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FX初心者が知るべき基本的な注文方法と種類を解説

これからFXを始めてみたいと考えている人や、すでに口座開設も無事終え、入金も完了し取引を始めようとしているような初心者の方は、まずさまざまな種類があるFXの注文方法について理解しておく必要があります。
初心者の方が一度に全ての注文方法を覚えて、実際に使用することは難しいので、まずは基本的な注文方法を知って試してみることをおすすめします。FXの注文方法や取引そのものに慣れた後、必要に応じて新し注文方法を理解して、実際のトレードで試してみるのが良いと思います。
それではFXの基本中の基本である8つの注文方法について説明していきます。
目次
基本の成行(なりゆき)注文
成行(なりゆき)注文とはFXで最も基本的な注文方法です。成行(なりゆき)注文は、現在相場の価格(レート)で取引する注文方法です。名前の通り、成り行きで行う注文方法で、トレードの成立を最も優先する方法で、売買したい価格を設定する必要もありません。
そのため今すぐに買いたい、もしくは売りたいといった時に注文を出せば、その時の相場の価格で注文が完了するというシンプルな方法です。
成行注文は簡単で分かりやすいため、トレードに慣れるためにもFX初心者の初めての注文方法としては最適です。ただしその特徴から注意しなければいけないことがあります。相場は常に動いているため、レートもリアルタイムで変動します。そのため、成行注文を出してから確定に至るまでのわずかな時間差で、想定していた価格で確定しないというケースが発生することもあります。
初心者にもシンプルで分かりやすい成行注文は、注文すれば確実に売り買いが成立するというメリットがある反面、実際に売買された価格は、約定された後になってからでないと分からないといったデメリットもあります。この確定した際のレートがズレてしまうことは「スリッページ」と呼ばれます。スリッページはFX業者を問わず必ず発生してしまうことです。
取引の早い成行注文を行う際は、レートの変動状況を把握することが重要になります。 変動状況を見ることによってある程度の予測はできますが、FX初心者の方が成行注文を行う際は、必ず注文した価格で確定しない可能性があることを頭に入れスリッページにも注意しましょう。
(例)
米ドル/円のレートが買値110円、売値115円の場合に成行注文を出すと、買いたい時は110円で買えますし、売りたい時は115円で売れます。
指値(さしね)注文
指値(さしね)注文は、FX業者に前もって自分の希望するレートで注文を出しておく方法で、希望の価格になった時に取引が行われます。
つまりある価格になったら買う、もしくは売るという注文を設定するので、指定した価格にならない限り取引は成立しません。例えば、指値注文は米ドル/円のレートが1ドル=100円の時に、98円まで値下がりしたら買うといった予約注文が可能です。そのため、外出時など常にレートを確認できない時などに便利な注文方法です。
一方で、相場によっては自分の設定した価格になかなか到達しないこともあり、取引が成立するまでに時間がかかることもあるので、価格の設定には注意が必要です。とにかくすぐにトレードを成立させたい場合は「成行注文」で注文しましょう。
これからFXのトレードをやっていく上で欠かせない注文方法なので、初心者の方はまずは少額からでもいいので、「指値注文」を使いこなせるように試してみることをおすすめします。
米ドル/円を110円で買っている状態だとすると、115円で売りたいという指値注文をする。
→実際に決済が完了すれば5円の利益に!
逆指値注文
逆指値注文とは、その名の通り先ほど説明した指値注文の逆であることをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。指値注文では、希望レートより「安くなったら買う」「高くなった売る」といった注文方法でした。
逆指値注文の場合は、逆に希望したレートより「安くなったら売る」「高くなったら買う」という指値注文の逆の方法になります。そのため逆指値で買い注文を入れる場合は今より高い価格に設定、売り注文はレートを今より低い価格に設定する必要があります。
最初は難しいかもしれませんが、逆指値注文は初心者の方でもぜひ覚えてもらいたい注文方法の1つです。というのも、逆指値注文を使いこなすことで、利益の確保や損失の最低限に抑えることができます。「買いポジション(ロング)」を保有している時に、自分の予想と反してレートが大きく下がった場合に備えて、予め逆指値をいれておくことでレートが下がっている途中で決済することができ、損失を抑えることにつながります。
逆指値注文はFXの基本的な注文方法の1つなのでぜひ使い方をマスターするようにしましょう。
米ドル/円を115円で買っていた場合、110円で売りたいという逆指値注文を設定しておく。
→5円の損失を確定させる注文ですが、最大の損失も5円に抑えられます。
IFD注文
IFD注文は、新規の注文と決済を同時に出すことができる注文方法です。IFDは「イフダン」と読み、IF=「もしも」、D=DONE「実行する」という意味があります。
もう少し具体的に説明すると、「いくらで買う(売る)」という新規注文とこの注文が成立した後に「いくらで売る(買う)」という決済注文を同時に出しておくことができます。
そのため、あらかじめ予測して狙って決めておいたレートと決済したいレートの2つを同時に入れることができる注文方法です。
注文は、「指値」でも「逆指値」でも設定できます。予測通りに相場が動いた場合の「利益確定」やチャートを見ていられなかった間に相場が急に変動して大きな損失を生んでしまわない為にも、有効な方法とされています。
普段仕事で忙しい人や常にチャート見続ける時間のない方にはとても便利な注文方法で、FXのトレードに慣れてきた初心者の方も積極的に使えるようになりたい注文方法だと言えます。
現在の相場が1ドル=115円だとします。
もし118円になったら買いたいという「逆指値注文」+その後に「もし120円に上がったら売りたいという「指値注文」をする、という「IFD(イフダン)注文」をします。
→相場が予想通り120円になったら、利益確定です!
OCO注文
OCO(オーシーオー)注文とは、「One Cancel the Other」の頭文字をとった名称になります。
指値と逆指値の注文が2つ同時にできる注文方法のことを指します。
新規注文でも決済注文でもどちらの場合にも注文できる発注方法で、注文方法としてはOCO注文を選択したら「指値○円」「逆指値○円」と価格を入力するだけのシンプルなものです。
OCO注文のメリットは注文設定時に損失のストップと利益の確定の注文が同時にできることです。下記の例を読んでいただけると、OCO注文のイメージが深まると思います。
最近のFX業者は、OCO注文が可能なところが多いことから、OCO注文がFXトレードをする人たちの間で需要のある注文方法ということが分かります。
新規注文でも決済注文でも、また損失のストップと利益の確定も同時にできるOCO注文は、初心者でも使いこなしていきたい注文方法といえます。
(例)
1ドル=115円で1万ドルを買っていた場合、1ドル120円なったら売る「指値注文」と、
1ドル110円で売る「逆指値注文」を同時に出しておきます。
IFO注文
IFO注文とは、IFD+OCOを組み合わせたものであり、FX会社や口座によっては、「IFDO」や「IFDOCO」と表示されています。IFO注文では、新規の注文を出しながら、2つのパターンの決済を同時注文する方法です。
イメージは下記のような注文方法になります。
→「もしレートがここまできたら売りたい」(決済①)
→「しかし、ここまで下がったら損失をストップさせたい」(決済②)
IFDとOCO注文が組み合わさっただけあり、これまで紹介した注文方法の中でも複雑かもしれません。しかし、一度慣れてしまうと、とても利便性の高い注文方法になるので、少しFXのトレードに慣れたという初心者の方は一度試してみるといいかもしれません。
上記でご説明した注文方法に比べると少し複雑ですが、慣れてしまえばなんてことありません。
仕事で忙しいサラリーマンをはじめ、家事や育児で手が離せない主婦の方など、日中にチャートを見ることが難しい人でも一定時間チャートを見れなくても注文さえしておけばOKなので、おすすめです。
現在の米ドル/円が115円のときに、もし118円になったら買いたい。
出来るなら120円で利益を確定したい。
ただ、110円になったら損切りしたい。
トレール注文
トレール注文とは、すでにポジションを持っている時に使う注文方法です。現在の価格からどれだけ変動したら決済か新規注文をするか、というような変動する幅のことをトレール幅と言います。
「このポジションをどこで決済しようか......」と迷う時に使います。
逆指値価格はこの時点で109円です。
そこからレートが上がるとともに、逆指値の価格も上昇してドルが112円の時、逆指値は111円。
その後ドルの価格が下降したとしても逆指値の価格はそこで固定され、109円になると逆指値注文が適用され、売りが約定となります。
相場の変動に追って逆指値の価格を上げてくれるので、パソコンに張り付いて相場を見ていなくても、より高い価格で売りを確定させることができます。
上記は「買い(ask)」の例ですが、「売り(bid)」でもトレール注文は可能です。このように損失の最小化と利益の最大化を目的とする注文方法が、トレール注文です。
期日指定注文
期日指定注文とは、新規注文の際にあらかじめ注文の有効期限を決めておく方法です。
FX会社ごとに定められている期限は異なりますが、それまで出しておいた注文が自動的に続く仕組みとなっています。
もちろん期限内に自分の希望通りに取引が約定すれば、その場で終了となります。
どうしても、「ここまで価格が下がらないなら買わない」または「ここまで上がらないなら空売りしたくない」といった時に使う事があると思います。
「指値注文」などは、ほとんどの会社で有効期間が1週間程度が目安となるため、1日のうち頻繁に相場をチェックできない人にとっては便利な注文方法となるのでぜひ活用しもらいたい注文方法の一つです。
初心者でも覚えておきたいさまざまなFXの注文方法
これまで紹介してきたように、FXにはさまざまな注文方法があります。初心者の方でも、デモトレードなどで「成行」「指値」「逆指値」の3つの注文方法は覚えてから本番に挑むのが良いでしょう。
特にIFD・OCO・IFO注文は、仕事中や旅行中、就寝中などチャートや取引画面を見ることが難しい時間に予想もできないレートになってしまった時でも対応できてしまう注文方法です。これからFXを始めようとしている人で、いきなり専業でトレードする人は少ないと思います。そのため、これらの注文方法は覚えておいて損はありません。
またFXを始めたばかりの初心者にとっては、一度にさまざまな注文方法を覚えて使いこなすのは難しいと思います。そのため1つずつ使える注文方法をマスターして、自身のトレードスタイルを確立させるようにしましょう。
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