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FXのやり方を解説!初心者でも分かる口座開設からトレードまでの基礎知識

目次
少ない元手でも利益を狙えるFX
FXとは、「外国為替証拠金取引」の略であり、異なる通貨(円やドル、ユーロなど)を売買して差益を狙う金融商品です。
資産運用を行う際には、FX以外にも株式や債券、投資信託といった金融商品への投資も選択肢としてあります。ただし、株式投資は元手となる資金がある程度必要だったり、債券や投資信託は長期でコツコツと積み立てて少しずつ利益を増やしていくのに適した金融商品だったりします。
株式投資の場合は一般的に数十万円程度の元手資金が必要ですが、FXは数万円~10万円程度の資金でもトレードできます。また、スキャルピングやデイトレードといった短期売買で利益を出すことも可能なので、「少ない元手で短期間に稼ぎたい」という方に適しています。
しかし、投資の未経験者や初心者は、「FX」という単語を見聞きしたことがあっても、「具体的なやり方」が分からないかもしれません。そこで、本記事では、FXの始め方について、業者の選び方から口座開設やトレードの方法まで解説します。
FX会社の選び方】初心者は国内業者を迷わず選択
FXを始める際は、まず業者を探さなければなりません。日本国内のFX業者は、金融庁の厳しい規制のもとに営業しているので安心・安全です。海外業者は悪質な業者も存在するので、初心者は避けてください。
FX業者を選ぶ際にチェックすべき点を挙げると、以下のようになります。
- 金融庁の規制を守っているか
- 顧客の資産と自社の資産を分別管理しているか
- トレード画面が使いやすいか
- サーバーやシステムが頑健でトラブルが起こりにくいか
なお、ほとんどのFX業者で仮想の資金を使ってFXを体験できる「デモトレード」の機能を提供しています。トレードのしやすさはFXで利益を出すうえで重要なポイントなので、口座開設の前に操作性をチェックして、ご自身にとって最適な業者を探してください。
FXの口座開設方法、マインバーは必須
一般的にFXの口座開設は、以下の手順で行われます。
②本人確認書類の画像をアップロード
なお、マイナンバーを業者に通知する必要があります。「マイナンバーカード」「通知カード」「マイナンバーが記載された住民票の写し」のいずれかのアップロードを求められることが多いので、開設手続きの前に用意しておきましょう。
またFXの口座開設申し込みから実際にトレードができるようになるまでは、FX会社による審査やログインIDやパスワードの郵送などによって数日の時間がかかることがあります。
入金して証拠金とレバレッジを理解
口座の開設が完了したら、入金を行いましょう。多くの業者で即時入金ができる仕組みを用意しており、「クイック入金」や「リアルタイム入金」などと呼ばれています。インターネットバンキングに対応した銀行口座を利用していれば、パスワードや取引暗証番号を入力することで即座にFX業者の口座に入金されます。
FXは、「証拠金」を業者に預け、それを担保にして何倍もの資金を動かせる仕組みになっています。証拠金の額以上に資金を動かせる仕組みは「レバレッジ」と呼ばれます。レバレッジは「梃子(てこ)」という意味です。小さな額の証拠金で大きな資金を動かせる仕組みは、小さな力で重い物体を動かせる「てこの原理」に類似しています。なお、FXでは最大で証拠金の「25倍」の金額を使って通貨の売買を行えます。
必要となる証拠金の額は、「売買する通貨の量」「レバレッジの倍率」「売買する通貨ペアの種類」「取引する際の為替レート」によって変わります。例えば、1万ドルを1ロットとして売買するシステムの業者を利用し、25倍のレバレッジで「米ドル/日本円」という通貨ペアの取引を行う場合、1ドル=100円の為替レートにおける証拠金は「4万円」です。
証拠金を口座に入金したら、次は実際にトレードをしてみましょう。
トレードの方法
FXでは、先に「買い注文」を出して後から売るだけではなく、先に「売り注文」を出して後から買い戻すことも可能です。「売り」からエントリーすれば、価格が下がり続ける局面でも利益を得られます。
FXの注文方法は以下に示すような種類が存在します。
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
成行注文は、注文を出した時点で付いている価格ですぐに買う(売る)方法です。相場が急変してすぐにポジションを決済したい場合に使うと良いでしょう。
指値注文は、「この価格以下で買いたい」「この価格以上で売りたい」というように有利なレートを指定して注文を出す方法です。確実に利益を狙う場合、指値注文で売買を行うと良いでしょう。
逆指値注文は、指値注文とは逆に、「これ以上の価格で買いたい」「これ以下の価格で売りたい」というような注文方法です。利益確定や損切りの際に用いられます。これらの他にもFXにはさまざまな注文方法があります。詳しく知りたい方はこちらの「FX初心者が知るべき基本的な注文方法と種類を解説」をご覧ください。
初心者が注意すべきFXの落とし穴
FX初心者が注意しなければいけないのが、多くのFX業者が導入している、「ロスカット」という仕組みです。ロスカットは、証拠金維持率が一定以下になるとポジションを自動的に強制決済する仕組みであり、投資家が大損してしまうことを防止します。
ハイレバレッジでトレードをしていると、相場が大きく動いた際にすぐロスカットされてしまう可能性が高いです。ロスカットされた際に証拠金以上の損失が出てしまうと、追加証拠金の入金を求められるのでご注意ください。
FX初心者がロスカットと大損を回避するために、まず自分がトレードしているFX業者のロスカットルールを把握しましょう。会社によってロスカットのルールやそのプロセスが異なるので、事前に確認するようにしましょう。
次にトレードする際にはレバレッジをかけ過ぎないよう注意しましょう。元手があまりないからといってレバレッジをかけすぎると証拠金維持率が下がるため、結果としてロスカットの可能性が高まります。初心者は2~3倍ぐらいのレバレッジで取引を始めてみるのが良いでしょう。
そして大損を避けるために最も重要なことは、きちんと「損切り」をすることです。FXで利益を出し続ける人はいません。必ず損失を出すことはあります。しかし、この損失を最低限にすることで、大きな損を回避することができます。例えば、自己資金に対し2%を超える損失が出たら損切するなど、自身で決めたルールを徹底できるようにしましょう。