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メキシコ追加関税が一息ついたのも束の間!中国通商問題は先が長そう
目次
米雇用統計では予想を下回りドル売り先行に
金曜日の海外市場は米雇用統計の結果を受けてドル売りが優勢。
またNYダウが350ドル高まで上昇したことで、クロス円中心の円売り戻しも見えた。
米5月雇用統計では非農業部門雇用者数が+7.5人と予想の+18.5人を大きく下回り、平均時給も前月比で+0.2%と予想を下回った。
ドル円は108.62を高値に107.88まで一時下落後、108.26まで反発。
ユーロドルが1.1348、ポンドドルが1.2764まで買い戻された。
クロス円ではユーロ円が122.10から122.72まで反発。
ポンド円は138.18を高値に137.49で上下。
オージー円は75.49から75.83で推移。
NZD円が72.15まで値を上げ、カナダ円は5月新規雇用者数予想を上回り、原油価格の反発もあって85.57まで買い戻された。
前回(6/9)ポジション&損益「雇用統計後の動きについて行けず」
昨日のポジションはドル円の108.20と108.00の買いを108.10で止めて、ポンドドルの1.2760の売りを1.27465で止めて、デイでは+0.145円。
従って、月間損益は+1.74円、年間累計損益は+19.05円。
損益比較 | 前回(6/6) | 今回(6/9) |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.534円 | +0.145円 |
月間損益 | +1.60円 | +1.74円 |
年間累計損益 | +18.91円 | +19.05円 |
前日のトレード「次のチャンスにがんばろう!」
金曜日は下値はまたまた限定されたが、米雇用統計の弱さにやはりちょっとビビって、ドル円は早々とコストで止めてしまった。
まあそれでも上値が限定されており、あと10銭取れればせいぜいなので仕方ない。
次のチャンスにがんばろう!
引き続き@daiman_radioのツイッターで“なるべく"途中経過を報告するようにしますので、よろしくお願いします
本日の注目材料「経済指標より通商絡みのニュースや株価が焦点」
14:00(日)5月景気ウオッチャー調査・現状判断DI(前回45.3予想45.5)
14:00(日)5月景気ウオッチャー調査・先行き判断DI(前回48.4予想48.0)
17:30(英)4月月次GDP[前月比](前回-0.1%予想-0.1%)
17:30(英)4月鉱工業生産指数[前月比](前回0.7%予想-0.7%)
17:30(英)4月鉱工業生産指数[前年同月比](前回1.3%予想1.0%)
17:30(英)4月製造業生産指数[前月比](前回0.9%予想-1.0%)
17:30(英)4月商品貿易収支(前回-136.50億ポンド予想-129.60億ポンド)
17:30(英)4月貿易収支(前回-54.08億ポンド予想-47.00億ポンド)
21:15(加)5月住宅着工件数(前回23.55万件予想20.00万件)
21:30(加)4月住宅建設許可件数[前月比](前回2.1%予想0.5%)
23:00(米)4月JOLT求人件数(前回747.8万件)
ロシア・サウジ・エネルギー相会談
ドル円=108.00~109.00
週末トランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)がメキシコへの追加関税の取り止めを公表したことで、リスク回避の動きに巻き戻しでスタートしているが、中国との通商問題はまだまだ解決には程遠く、安心するのは時期尚早。
また今週木曜日には、日米の通商協議もスタート。
引き続き通商関連のニュースや株価の動きには注意しながら対応したい。
経済指標としては英国では、4月月次GDP、4月鉱工業生産指数と製造業生産指数が焦点だが、今週英保守党の党首選挙がスタートする。
経済指標の結果より、ブレグジットに対する思惑の方が、優先する形となりそうだ。
カナダでは、5月住宅着工件数と4月住宅建設許可件数が焦点だが、結果の強弱で相場に一定の動きが見えても、引き続き原油価格やドルの動きに左右されそう。
米国では4月JOLT求人件数が公表される。
普段あまり反応の出る指標ではないが、週末の5月非農業部門雇用者数が大幅に悪化しており、この結果も弱い内容となるなら、米国の雇用に陰りが見えていることを再確認することになりそう。
その場合、ドルの上値を抑えるか注目したい。
今日の戦略「ドル円はそれでも揉み合いか?」
ドル円は弱い雇用統計に下落も、直近安値を守っており、下値堅い印象は残り押し目は買いと思う。
ただ、それでも109円が抑えると弱く、下落リスクが継続しそうだ。
上値は108.55-65を超えて108.65-75、108.85-95、108.90-00、109.15-25が順次視野となるが売りが出易い。
リスクは109.35-45や109.45-55超え。
下値は、週初のギャップの下限となる108.25-30が支えると強いが、割れると108.10-20が視野となるが維持では良いが、107.80-90をわれると107.45-55まで視野となる。
戦略は売りを108.70、109.00、109.20に置いてストップを109.55とする。
買いは108.35、108.05に置いてストップを107.80、更にはつくかは不透明だが、107.55と107.35に買いを置いてストップを106.95としたい。
利食いは40BPとするが、つかなければ、早々と利食いたい。
ドル円日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
本日紹介するテクニカル指標「チャートのギャップ」
たまたま相場に大きな動きが出た場合、良くチャートに「ギャップ」と言われる「価格の空白」が出ることがある。
これがその後、相場の一定のポイントとして機能することが多いので、今日はこの見方についてお話したい。
一般的に「ギャップは埋めるもの」という見方もあるが、これは間違い。
考え方としては、ギャップを全く埋めなければ相場はその逆方向に強く、埋めてもこれを守るなら堅調や弱さが続く。
一方ギャップを埋めきって、更にギャップの逆方向へ価格を拡大するなら、相場大きく調整する可能性で見るのが正しい見方。
今回は丁度今朝方に、ドル円相場がギャップ・アップして空けており(下記30分足チャート参照)
この位置が現状108.213から108.366にあって、今後これを維持していけるのか、割り込んで更に下方へ下値拡大するのか注目すると良いだろう。
ドル円30分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
一方ドル円の上値にもギャップが残っていることはご存じだろうか?
下記はドル円の日足チャートだが、GW末にトランプ大統領が、中国への関税強化を表明したときに、111.07から110.96にギャップを残したまま、相場が下落している。
御覧のように、次の戻り高値がこのギャップを埋めることが出来ておらず、今後相場が戻ってもこのギャップを埋めるまたは、埋めきるまではドル円相場の弱い状況が続き、利食いや戻り売り場となることは注目したい。
ドル円日足チャート相場(日足のギャップ)
作成時間2019年06月10日 10:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」