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日銀政策決定会合前のショートカバー?ドル円は中々110円を抜けず
昨晩NY市場がリスク・オフの流れになった要因とは
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
今日も天気が良くて気持ちが良いですね。
昨晩のニューヨーク市場はリスクオフの流れとなりました。
材料になったのは世界経済の減速見通しと米中問題でした。
まず前日にIMF(国際通貨基金)は2019年と2020年の世界経済見通しを下方修正しました。
世界経済見通しを前回見通しから2019年は3.7→3.5%に、2020年を3.7→3.6%に下方修正しました。
米国は2019年は2.5%、2020年は1.8%と変更無しでしたが、ユーロ圏が2019年を1.9→1.6%に下方修正しました。
日本はむしろ上方修正で2019年は0.9→1.1%に、2020年は0.3→0.5%に修正しました。
今年は欧州の経済減速が注目されそうです。
2019年、2020年世界経済見通し | ||||
---|---|---|---|---|
IMF・国 | 2019年 | 2020年 | ||
修正前 | 修正後 | 修正前 | 修正後 | |
IMF(国際通貨基金) | 3.7% | 3.5% | 3.7% | 3.6% |
アメリカ(米国) | 2.5% | 修正無し | 1.8% | 修正無し |
ユーロ圏 | 1.9% | 1.6% | 1.7% | 修正無し |
日本 | 0.9% | 1.1% | 0.3% | 0.5% |
米経済指標の発表後、米株価3市場・ドル円も下落
英紙FT(フィナシャル・タイムス)はトランプ政権が、
『中国が提案した通商予備協議の週内開催を拒否した』
と報道しました。
CNBCも中止を報道しましたが、クドローNEC(米国家経済会議)委員長はこの報道を否定しました。
NAR(全米リアルター協会)が発表した12月の米中古住宅販売は、年率換算で6.4%減少の499万戸となりました。
これは2015年11月以来の低水準となり、12月分は前年同月比で10.3%の減少となりました。
2018年を通じて3.1%減少の354万戸となり2015年以来の低水準となりました。
これらを材料にNYダウは12%の下落、SP500は1.4%下落、ナスダック(NASDAQ)は1.9%下落と3市場揃って下落し、ドル円も109円台前半まで下落しました。
ドル円相場は中々110円を抜けず…小動き上下が続く
チャートはドル円の時間足です。
昨晩は109.14まで下落しましたが、109円がサポートされました。
本日は日経平均が一時100円超の下落でしたが、前場は8円高まで上昇。
ドル円も109.69まで上昇しています。
日銀政策決定会合前に、何らかの政策の微調整があるのではないかとの期待感も日経平均先物、ドル円の買戻しを誘いました。
何も無ければ売られるかもしれませんが、依然として109~110のレンジ継続と思われます。
ドル円時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)