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【FX初心者向け】FXを資産運用で活用するおすすめの方法と業者
「FXによる資産運用を検討しているけど、仕組みやメリット・デメリットがよく分からない」という不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
資産運用としては、株式や債券、投資信託といった金融商品に投資する方法も存在します。しかし、ある程度の元手となる資金が必要だったり、短期間では利益を出しにくかったりといった問題があります。
資産運用の方法としてFXを選べば、比較的少ない資金から投資を始められます。また、デイトレードやスキャルピングというトレード手法なら、短期間で利益を獲得することも可能です。長期間にわたってポジションを保有し、スワップポイントで稼ぐことも可能です。
そこで本記事では、FXの未経験者または初心者に向けて、資産運用方法としてのFXの特徴や運用期間による違い、注意点について解説します。
資産運用としてのFXの特徴
現在、日本のFX業者では、証拠金を担保として預け入れることにより、最大で25倍の資金を動かすことが可能です。例えば、4万円を証拠金としてFX業者に預けることにより、最大で25倍の100万円分の外貨を売買できます。この仕組みは「レバレッジ」と呼ばれます。少ない元手で多額の資金を動かせることがFXの特徴です。
資産運用を考える際に、海外の通貨を扱う点で似ている外貨預金では「買い」からエントリーするしかありませんが、FXでは「先に買って、後で売る」だけではなく「先に売って、後で買い戻す」ことも可能です。そのため、価格が下がり続けている場面でも利益を出せるという特徴があります。
このように、FXには他の投資方法には無いメリットがあります。資産運用の選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。短期・長期の2つの資産運用方法
FXにおける資産運用方法は、以下に示す2つの種類があります。
- 短期売買
- 長期売買
短期売買は、ポジションを保有(エントリー)してから決済するまでの期間が短いトレード方法です。ポジション保有期間が1日未満の場合は「デイトレード」と呼ばれ、数秒~数十秒程度の場合は特に「スキャルピング」と呼ばれます。短期売買では、何度も取引を繰り返して売買差益を積み重ねていきます。
短期売買の際に注意したいのが、「買い価格」と「売り価格」の間にある「スプレッド」と呼ばれる価格差の存在です。このスプレッドがFX業者の利益になっています。短期売買では何度もトレードを繰り返すので、スプレッドの大きさが重要になります。なるべく多くの利益を出すために、スプレッドの小さい業者を選びましょう。
長期売買では、長期間ポジションを保有し、異なる通貨の金利差で利益を出します。金利の低い通貨(例えば、日本円)を売って、金利の高い通貨(例えば、メキシコ・ペソ)を買ってポジションを保有していると、FX業者から「スワップポイント」と呼ばれる金利差調整分を毎日受け取ることができます。売買する手間をかけずにポジションを保有し続けているだけで利益を獲得できる点が魅力です。
なお、付与されるスワップポイントは業者によって異なります。長期売買で利益を出すことを考えている方は、FX業者の公式サイトに掲載されているスワップポイントを比較して、なるべく多く付与される業者を選択しましょう。
FXで資産運用する際の注意点
FXで資産運用を始める際には、メリットだけではなく、デメリットも存在することを理解しておきましょう。FXでは、リスク管理を徹底しなければ大損してしまう可能性があります。トレードを行う際には、以下の点に注意してください。
- レバレッジの倍率を高くし過ぎない
- 重要な経済指標の発表前には一旦ポジションを手仕舞いする
- スワップポイントで稼ぐ場合は金利の動向に注意する
オンライン上に溢れている「FXで大損をした」という情報を目にして、FXが危険であると感じている方もいるかもしれません。大損するのは、無謀な短期売買を繰り返した方に多く、リスク管理がきちんとできていない人に多いようです。アメリカ雇用統計などの重要経済指標の発表前後に、25倍といったハイレバレッジでギャンブル的に短期の売買を行うことは止めてください。
レバレッジの倍率を低めにしておくことは短期売買だけではなく長期売買においても大切です。スワップポイントで稼ぐ場合、長期的にポジションを保有しておくことになるため、重要な経済指標の発表で相場が上下に激しく動いてもロスカットされないように、証拠金を多めに入金しておきましょう。
また、スワップポイントは日々変動するので毎日金利をチェックしてください。ポジションを保有しているだけで毎日利益を得られることは魅力的ですが、金利が変動するとマイナスのスワップポイントになるケースもあります。
ポジションを保有した時点では「低金利通貨で、高金利通貨を買った」としても、月日が経過するなかで金利が変動し、高金利通貨が低金利通貨になってしまう可能性があります。そのまま放置しておくと、業者に毎日手数料を支払うことになるため、損失が積み重なっていきます。速やかにポジションを決済しましょう。
まとめ
FXと聞けば短期的なトレードのイメージを持っている方も多いかもしれませんが、長期的な運用を考えている方でも、FX特有のスワップポイントで十分資産運用が可能であることを分かっていただけたのではないでしょうか。
またFXに対して危険なイメージを持っている人も、きちんとリスク管理することで大損を避けられるようになります。FXに興味がある方は、一度始めてみることをおすすめします。