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為替市場の取引時間(東京・ロンドン・NY)で覚えておきたい雑学
相対取引とは1対1で取引が行われること
外国為替(FX)は世界中で行なわれており、常に価格が変動しています。
日本の投資家は株式市場のイメージが強く、テレビのニュースなどでも東京市場の終値は●●円と報道され、内容も株取引に関することが多いです。
相対取引は買い手と売り手が1対1で取引を行います。
為替市場は、相対と言われる取引方法で世界中の金融機関が張り巡らしたネットワーク上で取引が行われます。
東京・ロンドン・ニューヨークの3か所に世界三大証券取引所と呼ばれる代表的な取引所があります。
日本国内でいうなら、東京証券取引所(東証)、大阪証券取引所(大証)、名古屋証券取引所(名証)の3か所でしたが、大阪証券取引所は2013年7月に市場統合が行われ、現物市場取引が東証に統合されたため、廃止されました。
八百屋で白菜を買っても相対取引
例えば、あなたが八百屋で白菜を買ったらそれが相対取引です。
この場合は、あなたが買い手となり、八百屋の店主が売り手となります。
このように、間に取引所を介さない1対1の取引が相対取引です。
朝はオセアニアのニュージーランドに始まり、日本などのアジア、中東、イギリスやドイツなどの欧州、最後にアメリカと時差があることが幸いして平日24時間途切れず取引できます。
東京市場やニューヨーク市場の意味
取引が活発に行なわれている時間帯を「○○市場」と呼び、ニューヨーク市場、ロンドン市場、東京市場が三大市場と呼ばれています。
誤解しないためには【東京市場より東京時間帯】と呼ぶ方が実情にあっていると思います。
外為どっとコムのドル/円15分足(2014年1月15日)
なお、各国の金融機関が休業する週末(土・日)やクリスマス、元旦などは、インターバンク市場に参加する金融機関が不在となるため、原則として取引は行なわれません。
イスラム系の銀行は週末が休みではないため取引されているとの話もありますが為替相場は原則として動きません。
世界三大市場の主な取引時間帯
●東京市場:8時〜17時
●ロンドン市場:16時〜翌2時
●ニューヨーク市場:21時〜翌6時
取引はロンドンとニューヨークが重なる時間帯が最も多くなります。
ニューヨーククローズ:1日の始りと終り
常に取引が行われている為替市場にも一日の始りと終りを示す時間があります。
それがニューヨーククローズでニューヨーク市場が一日の取引を終了する時間のこと。
通常時間(冬時間)では日本時間午前7時。
(米国夏時間では日本時間午前6時)
世界各国の夏時間
日本はありませんが欧米には夏時間というやっかいな仕組みがあり、太陽を有効に活用するため夏と冬で時間を一時間ずらします。
国名 | 夏時間(2019年) | 冬時間(2019年) |
---|---|---|
米国 | 3月第2日曜〜11月第1日曜 | 11月第1日曜〜3月第2日曜 |
欧州 | 3月31日(日)〜10月27日(日) | 10月28日(月)〜3月30日(月) |
ニュージーランド | 9月29日(日)〜4月5日(日) | 4月6日(土)〜9月28日(土) |
オーストラリア | 10月6日(日)〜4月5日(日) | 4月6日(土)〜9月5日(土) |
主要都市の時差:冬期(標準時間) 夏期(夏時間)
国名 | 主要都市 | 時差 |
---|---|---|
世界標準時 | GMT | 夏-9 冬-9 |
米国・カナダ | ニューヨーク・オタワ | 夏-14 冬-13 |
日本 | 東京 | 夏±0 冬±0 |
ニュージーランド | ウェリントン | 夏+3 冬+4 |
オーストラリア | シドニー | 夏+1 冬+2 |
中国・シンガポール | 香港・- | 夏-1 冬-1 |
ドイツ・フランス・スイス | ベルリン・パリ・ベルン | 夏-8 冬-7 |
イギリス | ロンドン | 夏-9 冬-8 |
南半球(ニュージーランド、オーストラリア)は北半球と季節が逆になります。
北半球が標準時だと南半球は夏時間となります。
クリスマスのサンタクロースが海水浴仕様であることは有名ですね。