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FOMCまでドル円相場は動かない?利下げ期待の過剰な織り込みには注意
目次
FOMC・日銀金融政策決定会合前に様子見ムードの為替相場
昨晩の海外市場は米FOMCや日銀金融政策決定会合を前に様子見ムードの中、ポンド安が進んだ。
米対中追加関税第4弾に向けた公聴会では非案が相次いだが、反応はなく米6月NY連銀製造業景気指数やNAHB住宅市場指数が、予想を下回ったが影響は薄く、NYダウは上下100ドル内の動きに留まったが、プラス圏で終了した。
ドル円は108.72から108.53で上下。
ユーロドルが1.1204から1.1247まで一時反発。
ポンドドルは保守党党首選を控えて1.2608から1.2534までじり安となった。
クロス円ではユーロ円が121.55から122.13で上下。
ポンド円は136.94から136.08まで下落。
オージー円が74.37、NZD円が70.46まで値を下げ、カナダ円は80.90から81.11で上下した。
前日(6/17)のポジション&損益「デイトレは遅い時間の約定が厳しい」
昨日のポジションはユーロドルの1.1245の売りが約定。
これを1.12166で決済。
ポンドドルの1.2550の買いは良いところがなく、1.25377で損切となり、デイでは+0.175円に留まった。
従って、月間損益は+1.57円、年間累計損益は+18.89円となる。
損益比較 | 一昨日(6/16) | 前日(6/17) |
---|---|---|
デイリー損益 | ▲0.618円 | +0.175円 |
月間損益 | +1.40円 | +1.57円 |
年間累計損益 | +18.71円 | +18.89円 |
だいまん氏のぼやき「ポンドドル、買いの約定は既に時遅し」
昨日のポンドドルの買いは約定が東京時間午前2時半ころだったが丁度、寝ていたので3時過ぎに起きた時は「既に時遅し」で、ほとんど利食えるチャンスがなかった。
やはりデイ・トレードの場合、早朝の約定は厳しい。
早目に諦めるのが得策だよね。
本日の注目材料「英保守党党首選は早々と候補決定か」
★ 18:00(ユーロ圏)4月貿易収支・季調済(前回179億ユーロ予想163億ユーロ)
★ 18:00(ユーロ圏)4月貿易収支・季調前(前回225億ユーロ)
★★★ 18:00(ユーロ圏)5月消費者物価指数・改定値[前年同月比](前回1.2%予想1.2%)
★★★ 18:00(ユーロ圏)5月消費者物価指数・コア指数・改定値[前年同月比](前回0.8%予想0.8%)
★★★ 18:00(独)6月ZEW景況感調査(前回-2.1予想-5.8)
★★★ 18:00(ユーロ圏)6月ZEW景況感調査(前回-1.6)
★★ 21:30(加)4月製造業出荷[前月比](前回2.1%予想0.4%)
★★★ 21:30(米)5月住宅着工件数[年率換算件数](前回123.5万件予想123.7万件)
★★★ 21:30(米)5月住宅着工件数[前月比](前回5.7%予想0.2%)
★★★ 21:30(米)5月建設許可件数[年率換算件数](前回129.6万件(129.0万件)予想129.0万件)
★★★ 21:30(米)5月建設許可件数[前月比](前回0.6%(0.2%)予想0.0%)
★★ 23:00(英)カーニー英中銀総裁講演
★★★ 英保守党党首選・第2回投票
ユーロドル=1.1170~1.1270
ポンドドル=1.2500~1.2630
昨晩はFOMCを控えて、比較的静かな展開となったが、本日も明日の結果発表を控えて動きづらい展開が続きそうだ。
経済指標としては、ユーロ圏では5月消費者物価指数の改定値、ドイツとユーロ圏の6月ZEW景況感調査が焦点。
弱い結果は想定の範囲も、それでもユーロ相場の上値を抑えるか注目したい。
カナダでは4月製造業出荷の強弱次第だが、関心度の低い指標であり、影響はあまりないかもしれない。
米国では5月住宅着工件数と建設許可件数に注目だが、直近弱い経済指標が目立っている。
弱い結果が米長期金利を抑えるとドルにマイナスの影響を与えそう。
要人発言としてはドラギECB総裁(マリオ・ドラギ)はユーロ圏経済に自信を示しても、一方で追加の緩和策を示唆するとユーロの売り要因。
カーニー英中銀総裁(マーク・カーニー)は早期の利上げの可能性に言及があれば、ポンド相場の買い戻しにつながりそう。
英保守党の第2回目の党首選の投票の結果がブレグジット強硬派のボリス・ジョンソン氏の優勢となるなら、ポンドの売りに再度繋がることは留意して対応したい。
今日の戦略「ドル円トレードは今日も止めておきたい」
ユーロドルは、堅調も揉み合いの域を出ていない。
FOMCもあり基本逆張りで臨みたい。
上値は1.1245-50を超えて、1.1260-70が視野となるが抑えると弱い。
1.1285-95や1.1295-05を超えても1.1325-30では売りが出易い。
下値は、1.1210-20の維持では良いが、1.1195-05を割れると1.1175-85、1.1165-75が視野となる。
維持では堅調も1.1155-65を割れると1.1145-50、1.1135-40を維持できずに、1.1125-30や1.1105-10を割れる調整が深まる。
戦略は売りを1.1270、1.1330に置いてストップを1.1350とする。
買いは1.1180、1.1155に置いてストップを1.1115とする。
利食いは30BPとしたい。
ユーロドル日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ポンドドルは調整が続いているが、追いかけて売るのは厳しい。
また保守党の党首投票の結果次第では買い戻しも入るとみて、更なる調整は買いも狙いたいが、大きめも戻りでは売り狙い。
上値は1.2550-60、1.2565-75、1.2585-95が抑えると弱い。
1.2605-10を超えて、1.2615-25、1.2625-35が視野となるが、抑えると上値追い出来ない。
リスクは1.2645-55や1.2655-65超え。
下値は1.2525-30の維持では良いが、割れると1.2495-05、1.2475-80まで順次視野となるが維持は不透明。
リスクは1.2440-50の1月3日の安値割れ。
売りは1.2565、1.2595に置いてストップを1.2610、更に1.2630と1.2655、1.2885に売りを置いてストップを1.2710とする。
買いは既に1.2541で1単位買っており、更に1.2505、1.2460に買いを入れてストップを1.2440とする。
利食いは一応70BPとしておくが、利食えれば利食いを優先したい。
ポンドドル週足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
FX初心者向け!本日のテクニカル指標解説「エリオット波動」
相場は、波動(一定の上下運動)を描いて上昇したり、下落したりすることは皆さんもご存知と思う。
この波動のパターンを分析、理論化したのが、米国人のラルフ・ネルソン・エリオット氏で、一般に「エリオット波動論」と言われている。
これには色々細かい分析もあり、基本は相場は上昇トレンド、下降トレンドとも全部で8波で構成されている。
最初に上昇波(下降波)が1~5波あり、次に下降波(上昇波)がABCの3波を伴って一定のサイクルを繰り返すと定義されている。
以下が現状のポンドドル相場に週足チャート。
1.43台の高値から丁度、現状は第5波の下落途中にある。
これで現状が直ぐに下げ止まりを見るのは時期尚早で、今後第3波の底値を割れなければ形的にはエリオットの形成にはならない。
その場合、大きな下ヒゲとなる可能性が高く、もし第4波の上昇幅を、第3波の底値から下落を拡大すると仮定すると、1.15までターゲットになる。
この理論は、実際の実現例はあまり見たことはないが、こういった下落では大口ストップ・ロスが出易く、どういった位置まで下げるかは断定できない。
短期的な下ヒゲで終わり、加えて第3波の底値を超えると一定の下値着きと見る形となる。
その場合、その後ABCの大きな反転波を形成するかも注目となる。
エリオットは株式市場中心に見て来たので、その後反転相場に変わると見ようだが、為替市場は中立市場なので、第8波を完了した後も再び下落波動を作る可能性があることは留意しておこう。
ポンドドル週足チャートの第5波下落途中
作成時間2019年06月18日 10:00AM
それでは、今夜も「Good Deal!」