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強い米雇用統計の結果がドル円相場をサポート!113円台へ向かうか?
週末の3月米雇用統計の結果を追っていきましょう
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
先週はかなり寒い日もありましたが、週末にかけてかなり暖かくなり春らしくなってきました。
マーケットのほうも中国関連の経済指標が回復するなどの材料で、株高、円安のリスクオンの流れとなりマーケットも春が訪れたような雰囲気になりました。
さて先週は金曜日に3月の米雇用統計の発表がありました。
2月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が2万人の増加と予想の18万人を大きく下回る衝撃の数字でした。
1月分が31.1万人、12月分22.2万人と強い数字の反動減だったこと、失業率が3.8%、U6(不完全失業率)が7.3%とそれぞれ1969年以来、2001年以来の低水準だったこと。
また時間当たり賃金が27.66ドルに上昇し、上昇率が前月比0.4%、前年比3.4%と高かったことなどで総じて堅調な雇用統計とみなされました。
今回は非農業部門雇用者数が19.6万人と予想の18万人を上回りました。
温暖な気候を受けて建設業などの雇用が増加したことが非農業部門雇用者数を増加させました。
建設業は1.6万人増加となり、前月の2.5万人減少から持ち直しました。
一方で製造業は6000人減少となり、2017年7月以来の減少となりました。
製造業のうち自動車、自動車部品が6300人減少となりました。
失業率は3.8%と予想と一致。U6失業率も7.3%と前回と一致。
平均賃金は前月比0.1%増加、前年比3.2%増加となり前月からは上昇率が低下しました。
今回の雇用統計は雇用市場が依然として堅調なことが確認され、経済減速がまだそれほど顕著でない材料になるかもしれません。
強い米雇用統計の数字を受けドル円の動きは
チャートはドル円の4時間足です。
強い米雇用統計の数字を受けて111.82と週の高値まで上昇しましたが、111.67付近で終了しました。
3月5日の高値112.15付近が依然として重要なレジスタンスになっており、ここが抜ければ113円方向への上昇となり111~113円のレンジとなるのではないかと思います。
一方でこのレベルが抜けないと110~112円のレンジ継続と思われます。
ドル円4時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)