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メイ英首相の演説でポンド上昇!EU離脱問題は今後もポンド相場を揺るがす
メイ英首相の演説でポンド相場が大きく動く!
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
昨晩はポンドが大きく動きました。
ブレグジットを巡る材料がポンドを変動させました。
メイ英首相(テリーザ・メイ)はブレグジットに関して議会で演説をしました。
3月12日までに議会が修正離脱案を承認しなかった場合は、合意なく離脱するかどうかの決定を議会に諮ると述べました。
12日に修正離脱案の採決を行い、否決された場合には13日に合意なき離脱を行うかどうかの採決を実施します。
この採決も否決された場合には、14日に離脱交渉期間の短期の限定的な延期を要請するかどうかの採決を行う予定です。
メイ首相は議会が明確な同意がある場合のみ、合意が無いまま3月29日に離脱すると述べました。
離脱期限を延期したとしても合意なき離脱という選択肢はなくならないと述べました。
メイ首相はあくまで合意なき離脱の可能性があることを強調することで英議会の強行離脱派に配慮するとともに、EUに対して圧力をかける狙いがあるのではないかと思われます。
合意なき離脱をなくす唯一の方法はEU基本条約50条の発動停止となることだが、こうしたことは行わないと述べ、EU側は英国が離脱期日の延期を要請した場合は前向きに検討する可能性があると指摘しました。
しかし英国が離脱期日の延期が確実に一度限りのものであることを明確にするべきと指摘するとともに、延期しても合意なき離脱という選択肢は排除できないとも指摘しました。
EUは3月21~22日に開催される首脳会議で離脱期日の短期的な延期を承認する可能性があります。
チャートはポンドの日足と一目均衡表です。
一目均衡表の雲の上限の1.2770付近がサポートされ反発。
短期的には転換線の1.2940付近(現状は1.3030付近)がサポートされて上昇トレンドになっていました。
メイ首相の発言によって合意なき離脱の可能性が遠のいたことでポンドの上昇が加速しました。
1月の高値1.3214を上抜けして昨年9月の高値1.3297の迫っています。
昨年4月の高値1.4376~今年1月の安値1.2359の50%戻しが1.3370付近となっており、1.33台がレジスタンスになるのかどうかが、ポイントになります。
ここを上抜けした場合は38.2%戻しの1.36付近がターゲットになります。
ポンド日足と一目均衡表チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)