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欧州の景気減速でユーロは売り展開!本日は米GDP発表が注目ポイント
ドル円は回復するもユーロ相場の雲行きが怪しい海外市場
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
今日は天気が悪いですね。
昨日はドル円が上昇し一時111円台を回復しました。
これは米長期金利が上昇したためです。
米10年債利回り前日の2.63%から2.68%に上昇したことで、ドルを上昇させました。
12月の米貿易赤字は前月比で12.8%増加し795億ドルとなりましたが、特段に金利が上昇する材料はありませんでした。
欧州の長期金利が上昇したことも材料になったのかもしれません。
欧州の金利はイタリア国債利回りが急上昇しました。
2月のイタリアの製造業信頼感指数が低下、消費者信頼感指数も低下しました。
イタリア経済の減速が明らかになっていますが、イタリアがリセッションに落ち込み、欧州委員会はイタリア経済の不均衡は政府の政策が自体を悪化させているとして、ユーロ圏のリスクになっているとの考えを示しました。
ユーロドルの重石になっているイタリア問題とは
確かにイタリアの問題がユーロドルの重石になっている可能性はあります。
まず輸入が拡大したことやドル高が貿易赤字の拡大の原因でした。
世界的に景気が減速する中で、輸出が2.8%減少、輸入が2.4%増加したことなどが原因でした。
また米国の政府機関が1ヶ月ほど閉鎖されたことで、経済指標の発表が遅れていますが、12月は住宅関連、小売売上高、設備投資などの統計が弱いものでした。
貿易収支も悪化したことで、2018年の第4四半期のGDP(実質国内総生産)が弱くなる可能性があります。
現在は2%の予想ですが、本日発表の米GDPが注目されます。
チャートはユーロドルの時間足です。
昨日は1.14台を2回試しましたが、1.1403の高値まで上昇後に1.1362付近まで下落しました。
イタリア問題や、米長期金利上昇によるドル円の上昇の流れでユーロドルは1.14台から下落しました。
一目均衡表の基準線が1.1383付近に、転換線が1.1371付近に位置しており、ここが短期的なレジスタンスになっています。
一目の雲の下限の1.1364付近がサポートされる中で推移しています。
しかし雲の下限の1.1350~60付近を下抜けすると1.1310~20付近への下落となりそうです。
ユーロドルの時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)