- FX@外為比較ランキング
- FXで稼ぐ「凄腕トレーダー」の実践ブログ
- 貿易戦争勃発で105円割れ。日本の投資家が〇〇という噂も…

貿易戦争勃発で105円割れ。日本の投資家が〇〇という噂も…
こんにちはYEN蔵です。
2月の金融市場の激震が落ち着いたかと思われたのですが、再び金融市場に激震が走りました。
21日FOMCでは0.25%の利上げで、今年の利上げ回数も何とか3回に据え置きということで市場は安心していたのですが、貿易問題が市場を動かしました。
トランプ大統領は、中国の知的財産権侵害を巡って最大600億ドル規模の中国製品に対して関税を課すことを目指す大統領覚書に署名しました。
米通商代表部は関税対象となる中国製品のリストを作成しますが、ハイテク製品を中心に1300品目になる見通しです。
これに対して在米中国大使館は、強い失望を示すとともに、米国が貿易戦争を起こすならば、中国は必要な措置を講じて最後まで戦うとの声明を出しました。
いよいよ米中貿易戦争が本格的になってきました。
この動きに対して、安全資産である債券に資金が向かい米10年債利回りは前日の2.907%から2.822%に低下しました。
債券価格は債券が買われて価格が上昇すると債券利回りは低下し、債券が売られて価格が低下すると利回りは低下し、債券価格と債券利回りは逆相関します。
また米国株式市場も、貿易戦争を嫌気してダウは2.93%、SP500は2.52%、ナスダックは2.43%下落と3市場揃って大きく下落しました。
中国への輸出も大きな航空機のボーイングは5.2%、重機のキャタピラーは5.7%安隣、やはり貿易が縮小することは米国の輸出メーカにとっても大きなマイナスになるという影響がでています。
この動きを受けてドル円はニューヨーク市場では105円をサポートしましたが、早朝のシドニー時間で105円を割れて104.65まで下落しました。
105円はオプションがあり、そのオプションの影響もあって、これまでサポートされていましたが、今回は下抜けしてしまいました。
104.60~70には日本の投資家の買いがあるという噂もあり、一時105.05付近まで反発しましたが、104円台後半で小動きとなっています。
105を早期に回復できない限り下落トレンドは続きそうです。
2016年12月の高値118.66~2017年9月の安値107.31の11.30円幅の下落を戻り高値の114.73から始まるとすると103.30~40付近がターゲットになりそうです。
(チャート:ヒロセ通商より)