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月末・半期末、週末はG20や米中首脳会談とリスクが多くトレードの際は注意
目次
G20を控え様子見ムードの中、思わぬ円安が進む
昨晩の海外市場はG20を控えて総じて様子見ムードの中、まちまちの展開となった。
米第1四半期GDPの確定値は予想通りで、個人消費は予想を下回る一方、コアPCEが強い結果となった。
デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(メアリー・デイリー)が
「利下げの必要性や利下げ幅を議論するのはまだ早い」
と発言したが、影響は限定された。
ドル円は108.16を頭に107.67まで下落。
ユーロドルは独6月消費者物価指数の速報値が良好な結果だったこともあり1.1348から1.1381まで反発。
ポンドドルは対ユーロでの売りが圧迫して1.2726から1.2663まで下落した。
クロス円ではユーロ円が122.90を高値に122.40、ポンド円が137.35から136.43まで下落。
オージー円は75.63から75.36、NZD円は73.26から73.12、カナダ円も82.37から82.07の狭いレンジで上下した。
6月27日(木)ポジション&損益「あと30BPは取れた!」
昨日のポジションは107.70、107.90、108.00の売りが約定も、どうにか107.813で止めてデイでは+0.161円。
月間損益は+3.97円、年間累計損益は+21.28円となる。
損益比較 | 6月26日の結果 | 6月27日の結果 |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.132円 | +0.145円 |
月間損益 | +3.81円 | +1.74円 |
年間累計損益 | +21.12円 | +19.05円 |
昨日はアジア時間から思わぬ円安が進み、ちょっと想定以上の強さだったことで下落したら早々とポジションを止めてしまった。
ちょっとビビり過ぎで、後30BPは取れたと思うと残念。
ただ今日は既に月末なので、損益を崩さないようにしたい。
本日の注目材料「注目指標が多く荒れた動きに注意」
★ 15:45(仏)5月卸売物価指数[前月比](前回-0.6%)
★ 15:45(仏)5月消費支出[前月比](前回0.8%)
★★ 15:45(仏)6月消費者物価指数・速報値[前月比](前回0.1%)
★★ 15:45(仏)6月消費者物価指数・速報値[前年同月比](前回0.9%)
★ 16:00(スイス)6月KOF景気先行指数(前回94.4予想94.2)
★★★ 17:30(英)第1四半期GDP・改定値[前期比](前回0.5%予想0.5%)
★★★ 17:30(英)第1四半期GDP・改定値[前年同期比](前回1.8%予想1.8%)
★ 17:30(英)第1四半期経常収支(前回-237億ポンド予想-316億ポンド)
★★★ 18:00(ユーロ圏)6月消費者物価指数・速報値[前年同月比](前回1.2%予想1.3%)
★★★ 18:00(ユーロ圏)6月消費者物価指数・コア指数・速報値[前年同月比](前回0.8%予想0.8%)
★ 21:00(南ア)5月貿易収支(前回-34.3億ランド予想-38.0億ランド)
★★ 21:30(加)4月月次GDP[前月比](前回0.5%)
★★ 21:30(加)4月月次GDP[前年同月比](前回1.4%)
★ 21:30(加)5月鉱工業製品価格[前月比](前回0.8%)
★ 21:30(加)5月原料価格指数[前月比](前回5.6%)
★★★ 21:30(米)5月個人所得[前月比](前回0.5%予想0.3%)
★★★ 21:30(米)5月個人消費支出[前月比](前回0.3%予想0.4%)
★★★ 21:30(米)5月個人消費支出・デフレーター[前年同月比](前回1.5%)
★★★ 21:30(米)5月個人消費支出・コア・デフレーター[前月比](前回0.2%予想0.2%)
★★★ 21:30(米)5月個人消費支出・コア・デフレーター[前年同月比](前回1.6%予想1.6%)
★★★ 22:45(米)6月シカゴ購買部協会景気指数(前回54.2予想54.0)
★★★ 23:00(米)6月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(前回97.9予想97.0
★★★ G20首脳会議(大阪市)
★★ 日米・日露・米露首脳会談
ドル円=107.20~108.40
ポンドドル=1.2600~1.2750
今夜は週末米中首脳会談を控えていること、経済指標の発表も多く、加えて月末・半期末でフローの動きが相場のかく乱要因となることなどから、相場の動きが激しくなる可能性に留意して対応したい。
経済指標としては、英国では第1四半期GDPの改定値と経常収支が発表される。
結果の強弱次第だが、引き続きブレグジットの不透明感が相場の上値を抑えそうだ。
またユーロ圏では、6月消費者物価指数とコア指数の速報値が注目だが、直近良い数字も見えており、良好な結果が相場を支えるか注目したい。
一方北米で、カナダでは4月月次GDPと5月鉱工業製品・原料価格指数の結果次第だが、引き続きカナダドル相場は、原油価格の動向に左右されることは忘れずに。
米国では5月個人所得と消費支出、コア・デフレーター、6月シカゴ購買部協会景気指数とミシガン大学消費者信頼感指数の確報値と景気を見る上で、重要な指標の発表が続く。
7月のFOMCの利下げを睨んで、市場が織り込み過ぎていることで良好な結果が続いた場合、米国債市場では失望の動きにつながるかもしれない。
ただドルの動きも24時のロンドン・フィキシングのフロー次第で、相場が乱高下することは留意しておきたい。
その他、大阪でのG20サミットにおいて、日米・日露・米露などの首脳会談が行われる予定だが、いろいろ出て来るニュース次第では、相場に一定の影響を与えるので注意しておきたい。
今日の戦略「今日は月末なので損しないようにしたい」
ドル円は流石に108円台が重いが、現状は107円が支えると下げも限定されそう。
総じて逆張りで臨む形となりそうだ。
上値は107.95-00、108.05-15が抑えると弱く、108.15-20を超えても108.25-35や108.35-45が抑えると上値追い出来ない。
下値は107.65-70の維持では強いが、割れると107.55-65、107.45-55、107.30-40、107.15-25、107.00-10が視野となるが維持では堅調。
リスクは106.75-85割れ。
戦略は売りを108.00に置いてストップを108.20、更に108.40に置いてストップを108.80とする。
買いは107.40、107.20、107.00に置いてストップを106.75とする。
利食いは30BPとするが、月末なので利食いを優先する。
ドル円60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンドドルは軟調な展開も、期末を考えると一定の買いも入るかと思う。
押し目は買いながら、反発では利食いや売りという形を想定したい。
上値は1.2690-00、1.2715-20が抑えると弱いが、1.2725-30を超えると1.2740-50が視野となるが抑えると上値追い出来ない。
リスクは1.2765-70や1.2780-90の上抜け。
下値は1.2650-60の維持では良いが、1.2635-45を割れると1.2615-25、1.2605-10、1.2590-00、1.2565-85、1.2555-60が順次視野となる。
リスクは1.2535-45や1.2505-15割れ。
戦略は売りを1.2700に置いて、ストップを1.2730、更に1.2750に置いてストップを1.2785とする。
買いは1.2620、1.2600、1.2570に置いてストップを1.2540とする。
利食いは50BPとするが、臨機応変に対応したい。
ポンドドル60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「アルーン・オシレーター」
あまり聞き覚えのないテクニカル分析手法だが、トレンドを良く示すと言われている「アルーン・オシレーター」について解説する。
アルーンは上昇を示す「アルーン・アップ」と下降を示す「アルーン・ダウン」とあるが、計算式は以下のようになっている。
高値や安値の経過日数を見る指数なので、トレンドを良く示すと言われている。
アルーン計算式(アルーン・アップ、アルーン・ダウン)
若干見にくいが、トレード方法としては青い上昇を示す「アルーンアップ」が100に到達すると買いサインで、下落を示すピンクの「アルーンダウン」が、100に到達すると売りサイン。
またこの数値が両方とも70を維持しているうちはトレンドが継続すると見る。
戦略としては2つあり、まず「アルーンアップ」が「100」に到達したら買って、「アルーンダウン」が「100」に到達したら利食い。
更に売って、逆張り的に戦略をとる方法と、もう一つは単純にアルーンアップとアルーンダウンのクロスで、売り買いを繰り返すパターン。
以下が現状のポンドドル相場の日足チャート。
青丸が買いで、赤丸が売りサイン。
現状は売りサインの途中だが、前述のように70をまだ守っているので、更に下落が進む形には見えないが、これを割り込んでくるなら注意しましょう。
ポンドドル相場の日足チャート(青丸が買い・赤丸が売り)
作成時間2019年06月28日 10:00AM