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ユーロ圏の製造業PMIは軒並み悪化!マーケットも強い数字に反応を見せる
欧州の製造業PMIは軒並み悪化!
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
昨日は多くの指標が発表されましたが、マーケットはリスク選好の流れとなりました。
朝方発表された財新発表の中国3月製造業PMIは50.8と前月の49.9を上回りました。
一方で欧州の製造業PMIは軒並み悪化しました。
欧州の製造業PMI | |||
---|---|---|---|
国名 | 前回(改定) | 予想 | 結果 |
イタリア | 47.7 | 47.4 | 47.4 |
フランス | 49.8 | 49.8 | 49.7 |
ドイツ | 44.7 | 44.7 | 44.1 |
ユーロ・製造業PMI | 47.6 | 47.6 | 47.5 |
ユーロ・消費者物価指数 | |||
---|---|---|---|
前回ドル円変動幅 | 前回(改定) | 予想 | 結果 |
-0.3pips | 1.5% | 1.5% | 1.4% |
ユーロ圏の消費者物価指数は前月の1.5%から1.4%に低下。
このように欧州の景気指標は軒並み悪化しました。
しかし欧州株式指数は1%を超える上昇のところが目立ちました。
ドラギECB総裁(マリオ・ドラギ)は、
『インフレ上昇のために、地政学的で不確実性に起因するリスクに対処するため、大規模な刺激策が必要』
と述べたことが株価を支える材料になったのかもしれません。
2月の米小売売上高は前月比-0.2%と前月の0.7%、予想の0.3%を下回りました。
コア小売売上高(除く自動車、ガソリン、食品サービス)は前月比-0.4%と前月の1.4%から減少しました。
税還付の遅れ、寒波や雨天などが小売売上高の減少の原因になったようです。
3月の米ISM製造業景気指数は55.3となり前月の54.2、予想の54.5を上回りました。
生産、新規受注、雇用などすべての項目が上昇しました。
このように昨晩は強い数字と弱い数字が発表されましたが、マーケットは強い数字のほうに反応しました。
先週は米国の長短金利の逆転が話題になりましたが、米10年債利回りは上昇し、米国株も上昇しました。
結局米10年債利回りは2.5%を回復、NYダウは329ドル高で終了しました。
ドル円は111~112円のレンジが続きそう
チャートはドル円の時間足です。
ドル円は111円台がサポートされて一時111.45付近まで上昇しています。
このレベルは3月20日のFOMCでハト派的なスタンスを打ち出したときに下落し始めたところですが、そのときのレベルまで上昇してきました。
短期的には111.20付近、111円付近がサポートとになっています。
112円は依然として重要なレジスタンスなので、111~112円のレンジが続きそうです。
ドル円時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)