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カナダ中銀が利上げ時期を後退しカナダドル下落!今夜のECB理事会にも注目
今週は各国で中央銀行の会合が多い週!
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
今日は雨交じりの天気になりそうですね。傘の準備をお忘れなく!
今週は中央銀行の会合が数多く開催されています。
5日はRBA理事会、6日がカナダ中央銀行の会合が開催されました。
また本日はECB理事会が開催されます。
ECBはこれからですが、豪ドルとカナダドルは下落傾向となっています。
カナダ中銀が利上げ時期を後退しカナダドルは売り傾向に
カナダドルですが、昨日の中央銀行の会合では政策金利は予想通り1.75%に据え置きました。
国内外の経済が減速する中で、追加利上げの時期を巡って不透明性が増大したとの認識を示しました。
利上げ時期の後退でカナダドルの売りの材料になりました。
追加利上げが選択肢であることは述べましたが、利上げは差し迫っていないと強調。
経済の見通しが弱いことが、金利が中立のレンジより下回っていることの原因と述べました。
カナダ中銀は今回の会合で2019年の上期の経済状況を1月の時点の予想よりも弱いと見通しを示し、家計の支出や原油市場の動き、世界貿易動向を注意して監視していくとの姿勢を示しました。
これらの材料でカナダの政策金利が中立のレンジを下回っていても問題は無いと述べ、政策金利が次第に中立レンジに向けて上昇するとの文言を削除しました。
このように中立レンジを下回っている状況で、将来の利上げ時期を巡る不透明性が高まったと述べました。
カナダ中銀の予想ではインフレ率は2019年の大半で目標の2%を下回って推移するとの見通しを示しました。
理由はエネルギー価格の下落などとしています。
カナダの利上げはいつ?カナダ円はリスクオンの流れに乗り上昇
チャートはカナダ円の日足です。
フラッシュクラッシュで76.16まで下落しましたが、最近のリスクオンの流れに乗って85.229円まで上昇しました。
このレベルは2018年12月に下落する前の戻り高値のレベルでした。
フラッシュクラッシュ前の高値2018年10月の高値89.211から76.16の38.2%戻しが84.20付近になっています。
一目均衡表の基準線が83.745、転換線が84.102となっており、このレベルが短期的なレジスタンスになりそうです。
下値の目処としては8日の安値82.26付近が考えられます。
カナダ円日足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)