- FX@外為比較ランキング
- FXで稼ぐ「凄腕トレーダー」の実践ブログ
- RBA理事会を受け豪ドルは下落!市場は結局、利下げがあると見ているか

RBA理事会を受け豪ドルは下落!市場は結局、利下げがあると見ているか
RBA理事会後、豪ドル下落で売りが加速!
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
豪ドルが下落していますが、そのきっかけは昨日のRBA理事会です。
理事会を経て豪ドル売りが加速しました。
RBA理事会は予想通り政策金利のオフィシャルキャシュレートを1.5%に据え置きました。
声明文では
「世界経済見通しは成長が鈍化し下方リスクが高まっている」
「世界の金融情勢は緩和的で、最近さらに緩和した」
「低金利が豪経済を引き続き支えていく。
インフレ率は低位で安定しているが基調インフレは今後数年で加速。
基調インフレ率は2019年は2%、2020年は2.25%になるというのが中心シナリオ」
「短期的にガソリン価格低下により総合インフレ率が低下する一方、基調インフレは安定すると予想」
「持続的な成長を支えるように政策運営をしていく。労働市場は引き続き堅調」
声明文のトーンはあまり変化が無く、他の中央銀行の緩和的なスタンスと比べても、特段に緩和的だったというわけではありませんでした。
ロウRBA総裁(フィリップ・ロウ)は、失業率の低下とインフレ目標の達成に向けた進展が予想されるが、進展は緩やかなのである可能性が高いと述べました。
経済の持続的成長を支えるために、引き続き状況を監視し金融政策を設定していくと述べています。
しかし市場は
『RBAのスタンスは緩和的で、9月に1.25%への利下げがある』
と短期金利市場では織り込んでいます。
豪10年債利回りは3月28日に一時1.72%付近まで低下し2016年8月の安値1.82%を下回りました。
直近は1.82%付近まで上昇しています。
マーケットは利下げを織り込み済み?豪ドル円の動きは
チャートは豪ドルの日足です。
3月以降は一目均衡表の雲の上限である0.7150付近がレジスタンスとなっていますが、雲の下限の0.7付近がサポートされ0.7~0.7150の狭いレンジで推移しています。
1月の安値0.6620~戻り高値の0.7295の50%戻しは0.6950になり、0.6950がサポートできれば0.6950~0.7150のレンジが継続と見ています。
豪ドル日足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)