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世界的な景気減速懸念で市場はリスク回避の動きが強まっています
リスク回避の動きが強まる海外市場だが要因は?
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
金曜日はリスク回避の動きが加速しました。
3月ドイツ製造業PMIは44.7と予想の48を下回りました。
好不況の分かれ目の50を3ヶ月連続で下回りました。
3月フランス製造業PMIは49.8と予想の51.5を下回りました。
サービス業PMIも48.7と予想の50.7を下回り、3月ユーロ圏製造業PMIは47.6と予想の49.5を下回りました。
このようにユーロ圏のPMIが軒並み好不況の別目である50を下回り、それが続いていることでユーロ圏の経済減速が鮮明になりました。
ドイツ10年債利回りもマイナス圏に低下するなど株価も下落し、リスク回避の動きからユーロは1.13割れまで下落。
ユーロ円も一時123円台後半に下落しました。
欧州の経済指標が弱かったことで、ドイツ国債利回りが低下したことと、欧州株が下落したリスク回避の流れはニューヨーク市場でも継続しました。
それに拍車をかけたのは弱い米国指標で、米製造業PMIが52.5と前月の53、予想の53.6を下回り2017年6月以来の低水準に低下したことが悪材料になりました。
サービス業PMIは54.8に低下して予想を下回ったことで景気後退懸念が強まったことが原因でした。
数字を受けて米10年債利回りは2.418%と2018年1月以来の低水準に低下。
米3ヶ月物TB(財務省短期証券)利回り2.4527%を下回り、2017年以来の長短金利の逆転が起こりました。
長短金利の逆転はリセッション入りの兆候と見られており、このことが株価を押し下げリスク回避の動きを加速させました。
世界的なリスク回避の動きを受けたユーロ円の動き
チャートはユーロ円の4時間足です。
サポートされていた125.50~60が下抜けして下落が加速しました。
125.50~60付近は一目均衡表の雲の下限にあたり、このあたりが短期的にはレジスタンスとしては機能しています。
一方で上昇後の安値は124.10~20で付近で一時下落しましたが、このレベルで終了しました。
ここが維持できないと、123.30~40が次のサポートレベルになります。
ユーロ円の4時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)