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原油価格上昇で強い資源通貨とは?カナダ円は87円まで期待できるか
イースター休暇の中、原油価格上昇で資源通貨が堅調
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
欧米市場がイースターホリデーでロングウィークエンドで海外市場も小動きでした。
ただ原油価格が上昇して資源通貨の一部が堅調です。
米国がイラン産原油の禁輸措置に関して、日本を含む8カ国、地域に対する適用除外措置を5月1日に撤廃する決定を受けて原油価格が上昇しました。
米国は昨年の11月にトランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)はイラン核合意から離脱したことで、イランの原油輸出に制裁が復活しました。
その後は日本、中国、韓国、インド、台湾、トルコ、イタリア、ギリシャの8カ国に6ヶ月間制裁の適用除外を認めていました。
ポンペオ米国務長官は、米政府はイランの原油輸出をゼロにすることで、5月1日以降の猶予を与える計画は無いと述べています。
トルコと中国は米国の対応に反発しています。
米国の措置を受けて北海ブレンドの先物は2.88%上昇し74.04ドルで終了。
一時74.52ドルまで上昇しました。
米WTI先物は2.66%上昇し65.70ドルで終了。
一時65.92ドルまで上昇し昨年10月31日以来の高値まで上昇しました。
資源国通貨、カナダドルやロシアルーブルのリスクとは
原油価格の上昇を受けて、カナダドルやロシアルーブルなど資源国通貨が上昇しました。
ドルカナダは昨日の高値1.3390付近から、1.3335付近までドル売りカナダ買いとなりました。
ドルカナダは4月に入り1.33~1.34のレンジで推移しています。
チャートはカナダ円の日足です。
カナダ円は3月1日に85.23円の高値まで上昇しましたが、3月25日には81.63円まで下落し直近の安値となりました。
その後原油価格の上昇や、リスク選好の動きもあり4月17日に84.35まで上昇しました。
85円台は昨年末の下落前のサポートレベルだったところで、中期的に重要なレジスタンスレベルと思われます。
ここを上抜けできれば下落前の戻り高値の87円付近への上昇が期待できます。
ただ上値は重く83~84円のレンジで、83円を下抜けすると前回安値の82円割れのリスクもあります。
カナダ円日足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)