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FX初心者向けのトレード手法「スキャルピング」を極めるコツとは?

FXについて少し勉強したことがある人なら「スキャルピング」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
ただし、そもそも「スキャルピング」が何なのかよく分からない。方法やおすすめの通貨ペアなどを知りた方も多いと思います。
そこで今回は、スキャルピングをするのにおすすめのFX会社や注意点、具体的なトレード方法について解説していきます。
目次
スキャルピングとは「短時間で売買を繰り返すトレード手法」
「スキャルピング」とは、短時間でトレードする方法を意味します。
「スキャルピング」は、数秒から長くても数十分で完了できる売買を繰り返して、1つ1つの利益が少なくてもトレードの回数を多くすることで結果的に大きな利益を狙う手法です。
「スキャルピング」という言葉はの語源は「頭の皮を薄く剥ぐ」という意味からきています。英語の「スカル(頭蓋骨)」からきた言葉で、相場の中で頭の薄皮一枚を剥ぐような、薄い利益を積極的に剥ぎ取ることを意味しています。
「スキャルピング」は、順張り※でも、逆張り※でもできます。
※逆張り=トレンドとは反対方向に「売る」もしくは「買う」といった取引方法。
スキャルピングにおすすめな時間帯は1日3回
結論から言うと、スキャルピングにおすすめの時間帯は1日のうちに3回あるとされています。
1回目が9~11時、2回目が16~18時、3回目が22~24時とされています。
なぜら、1日に3回訪れるこれらの時間帯に相場が激しく動く傾向にあるためです。
それぞれの時間帯の具体的な特徴は下記のようになっています。
この時間帯は東京市場がもっとも活発になりおすすめです。
特に、5日や10日といったゴトー日は大きく円安になる傾向があるので要チェックです。
【関連】:5・10日【ごとうび】とは?
ロンドン市場が活発になる時間帯を狙うのもおすすめです。
為替市場としてはロンドンが最大規模で、市場参加者も東京やアジアに比べると多いということもあって、この時間帯の価格変動はかなり大きくポイントとなります。
がニューヨーク市場が活発になる22時から24時もおすすめです。
この時間帯はロンドンも午後の取引を行っている最中です。
1日の中では市場参加者の数が最も多いので取引も活発となり、為替レートも大きく動く時間です。
時間帯を考慮したトレードで注意したいのが「サマータイム」です。
東京市場と違ってロンドン市場とニューヨーク市場にはサマータイムが存在します。
季節によって時間帯が多少前後してしまうので、ロンドン市場とニューヨーク市場を対象に取引をする際に注意するようにしましょう。
スキャルピングの手法と利益を出すコツ
スキャルピングで利益を出すためには、レバレッジを高く設定してトレードを繰り返し、小さな利益を積み重ねる手法が有効だとされています。
なぜなら、スキャルピングは、一度注文が通ってから決済するまでの時間が短いため一度で手にする利益も小さくなりがちなため、レバレッジ高くしてトレードを繰り返す必要があります。
高いレバレッジをかけると大きな金額でトレードすることになるので、スキャルピングを行う際は、以下の3つのポイントを注意するようにしましょう。
エントリーポイントを見極める
エントリーポイントとは、「注文を入れるタイミング」のことです。
秒単位で価格が変動するFX市場では、エントリーポイントを見極めることは重要です。
素早い利確を心がける
エントリー後は、きちんと利益を確定することを意識しましょう。
できるだけ利益率の高いポイントで利確することが理想ですが、無理なく利益を出すことを意識しましょう。
損切りは必要不可欠!場合によっては即退場もあり
スキャルピングでは潔く損切りすることも重要です。
「もう少し待てば価格が戻るかもしれない」と待ち続けていると、さらに損失が膨れてしまうこともあります。
ルールを決めて損切りできるようにしましょう。
スキャルピングにおすすめの通貨ペアは「ドル円」
スキャルピングにおすすめの通貨ペアは「ドル円」です。
なぜなら、「ドル円」は下記の3つの条件を満たしているためです。
①スプレッドが狭い
②ボラティリティがある
③取引量が多い
スキャルピングは、売買を繰り返すため「スプレッド」が狭い通貨ペアでなければ利益が積み上がりにくいでです。
また、ボラティリティが高い通貨ペアだと短時間のトレードでも利益を狙うことができます。
確実に約定するために、対象の通貨ペアの取引量を意識する必要があります。
これらの条件に該当するおすすめの通貨ペアが「ドル円」です。
スキャルピングの注意点
ここまででスキャルピングの概要が分かったと思います。次にスキャルピングをやる上で気をつけなければならない注意点を確認していきましょう。
狭いスプレッド・固定スプレッドを選ぼう
スキャルピングは1回の利益は小さくても、取引数を多くすることで利益を増やしていくものなので、スプレッドは狭ければ狭いほど収益も増えます。
また、変動スプレッドの場合はレートが不安定な分、予測が不可能となるため、希望の取引ができるない場合もあるので注意が必要になります。そのため、スキャルピングを考えている場合は、原則固定スプレッドを提供しているFX会社を選んだ方がよいでしょう。
手数料は無料を選ぼう
ある程度の利益を出すために1日何回も取引をする必要があるスキャルピングは、トレードの度に手数料が発生するとその手数料分だけで利益が減ることになります。スキャルピングで利益を出すには手数料無料は必須条件です。
安定したシステムの会社を選ぼう
スキャルピングでは主に1分足のチャートを使うことが多いと思います。ここで注意したいのが、システムが不安定なFX会社の場合、1時間足などの長い時間足で表示されている時には気がつかなくても、1分足で表示するとレートが停止してしまっていたりすることもあります。実際にトレードする前に、必ず1分足がちゃんと動いているかリアルタイムでしっかりと確認しましょう。
スピード性重視の注文機能を選ぼう
短時間でトレードを繰り返すスキャルピングは時間との勝負とも言えます。そのため注文は、1クリックで完了できる機能を選ぶことが必須です。通常注文機能で決済した際にわずかな時間でもズレがあった場合、その間に利益を逃してしまうこともしばしばあります。
こういったスピーディな注文機能は、それぞれのFX会社が用意していると思うので、さまざまな会社を比較してお気に入りを見つけるとよいでしょう。
スキャルピングの具体的なトレード方法
それではスキャルピングの具体的なトレード方法を確認していきます。例えば、ドル円が下記の図のような状況で考えてみます。
1ドル119円41銭の時に成り行きで「買い(Ask)」注文を入れたとします。この時の「売り(Bid)」のレートは119円40銭です。利益を出すためには、「売り(Bid)」の価格が注文価格を上回るまでレートが動くのを待つ必要があります。
そのため、「買い(Ask)」と「売り(Bid)」の価格差である「スプレッド」は、重要になります。スプレッドはFX会社によって異なるので、よく確認してからトレードするようにしましょう。
※下記の画像は、買い注文をする際に1銭のマイナスが出てしまうパターン例です。
スキャルピングは数秒から数十分の短期集中型トレード方法ですが、他にも1日のうちに決済をする短期集中のトレード方法があり、そのことを「デイトレード」といいます。
デイトレードは、略して「デイトレ」と呼ばれており、ポジションを持ったその日のうちに決済して利益を確定する取引のことです。ポジションを持つ時間は数十分から数時間が一般的で、デイトレードの場合も数十銭から数円のわずかな利益を狙って行います。翌日にポジションを繰り越さないため精神的にも心配がいらない点では、初心者向けの取引方法の1つと言えます。
短期間で何度も取引をするスキャルピングは可能な限り取引コストを下げることが重要です。またスピーディーな操作が要求される短期集中トレードには1クリックで注文が完了する取引ツールが必要不可欠です。また注文が成立しなければこの取引は無意味なものになってしまうので、約定力も も注目のポイントとして頭に入れておきましょう。
スキャルピングにおすすめなFX会社
GMOクリック証券(FXネオ) | |
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これからFXを始める人はまず口座開設しておけば安心とも言われているFX会社の一つです。 いつも最狭スプレッドを設定していて、ベテラントレーダーの方からもおすすめされるFX会社です。 |
DMM.com証券(DMM FX) | |
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なんといっても手数料が最小限に抑えられるので、短期トレードを集中して行いたい方には大変おすすめです。 他社と比べても圧倒的なスプレッドなので、持っていたい口座のひとつです。 |