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米タンカー攻撃はイランに責任?ドル円は株価次第も週末を睨みリスクオフに傾くか
目次
日本石油タンカー攻撃受けるも為替市場への影響は限定的
昨晩の海外市場は中東のホルムズ海峡近くのオマーン湾で、2隻の石油タンカーが攻撃を受けたことで原油価格が大幅に上昇したが、為替市場への影響は限定された。
ただポンペオ米国務長官(マイク・ポンペオ)が「イランに責任」と述べたことで、地政学リスクへの懸念が相場を抑えた。
米経済指標としては週間新規失業保険申請件数が予想より弱い結果となったが、影響は限定され、NYダウは一時142ドル高まで反発後上げ渋った。
ドル円は108.24から108.54で上下し、ユーロドルが1.1304から1.1269まで下落。
ポンドドルは第1回の英保守党党首選で、ボリス・ジョンソン前外相が114票で1位となったことで、1.2663から1.2709まで反発したが、その後売りに押された。
クロス円では、ユーロ円が122.50から122.14まで売りに押され、ポンド円は137.10から137.80で上下。
オージー円は74.81から75.03、NZD円が71.13から71.25の狭いレンジでの推移。
カナダ円は、81.67から81.25での推移となった。
前日(6/13)のポジション&損益「思ったより動きが鈍く微益に留まる」
昨日のポジションはユーロドルの1.1270の買いが約定したのみで1.12769で決済してデイでは+0.074円。
従って月間損益は+2.02円、年間累計損益は、+19.33円となる。
損益比較 | 一昨日(6/12) | 前日(6/13) |
---|---|---|
デイリー損益 | +0.433円 | +0.074円 |
月間損益 | +1.94円 | +2.02円 |
年間累計損益 | +19.25円 | +19.33円 |
だいまん氏のぼやき「何か一言」
昨日は欧州通貨の動きが総じて鈍く、ドル円をやっても良かったかもしれない。
またポンドドルの1.2710の売りが約定しなかったのは惜しかったが、悔やんでもしょうがない。
ともかく今日も、揉み合いを前提に対応するしかなさそうだ。
また、引き続き@daiman_radioのツイッターで、“なるべく"途中経過を報告するようにしますので、よろしくお願いします。
本日の注目材料「米小売売上高の強弱が焦点」
★ 13:30(日)4月鉱工業生産・確報値[前年同月比](前回-1.1%)
★★ 13:30(日)4月設備稼働率[前月比](前回-0.4%)
★ 14:00(日)池田唯一日銀理事講演
★★★ 15:00(独)5月卸売物価指数[前月比](前回0.6%)
★ 15:45(仏)5月消費者物価指数・改定値[前月比](前回0.2%予想0.2%)
★ 15:45(仏)5月消費者物価指数・改定値[前年同月比](前回1.0%予想1.0%)
★★★ 21:30(米)5月小売売上高[前月比](前回-0.2%予想0.7%)
★★★ 21:30(米)5月小売売上高・除自動車[前月比](前回0.1%予想0.4%)
★★ 21:55(英)カーニー英中銀総裁講演(東京)
★★★ 22:15(米)5月鉱工業生産[前月比](前回-0.5%予想0.2%)
★★★ 22:15(米)5月設備稼働率(前回77.9%予想78.0%)
★★★ 23:00(米)6月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値(前回100.0予想98.0)
★★ 23:00(米)4月企業在庫[前月比](前回0.0%予想0.4%)
★ 04:30(米)IMM通貨先物ポジション公表
★ EU財務相理事会(ルクセンブルク)
ドル円=107.50~109.50
ポンドドル=1.2630~1.2750
通商交渉の問題に加えて地政学リスクが高まっているが、引き続きこういったニュースや株価の動きに注目して対応したい。
経済指標としては、ユーロ圏では独5月卸売物価指数と仏5月消費者物価指数の改定値が焦点だが、弱い結果がリスク。
また米国で重要な経済指標が続く。
5月小売売上高、5月鉱工業生産と設備稼働率、6月ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値と4月企業在庫などの結果次第で、来週のFOMCの思惑につながるかが焦点となりそうだ。
特に弱い結果が目立った場合、FOMCが早々と予防的な利下げに踏み切るとの見通しを強め、ドル相場は圧迫しそうだ。
要人発言としては、カーニー英中銀総裁(マーク・カーニー)の講演では英中銀が早期に利上げに踏み切るとの思惑が出ているが、こういった面を再確認するような発言が出た場合、ポンド相場の買い要因となるか注目。
その他週末ということで、ポジション調整の動きが出易いことは留意しておきたい。
今日の戦略「ドル円は108円台が守れるか」
ドル円は引き続き揉み合いが続いているが、妙な108円割れの支えが気持ち悪い。
材料次第では、直近安値の下にはストップも溜まりやすく、割り込むリスクも想定しておきたい。
上値は18.55-60、108.65-75が再度抑えると弱い。
108.75-85を超えて108.85-95、108.90-00、109.15-25が順次視野となるが売りが出易い。
下値は108.20-30の維持では良いが、108.15-20を割れると107.95-05、107.80-90をわれると107.45-55まで視野となるが、維持では更に突っ込み売りは出来ない。
戦略は売りを108.50に置いて、ストップを108.80、更に109.00、109.20に置いてストップを109.55とする。
買いは108.00に置いてこのストップは107.80、更に107.70、107.55、107.30に置いてストップを106.95としたい。
利食いは30BPとしておく。
ドル円60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンドドルも何だかんだ揉み合いだが、若干離れたところにオーダーを置いておく。
上値は1.2685-95が抑えると弱い。
1.2705-10を超えて、1.2715-20、1.2725-35、1.2745-50が視野となるが売りが出易い。
リスクは1.2755-65超え。
下値は1.2665-75の維持では良いが、1.2650-60を割れると1.2635-45、1.2625-35、1.2610-20を割れると1.2585-95、1.2565-75が視野となる。
リスクは直近安値の1.2555-60割れ。
戦略は売りを1.2715、1.2740に置いて、ストップを1.2765とする。
買いは1.2640、1.2600、1.2580においてストップを1.2545とする。
利食いは50BPとしておく。
ポンドドル60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者おすすめ!テクニカル指標「一目均衡表の雲の捻じれ」
一目均衡表は相場をやっている人なら誰でもご存じのテクニカル分析。
通常は基準線、転換線、遅行線、先行スパン1、先行スパン2で、位置関係から相場の方向性を見る分析だが、今日はこの中でちょっと変わった使い方をご紹介したい。
それは「雲の捻じれ」というもの。
一目均衡表の中でも特に先行スパン1と先行スパン2は見た目がまるで雲のように見えることで、この上に価格がある時は「相場が晴れ(強気)」と見て、逆に下にある時は「相場が曇り(弱気)」と見る。
今回この「捻じれ」とは、この先行スパン1と先行スパン2の位置と価格とは関係なく、ある時この価格が逆転する時を指して「雲の捻じれ」として、日柄的に見る方法をご紹介する。
以下のドル円の日足チャートをご覧頂きたい。
赤丸が雲の捻じれが発生した位置だが、ある時は捻じれる時期に絡めて相場が下支えとなってその後、反発。
逆に捻じれに併せて、相場が反落となっているようなケースが度々確認できる。
一目均衡表の雲の捻じれを表したドル円日足チャート
これを利用して、相場が雲の捻じれのタイミングで一定の動きを示すことが出来るか注目すると、トレードの一定の参考になるという見方。
現状はどうかというと、矢印の位置が丁度6月13日に111円前後で雲が捻じれているが、つまりこの時期に相場が反転できないということは、逆のリスクが高いということ。
一種の失望を示す形だが、そうなるとこの週末、想定外の下値トライの可能性があるのか注目しておこう!
作成時間2019年06月14日 10:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」