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IFD、OCO、IFO【ifd oco ifo】
FXの基本的な注文方法のIFD注文、OCO注文、IFO注文ですが、この3つの注文方法は3つまとめて覚えておくと非常に頭に入りやすくわかりやすいです。
それぞれの注文方法を図にしてまとめて覚えてしまいましょう。
IFD注文
「IF Done注文」の事で買い付け注文と売却注文予約を同時に出来る発注方法です。
一つ目の注文(親注文:IF側)が約定すると、もう一方の注文(子注文:Done側)が自動的に発注されます。
買い付け注文が約定した時点で利益確定注文や損切り注文を自動で行うことができるので、取引期間中にトレードが出来ない、トレードツールが操作できない場合などリスクコントロールに使うことが多いです。
<例1> 利益確定注文に使う場合
相場が1ドル=118円で上昇トレンドにいる時に1ドル=120円まで伸びたら買いの注文。
そのまま伸びた時に確実に利益を取るために1ドル=122円になったら売りのIFD注文を発注します。
この時に相場が予想通りに122円になれば2円の利益が確定します。
この相場の流れで1ドル125円まで振れてしまうケースも有るでしょう。
しかしより高値を狙っているうちに下げ戻しにあってどのタイミングで売ればいいかわからなくなり、結局利益が無くなってしまうこともあります。
利益確定に使う場合は一定の利益を出すことに重きを置いているのでその辺りの割り切りは必要となります。
<例2> 損切り注文に使う場合
今度も相場が1ドル=118円で上昇トレンドにいる時に1ドル120円まで伸びたら買いの注文を出そうと考えています。
しかしこのまま上昇するかが少し不安なので相場が下がってしまった時の為に1ドル116円まで落ちてきたら売りのIFD注文を発注します。
この時相場が予想通りに進めば売りの注文は約定しませんが、もし悪い予感があたって相場が落ちてきた時には116円で自動で売りが入るので損益は4円で確定になります。
この時に取引に参加できなくて、目視で確認した頃には112円まで下がっていた・・・という可能性もあります。
自分の中で許容できる損失幅をあらかじめ決めておき、その損失を最大とした取引をする時に損切り注文として利用されることがあります。
IFD注文の注意点
IFD注文では二つの注文を同時に出すことが出来ますが、1つの注文方法に対して決済方法は1つと決まっています。
そのために一つの注文が決済された後、利益確定のパターンで注文が発動されていた場合損切りの時の注文は手動で行わなければなりません。
これは損切り注文のパターンで発動していた時も同じで反対の利益確定パターンの約定は手動で行わなければなりません。初めてIFD注文を行う場合は損切りを自動注文して、利益確定は手動で行うことが市場から退場しないで済むオススメ法です。
OCO注文
OCO注文は「One Cancels the Oder注文」のことで一度に二つの注文を出し、どちらかの注文が約定したら同時に出していた別の注文が自動的に取り消しになる注文方法です。
こちらの注文方法もIFD注文と同じで取引期間中にトレードが出来ない、トレードツールが操作できない場合などに利用されます。
IFD注文との違いはOCO注文では注文時にポジションを持っているときと新規で注文を行う時にあわせて注文する方法で、それに対して指値注文と逆指値注文の2つの方法で決済を行う時に使います。
注文するタイミングはIFDのように自動で設定できないので注意が必要です。
<例>現在ポジションを持っている場合
現在1ドル=115円で購入したドルが1ドル=120円まで上昇しています。
このまま上昇すれば利益はどんどん膨らみますが、どこで急激なドル安が襲ってくるかわかりません。
そういった時の為に損切りを行なっておくとともに、ひとまず利益を確定させたいために、上限も合わせて決めてしまおうと考えました。
120円まで上がった利益をできるだけ減らしたくないので逆指値注文は119円で設定。利益はできるだけ出したいので指値注文は123円で決済するようにOCO注文を入れます。
このように入れれば損失はどれだけ急降下しても4円の利益、123円で指値注文が成約されれば9円の利益となり相場反転のリスクを抑えつつ、確かな利益を得ることが出来ます。これがOCO注文です。
OCO注文の注意点
OCO注文では特に気にしなくてはいけないことはありませんが指値と逆指値の価格を設定する時に間違えるのはよくあります。
IFO注文
IFO注文は「IF done One cancels the order注文」のことでIFD注文とOCO注文をあわせた注文方法となります。
買い付け注文と売却注文予約を同時して、一つ目の注文(親注文:IF側)が約定すると、もう一方の注文(子注文:Done側)を指値注文と逆指値注文の二つで自動的に発注されます。
IFD注文では決済注文は1つしか発注できませんでしたがIFO注文ではOCO注文の決済注文を2つ行うという特性を掛けあわせていますので合計で1度に3つの注文を出すことが出来ます。
つまりIFO注文で発注を行なった場合、「新規ポジションの発注」「利益確定の指値注文」「損切りのための逆指値注文」を同時に発注することが出来、「新規ポジション」の約定が行われると残りの二つの決済注文が自動的に発動されます。
<例>IFO取引の例
現在の相場が1ドル=118円だとします。
1ドル=116円になったら買いという指値注文を新規で発注しました。
一定の利益を確保するため、【1ドル=120円になったら売り】、もう一方は損失を限定するため、【1ドル=114円になったら売り】という条件も同時につけ加えます。
このケースでは、予想どおり1ドル=120円(ドル高)になったら【4円の利益が確定】し、予想とは逆に1ドル=114円(ドル安)に振れたら【2円の損益が確定】ということになります。
FXの取引やチャートの使い方になれるまではIFD注文やOCO注文を利用して相場感や使用感を掴みながら取引を行い、慣れてきたらIFO取引を行ってより精度の高い取引をすることがオススメです。
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