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米中通商交渉の方向性は?向かう方向によってはリスク回避に繋がる可能性も
米経済指標は予想以上の弱い結果に!リスク回避の展開が続く
昨晩の海外市場は米12月小売売上高が約9年ぶりの大幅な減少となったことや、1月卸売物価指数、週間新規失業保険申請件数も予想より弱い内容だった影響を受けた結果となった。
さらに、
「米中通商交渉は改革の要求を巡り依然として隔たりが大きい」
との一部報道を受け、リスク回避的な展開が優勢となった。
NYダウは一時235ドル安まで下落。
金融緩和期待が下値を支える一方でサンダース米大統領報道官(サラ・エリザベス・ハッカビー・サンダース)が、
「米大統領は予算案に署名し、非常事態を宣言する」
としたことが嫌気された。
ドル円は111.13を高値に110.46まで下落。
ユーロドルは1.1250から1.1310まで反発し、ポンドドルは1.2774まで下落した。
クロス円ではユーロ円が124.74。
ポンド円が141.31、オージー円が78.24、NZD円が75.43、カナダ円が82.92まで値をさげた。
昨日のポジションは110.97の売りを110.55の買い注文で1単位相殺。
更に110.584で買い戻し、ユーロドルの1.1290の売りを1.1269で決済しており、デイでは「+1.03円」
従って月間損益は「+0.68円」年間累計損益は「+2.91円」となりやっとプラス圏を回復できた。
★13:30 (日) 12月鉱工業生産・確報値 [前月比] (前回-0.1%)
★13:30 (日) 12月鉱工業生産・確報値 [前年同月比] (前回-1.9%)
★★★18:30 (英) 1月小売売上高・除自動車 [前月比] (前回-1.3% 予想0.2%)
★★★18:30 (英) 1月小売売上高・除自動車 [前年同月比] (前回2.6% 予想3.0%)
★★★18:30 (英) 1月小売売上高 [前月比] (前回-0.9% 予想0.2%)
★★★18:30 (英) 1月小売売上高 [前年同月比] (前回3.0% 予想3.4%)
★19:00 (ユーロ圏) 12月貿易収支・季調済 (前回151億ユーロ 予想157億ユーロ)
★19:00 (ユーロ圏) 12月貿易収支・季調前 (前回190億ユーロ)
★22:30 (加) 12月対カナダ証券投資額 (前回 94.5億加ドル)
★★★22:30 (米) 2月NY連銀製造業景気指数 (前回3.9 予想7.0)
★★22:30 (米) 1月輸入物価指数 [前月比] (前回-1.0% 予想-0.1%)
★★22:30 (米) 1月輸出物価指数 [前月比] (前回-0.6% 予想-0.1%)
★★★23:15 (米) 1月鉱工業生産 [前月比] (前回0.3% 予想0.1%)
★★★23:15 (米) 1月設備稼働率 (前回78.7% 予想78.7%)
★23:55 (米) ボスティック・アトランタ連銀総裁講演
★★★00:00 (米) 2月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値 (前回91.2 予想93.0)
★06:00 (米) 12月対米証券投資・除短期債 (前回376億ドル)
★06:00 (米) 12月対米証券投資 (前回310億ドル)
★★★ムニューシン米財務長官・ライトハイザー米USTR代表「習国家主席と会談」
★★米国・暫定予算期限
★★米国債償還(1036億ドル)
★米企業決算:ペプシコ、クラフト・ハインツ、ディア、ムーディーズ
12月米小売売上高の影響が大きく、まだリスク回避の展開が続きそう
今日の注目はまず、英国の1月小売売上高。
ブレグジットの駆け込み需要もあって、強い結果が見えても結果だけで英経済が強いとの見方にはならない。
ポンドが結果で上昇しても売り場探し。
ユーロ圏12月貿易収支やカナダ12月対カナダ証券投資額に対する市場の関心度は低い。
米国では2月NY連銀製造業景気指数、1月の鉱工業生産・設備稼働率や2月ミシガン大学消費者信頼感指数の速報値が焦点となる。
特に昨日発表された12月小売売上高が大幅に悪化した事もあり、寒波や政府閉鎖の影響を考えると強い結果は想定しづらい。
弱い結果が更にドルの上値を押さえる可能性に留意しておきたい。
その他では、米国の暫定予算の期限に関しては、トランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)が超党派で合意した予算案に署名する見通しなので、この影響は少ないと思う。
一方で北京では、米中通商協議に絡めてムニューシン米財務長官(スティーブン・ムニューシン)とライトハイザーUSTR代表(ロバート・ライトハイザー)が、習近平国家主席と会談する。
米中通商交渉に関しては合意間近との見方や依然として隔たりが大きいと見方が分かれている。
3月1日の期限を控え、はっきりとした方向性が見えてくるか注目だが、不協和音が聞こえて来るならリスク回避の動きにつながり易いことは注意しておきたい。
ドル円=110.00~111.00
ポンド円=140.50~142.50
ドル円は逆張り、ポンド円は日足の雲が守れるか注目
ドル円は流石に111円は重く調整。
ただ下値も堅くなりそうなので、今日は110円台での推移を想定して逆張りスタンス。
上値は110.60-70が押さえると弱い。
110.75-85を越えても110.95-05では売りが出易い。
111.05-15を越えて111.15-25、111.35-45を越えて111.45-55、111.65-75、111.75-85、111.95-00、112.05-15、112.25-30、112.35-40、112.45-55が順次視野となる。
下値は110.35-45の維持では良いが、割れると110.25-35、110.15-25、110.05-15、109.95-05、109.85-95、109.75-85、109.60-70が順次視野となる。
リスクは109.50-60や109.35-45割れ。
戦略は110.65、110.95に置いてストップを111.15とする。
買いは110.25、110.00、109.75、109.60に置いてストップを109.35とする。
利食いは揉み合いを前提に、30BPとしておきたい。
ドル円60分足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンド円は日足の雲が守れるか注目だが、やはり戻っても上値は重いと思う。
従って突っ込みは避けて慎重に戻り売り場探し。
上値は141.85-05、142.25-35、142.55-65、142.75-85が押さえると弱い。
142.95-05や143.25-35超えて、143.55-75が視野となるが売りが出易い。
このリスクは144.15-20超え。
一方下値は141.25-35や141.10-20を割れると140.50-60、更に139.50-60まで視野となる。
戦略は売りを142.00、142.55、142.80に置いて、143.35をストップとし利食いは50BPとする。
買いは付かなくても良いつもりで深目で140.60、140.10に置いてストップを139.45としておく。
ポンド円日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
それでは、今夜も「Good Deal!」