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GDPとは?小学生でもわかる解説!為替の関係も理解しよう!

いきなりですが、GDPとは、何のことだか分かりますか?
今回はGDP特集ということで、GDPとは一体なんなのか?、FXとどういった関わりがあるのか?など解説していきます。GDPは、為替の動きと関係がありますので、ここでGDPへの疑問を一気に解決しましょう!
目次
GDPとは?
GDP(じーでぃーぴー)とは、
『Gross(合計)Domestic(国内)Product(生産)』の頭文字をとった略語です。
日本でも『国内総生産』と言われています。
意味として、『一定期間の間に国内で生産された付加価値の合計金額』を指しています。
日本国内で生み出されたモノの儲かった金額と考えると分かりやすいのではないでしょうか。
しかし、『付加価値』とは何のことなのでしょう?
実際に国内で行われている経済活動(販売など)の仕組みを見ると、付加価値が何を意味するの理解できると思います。
それでは次の図を見てみてください。
お店には、あなたにテレビを売った時点で5万円の売上が出ます。
この時、電機屋さんは「3万円の付加価値を生み出した」ということになります。
今回の場合だと、材料は「2万円のテレビ」になりますね。 そして、お店がうまいセールストークでお客さんにテレビを売る度に、3万円の価値が生まれています。
このように、お店の利益となった3万円がGDP(国内総生産)として計上されます。
GDPとは『一定期間の間に国内で生産された付加価値の合計金額』のこと。
つまり『国内の誰かが稼いだ金額の合計』ということになるので、GDPを見れば国内における、あらゆる業種の人々が稼いだ金額の合計がどれくらいなのかが分かるわけです。
ニュースなどで「GDPがマイナス」という報道を見たことはありませんか?
この報道が意味するのは、「国内の市場規模が昨年より縮小した」ということになります。
市場規模の縮小は、営利活動が活発ではなくなってきたことを指します。
そして、活発的ではない企業は倒産せざるを得なくなるなどの状況になり、経済悪化につながるわけです。
GDP発表で為替レートは動くのか?
GDPは国の景気が良いのか悪いのかを表す指標なので、数値(成長率)が良かった場合、その国の通貨は買われやすい傾向にあります。
ですが、注意しておきたい点として、GDPが発表されたから為替相場が大変動をすることはほとんどありません。
その理由は、既に予想がされているからです。
経済指標の発表で相場が大きく動くのは、予期せぬ出来事が起きたときです。
例えば、発表された数値が、予測していた数値と大きくかけ離れていたときなどです。
しかし、経済指標の結果を予測しているのは、世界中の優秀なアナリスト達。
なので、予測が大きく外れることは少ないのです。
ちなみに毎月第一金曜日に発表される米雇用統計ですが、企業の業績や運営方針によって急に失業率の悪化・改善が起こるせいか、予測と異なる数値が発表されることも多い傾向にあります。
この時期は、為替レートも変動が激しくなる可能性もあるので、十分注意しておきましょう。
実際のチャートを見てみよう!
まずは、日本のGDPが発表されたときの様子。
例として、2016年4~6月期(2次速報)GDPが発表されたときを見てみましょう。
日本のGDP発表時の為替相場(ドル円)
2016年9月1日の予測では、『前期比+0.2%』から大きな変更はないと予想されていました。
9月8日に発表された結果は『+0.2%』となり、 1次速報の『+0.0%』より上回る数値に。
つまり、前年と同じ推移でプラスとなり、予測通りだったことがわかります。
上下にヒゲはできているものの、発表されたタイミングでは結局101.50円台に留まる形になっています。
米国のGDP発表時の為替相場(ドル円)
次に、アメリカのGDPが発表されたときの様子。
こちらも同じく例として、2016年4~6月期(2次速報)GDPを見てみます。
この時の市場予測は『前期比+2.6%』とされていました。
しかし、実際は『+1.2%』との発表になり、エコノミストの予想を大きく下回る結果となりました。
この結果を受け、市場はドル売り傾向に。
106.00円間際だった価格は102.00円まで一気に落ち込んでいます。
このように、GDPは発表内容次第では急激な動きとなる場合があるという理由から、見逃せない経済指標となるのです。
GDP発表のスケジュールを確認しよう!
日本もアメリカも、四半期に一度のペースで発表が行われます。
しかし、日本とアメリカでは発表方法が少し違いますので、その点もしっかり覚えておきましょう!
日本のGDP発表スケジュール
四半期の終了後、約1ヶ月半後に【1次速報】、またその約1ヶ月後に【2次速報】が発表されます。
下記は2020年の四半期別GDP速報発表のスケジュールです。
対象期間 | 発表予定日 | 発表時刻 |
---|---|---|
2020年1-3月期(1次速報) | 2020年5月18日(月) | 8時50分 |
2020年1-3月期(2次速報) | 2020年6月8日(月) | 8時50分 |
2020年4-6月期(1次速報) | 2020年8月17日(月) | 8時50分 |
2020年4-6月期(2次速報) | 2020年9月8日(月) | 8時50分 |
2020年7-9月期(1次速報) | 2020年11月16日(月) | 8時50分 |
2020年7-9月期(2次速報) | 2020年12月8日(火) | 8時50分 |
2020年10-12月期(1次速報) | 2021年2月15日(月) | 8時50分 |
2020年10-12月期(2次速報) | 2021年3月9日(火) | 8時50分 |
アメリカのGDP発表スケジュール
アメリカも四半期の終了後に随時発表されますが、速報値、翌月に改定値、翌々月に確報値、といった3段階の順番で発表されます。
基本的に速報値は【1月、4月、7月、10月】の下旬に発表されます。
下記を参考に、今後の発表スケジュールを考えてみるとわかりやすいかと思います。
対象期間 | 発表予定日 | 発表時刻(日本) |
---|---|---|
10-12月期(速報値) | 1月下旬 | 22時30分 |
10-12月期(改定値) | 2月下旬 | 22時30分 |
10-12月期(確報値) | 3月下旬 | 21時30分 |
1-3月期(速報値) | 4月下旬 | 21時30分 |
1-3月期(改定値) | 5月下旬 | 21時30分 |
1-3月期(確報値) | 6月下旬 | 21時30分 |
4-6月期(速報値) | 7月下旬 | 21時30分 |
4-6月期(改定値) | 8月下旬 | 21時30分 |
4-6月期(確報値) | 9月下旬 | 21時30分 |
7-9月期(速報値) | 10月下旬 | 21時30分 |
7-9月期(改定値) | 11月下旬 | 22時30分 |
7-9月期(確報値) | 12月下旬 | 22時30分 |
生産系の重要な経済指標6つ
生産に関する指標は、対象国の経済状況を表すので、GDPの結果予想にもつながる重要指標となります。
下記は主に企業活動に関する経済指標をピックアップしてみました。
その時のテーマ(活発化している分野)と一致する時にはトレンドを変えるくらいの影響力が出る場合があるので、合わせてチェックしておきましょう!
経済指標 | 発表日 |
---|---|
(米)耐久財受注 | 毎月25日前後の午前中 |
(米)鉱工業生産 | 毎月15日前後の午前 |
(米)設備稼働率 | 毎月15日前後 |
(米)住宅着工件数 | 毎月第3週 |
(米)製造業受注 | 毎月上旬 |
(米)建設支出 | 毎月上旬 |
※上記は全て米国の指標となります。
為替相場はいつ変動するかわかりません。
日頃から日本のニュースだけでなく、自分がトレードしている通貨の国情報もチェックする癖をつけておいても損はないでしょう。
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