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ドルが上昇した理由とは?カナダGDP見通し引き下げはカナダ売りの材料に
何か見出しを
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
昨晩はドルの上昇が継続する動きとなりました。
昨日に関してはドルが上昇する材料はあまりありませんでした。
米10年債利回りは前日の2.57%から2.518%に低下。
NYダウも59ドル安と米国株の上昇も一服して、むしろドルが売られても良い材料もありました。
しかしアジア時間にオーストラリアの消費者物価指数では、弱い数字が出たことで豪ドルは売られました。
豪・消費者物価指数 第1四半期
期間 | 予想 | 結果 | 前回 |
---|---|---|---|
前期比 | 0.2% | 0.0% | 0.5% |
前年比 | 1.5% | 1.3% | 1.8% |
ドイツのifo景況感指数も結果99.2と、弱い数字が出たことでユーロドルが売られました。
ドイツ・Ifo景況感指数 04月
予想 | 結果 | 前回 | 期間 |
---|---|---|---|
99.9 | 99.2 | 99.6 | 99.7 |
カナダの政策金利は据え置き!ハト派と見なされた
カナダ中銀の政策金利発表では予想通り1.75%に金利は据え置かれました。
声明文では前回にあった利上げの時期は不確実性が高まったという文言が削られたことでハト派的と見なされました。
2019年のGDP見通しを1.7%から1.2%に下方修正、2020年と2021年のGDP見通しを2%としました。
見通しは需給ギャップの緩やかな拡大を示唆と言う文言もあり、このGDP見通しの引き下げもカナダ売りの材料となりました。
ポロズ・カナダ中銀総裁(スティーブン・S・ポロズ)はカナダの減速は一時的なもの、もし見通しが正しければ利下げより利上げの可能性が高いと述べ利上げの可能性にも言及しました。
ただデーター次第でどちらにでも動く可能性、逆風に対応するために緩和措置が必要とハト派的なスタンスも示しました。
チャートはドルカナダの日足です。
1月以降のレンジ1.3070~1.3470の上限を上抜けして昨晩は1.3520まで上昇しました。
一目均衡表の雲の上限が位置する1.3310~20付近が昨日もサポートされていました。
短期的にはここまでレジスタンスになっていた1.3460~70がサポートレベルとして重要です。
ここが維持できれば12月の高値1.3660付近を目指す動きになりそうです。
ここを抜けてしますと1.33付近のサポートが重要です。
ドルカナダ日足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)