数[前月比](前回0.2%予想0.1%)
★★★ 23:00(ユーロ圏)6月消費者信頼感・速報値(前回-6.5予想-6.5)
★★ 05:00(英)カーニー英中銀総裁講演
★★ EU首脳会議(ブリュッセル)
★ ECB経済報告
★ 英保守党党首選・第4回投票
★★ ラマポーザ南ア大統領・一般教書演説
ドル円=107.60~108.60
ポンドドル=12570~1.2700
昨晩はFOMCの結果を受けて一時ドル売りが進んだが、結局大きな動きに繋がっていない。
引き続き揉み合い気味の展開が続く可能性で見ておきたい。
材料として英国では、5月小売売上高と英中銀の政策金利の公表が焦点。
小売売上高は結果次第も、ブレグジットを睨んで弱い結果がリスク。
英中銀は今回の政策金利に関しては恐らく据え置きとなる見通し。
ポンド売りが拡大していることで、議事録やカーニー英中銀総裁(マーク・カーニー)が早期の利上げを示唆するとポンドの巻き戻しに繋がり易いので注意しておきたい。
米国では第1四半期経常収支、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数や5月景気先行指標総合指数と重要な指標が続く。
既に昨晩FOMCで今年の利下げの可能性が示唆されていることで、結果に強弱が見えても影響は限定されるかもしれない。
またユーロ圏では、6月消費者信頼感の速報値とECB経済報告が焦点。
引き続き弱い結果が、ユーロ相場は抑える可能性に留意しておきたい。
その他、EU首脳会議では次の委員長選定の協議などが行われる可能性はあるが、ユーロ相場に対する影響はなさそう。
また英保守党党首選の第4回投票ではボリス・ジョンソン氏の優勢が続く可能性が高く、一定の織り込みの範囲。
ラマポーザ南ア大統領(シリル・ラマポーザ)の一般教書演説では、経済対策などが打ち出されない場合、失望の動きにつながり易く、米加首脳会談では関税問題に関して蜜月ムードが見えればカナダ相場の下支えとなるだろう。
今日の戦略「ドル円は揉み合いが続きそう」
ドル円はFOMCの結果を受けても、直近レンジをブレイク出来ず。
こうなると揉み合いが続きそうだが、現状レベルで終わっていることを考えると、やはり戻り売り中心に考えたい。
上値は108.15-20が抑えると弱く、超えても108.25-35や108.35-45が抑えると上値追い出来ない。
108.45-55、108.55-65、108.65-75の上抜けから108.75-85を超えて108.85-95、108.90-00、109.15-25が順次視野となる。
下値は107.85-95の維持では良いが、107.75-85を割れると107.45-55まで視野となる。
維持では更に突っ込み売りは出来ないが、更に割れると107.35-45、107.05-15、106.75-85、106.55-60、106.10-20まで順次視野となる。
戦略は売りを108.25、108.45、108.65に置いてストップを108.80とする。
買いは107.70、107.55、107.30に置いてストップを106.90とする。
利食いは50BPとしておくが、臨機応変に対応したい。
ドル円60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンドドルは1.25が守られており、MPCを考える一定の上昇もあるかもしれず、安易な売りは危険かもしれない。
上値は1.2665-75を超えて1.2680-00が視野となるが抑えると弱い。
1.2705-10を超えて、1.2715-20、1.2725-35、1.2745-50が視野となる。
下値は1.2635-40の維持では強いが、1.2615-25を割れると1.2605-10、1.2590-00、1.2565-85、1.2655-60が視野となるが、維持では堅調。
リスクは1.2535-45や1.2505-15割れ。
戦略は売りを1.2695、1.2725、1.2745に置いてストップを1.2765とする。
買いは1.2600、1.2570に置いてストップを1.2535とする。
利食いは70BPとして置くが、今月は損益が厳しいので利食えれば利食いを優先する。
ポンドドル60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「MACD」
2種類の指数平滑移動平均線を利用したオシレーター分析で、英語では、Moving Average Convergence and Divergenceが正式名称。
日本語では移動平均収束発散法と呼ばれている。
一般的に「マックディー」と呼ばれて人気の高いテクニカル分析方法。
この2種類の指数平滑移動平均線の差をMACD=先行線と言い、この算出されたMACDの一定の移動平均線=遅行線(シグナルとも呼びます)を算出し、2つのラインの上下を見ながら、売られ過ぎ買われ過ぎを見る手法がメインとなる。
特徴は、更にMACDとこのシグナルの差を算出し、OSCIとしてトレンドの強弱を見ることが出来るようになっている。
RSIの単純な一本線やストキャスティクスの2本線だけで売られ過ぎや買われ過ぎを判断する手法と異なり、このOSCIを組み合わせて見ることでより確かな方向感が見れる。
最近は特に人気の高いオシレーター系指標。
MACDの見方としては、買いサインの場合=MACDとシグナルのゴールデン・クロス(MACDがシグナルを上抜ける)し、MACDが±0ラインを上回り、OSCI(オシレーター)が大底圏で反騰しているケースとなる。
売りサインの場合=MACDとシグナルとのデットクロス(シグナルがMACDを下抜ける)し、MACDが±0ラインを下回り、OSCIが天井圏で反落しているケースとなる。
以下が現状のポンドドル相場の日足だが、赤い矢印のMACDとシグナルは一旦2回目のGC(ゴールデン・クロス)を示しているが、まだ青い矢印のオシレーターがゼロ・ラインで方向性がはっきりとしていない。
この点が再びプラス圏をしっかりと回復し、MACDとシグナルがしっかりと反転傾向を見せるならポンド相場も一旦下げ止まりが確認できるでしょう。
この点は今後も推移をチェックしておきましょう。
ゴールデン・クロスを示したポンドドル日足チャート
作成時間2019年06月20日 10:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」