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パウエルFRB議長・議会証言はタカ派がリスク?急速なリスクオフには注意!
昨日は対中関税問題、英EU離脱に動きがあり揺れる海外市場
昨晩の海外市場は、トランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)が対中関税の引き上げを延期すると表明したことでリスク志向が改善する形となった。
ドル円は111.24まで上昇。
ユーロドルは1.1368から1.1340で揉み合い。
ポンドドルは1.3052を安値に、トゥスクEU大統領(ドナルド・トゥスク)が、
「英EU離脱延期は合理的。期限が迫れば可能性は高まる」
と述べたこと。
英野党・労働党が、
「合意なき離脱を避けるために2回目の国民再投票を支持する」
と表明したことなどから、1.3116まで買い戻された。
クロス円ではユーロ円が126.30、ポンド円が145.68、オージー円が79.78、NZD円が76.55まで上昇。
カナダ円はトランプ大統領が、
「原油価格は高過ぎる」
と述べたことで、84.47から84.06まで売りに押された。
昨晩は何も成約しなかった。
従って月間損益は「+0.41円」年間累計損益は「+2.64円」と変わらない。
損益比較 | 前日 | 本日 |
---|---|---|
デイリー損益 | +1.106円 | - |
月間損益 | +0.41円 | +0.41円 |
年間累計損益 | +2.64円 | +2.64円 |
★ 16:45(仏)2月消費者信頼感指数(前回91予想92)
★ 18:30(ユーロ圏)レーン・アイルランド中銀総裁講演
★★★ 19:00(英)カーニー英中銀総裁、ラムスデン英中銀副総裁、ブリハ英中銀MPC委員、ハスケル英MPC委員・議会証言
★★★ 22:30(米)12月住宅着工件数[年率換算件数](前回125.6万件予想125.0万件)
★★★ 22:30(米)12月住宅着工件数[前月比](前回3.2%予想-0.2%)
★★★ 22:30(米)12月建設許可件数[年率換算件数](前回132.8万件(132.2万件)予想129.0万件)
★★★ 22:30(米)12月建設許可件数[前月比](前回5.0%(4.5%)予想-2.6%)
★★★ 23:00(米)第4四半期住宅価格指数[前期比](前回1.3%)
★★★ 23:00(米)12月住宅価格指数[前月比](前回0.4%予想0.4%)
★★★ 23:00(米)12月S&P/ケース・シラー住宅価格指数(前回213.66)
★★★ 23:00(米)12月S&P/ケース・シラー住宅価格指数[前年同月比](前回4.7%予想4.5%)
★★★ 00:00(米)2月リッチモンド連銀製造業指数(前回-2予想5)
★★★ 00:00(米)2月コンファレンス・ボード消費者信頼感指数(前回120.2予想124.7)
★★★ 00:00(米)パウエルFRB議長・議会証言(米上院銀行委員会)
★ 03:00(米)7年物国債入札(320億ドル)
★★ メイ首相・EU離脱案で合意できなれば「新たな修正案」を発表(採決の期限は3月12日まで延長)
★ 米企業決算:ホーム・デポ、マイラン、メーシーズ
今日の最大注目はパウエルFRB議長の議会証言
今夜の最大の注目は、パウエルFRB議長(ジェローム・パウエル)の議会証言。
その他でも材料が多く、相場が荒れた展開となるか注目したい。
まず経済指標としては、ユーロ圏では独3月GFK消費者信頼感調査や仏2月消費者信頼感指数はあまり注目度は高くない。
米国では住宅関連と2月リッチモンド連銀製造業指数やコンファレンス・ボードが発表する消費者信頼感指数が焦点。
ただ総じて金利高や株安、政府閉鎖や寒波の影響などから、弱めの数字がリスクとなる。
サプライズ的な弱い数字でなければ、相場に対する影響は限定されるかもしれない。
また英中銀要人の議会証言だが、引き続きハード・ブレグジットによる英経済への悪影響に対し、懸念を示す発言が続くだろう。
こういった面は織り込みの範囲なので、反応は限定される見通し。
一方メイ首相(テリーザ・メイ)は、本日EU離脱案に関して「新たな修正案」を発表するとしていたが、昨日採決を3月12日まで延長すると表明。
状況がころころ変わるので不透明感が続くが、引き続きブレグジットに関する突発的なニュースには注意しておきたい。
注目のパウエルFRB議長の議会証言だが、最近は事前に証言の草稿が発表されることでこの内容に注意。
今年の利上げ停止やバランス・シートの縮小に関して、どこまで踏み込んだ発言が行われるか大注目。
一方でFOMCが懸念としている株価は、既に値を戻していること。
米中通商協議に関しても解決の見込みが見ていること、更にブレグジットの交渉期限も一旦延期される可能性が高く、全て懸念が払しょくされている。
そうなると金融の緩和を急ぐ必要性も薄れており、証言後の質疑応答などから、思ったよりハト派的ではないとの見方が強まった場合、相場を崩す可能性があることは留意して対応したい。
ユーロドル=1.1300~1.1400
ポンドドル=1.3000~1.3200
今日の戦略!ユーロドルは逆張り、ポンドドルは安易な突っ込み売り厳禁
ユーロドルは揉み合いが続いており、逆張りスタンスで検討したい。
上値は1.1365-75を越えて1.1375-85、1.1385-95が視野となるが売りが出易い。
1.1395-00を越えて1.1405-20、1.1425-35や1.1435-45を越えて1.1455-65、1.1470-80が視野となる。
リスクは1.1485-90や1.1505-20超え。
下値は1.1345-55の維持では良いが、1.1335-40や1.1325-30を維持出来ずに1.1315-20を割れると1.1295-00、1.1285-90が視野となる。
このリスクは1.1275-80割れ。
戦略は売りを1.1390、1.1420、1.1445に置いてストップを1.1520としておく。
買いは1.1300においてストップを1.1275とする。
利食いは小さめの30BPとしたい。
また高い感じのユーロ円を126.173で2単位売っており、更に126.75に売りを置いてストップを127.20として利食いは125.75としておく。
これはおまけなので、利食えれば利食いを優先したい。
ユーロドル日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ユーロドル週足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンドドルは引き続き想定以上に堅調で、安易な突っ込み売りは危険だがしっかりと売りは戻り待ち。
下値も堅くなる可能性があり、買いも検討したい。
上値は1.3130-40が押さえると1.3155-65を超えで1.3165-70、1.3185-90、1.3195-05が視野となる。
上抜けは不透明だが、リスクは1.3210-20超え。
下値は1.3095-05、1.3070-80の維持では堅調も、1.3045-55を割れると1.3015-25、1.12965-70を割れると1.2945-55、1.2900-15が視野となる。
維持では堅調も、1.2895-00を割れると1.2875-85、1.2855-70が視野となる。
維持では良いが、1.2845-50を割れると1.2795-15まで視野となるが、維持ではサポートが有効。
リスクは1.2785-90や1.2770-80割れるケース。
戦略は売りを1.3140、1.3170、1.3195においてストップを1.3220とする。
買いは1.3075、1.3025、1.2995においてストップを1.2965とする。
利食いは100BPとしておくが利食えれば利食いを優先したい。
ポンドドル日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
作成時間2019年02月26日 10:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」