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英国議会のEU離脱案否決でポンド下落!本日もポンド相場は荒れそう
英メイ首相のEU離脱案採決の結果は「否決」に
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
昨日は注目された英議会のメイ首相(テリーザ・メイ)のEU離脱案の採決が行われました。
結果は英下院はメイ首相がまとめたEUとの離脱修正案を賛成242票、反対391票で否決しました。 賛成と反対の差は149票となり、前回1月の230票からは差が縮まりました。
メイ首相は英議会での採決に向け、過去2ヶ月間に修正案をまとめましたが、結局反対票は減ったものの、依然として大差で否決されました。
EU離脱の更なる延期は欧州議会選挙の混乱となる可能性も
本日、再度英下院で合意なき離脱を良しとするのか採決が行われます。
これは否決される見込みで、14日には離脱延期をEUに求めることを可決します。
離脱延期を求めることが予想されますが、すんなりと離脱の期日が延期されるかどうかは分かりません。
EU27カ国が承認する保証はありません。
英国がさらに数ヶ月EUに留まった場合は、5月末に実施される欧州議会選挙が混乱する可能性があります。
また英国議会の強硬離脱派は期日の延期を国民投票の民意に背く行為だと反発する可能性があります。
否決を受けトゥスクEU大統領(ドナルド・トゥスク)の報道官は、
『合意なき離脱のリスクが高まった』
とコメントしました。
また欧州サイドの離脱担当者であるバルニエ主席交渉官(ミシェル・バルニエ)は、
『EUは出来る限りの事をした、これ以上の歩み寄りは無い』
との考えを示しました。
政府は短期間の離脱延期の是非を議会に求める予定でしたが、離脱延長の期間の長さについても議会に求める予定です。
英国の保守党の有力議員は、最も可能性の高いシナリオは、合意なき離脱と際限の無い延期の2つだと述べました。
今日明日と議会の採決に注目が集まりますが、混迷は続きます。
EU離脱問題で荒れるポンド相場。解決出来ない場合の相場の動きとは
チャートはポンド円の日足の一目均衡表です。
1月の安値の130円台から148.56まで上昇しましたが、昨年からレジスタンスになっている149~150のゾーンを上抜け出来ないでいます。
合意した離脱の問題が解決できないと150円を上抜け刷るのは難しそうです。
一方で、合意なき離脱となれば前回安値の130円は下抜けすると思われます。
しかし離脱期間の延長を繰り返しているうちは、140~150のレンジでの動きかもしれません。
ポンド円日足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)