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米国の雇用について解説!ソフトデータ・ハードデータとは?
米国経済の悪化からマーケット市場も不安に包まれる
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
年末年始にかけて株安、円高の動きになりましたが、米国経済の減速?も雰囲気を悪くさせていました。
ISM景況感指数などソフトデータと呼ばれるアンケート系の指標が低下したことなどで、景気のセンチメントが悪化したのでは、との思惑もマーケットの雰囲気を悪化させました。
これらのアンケート系の指標は景気の動きに敏感なために、景気の動きの初動をつかむには良いかもしれません。
しかし本当に米国景気が減速したのかどうかを見るにはハードデータと呼ばれる景気指標をチェックしてみる必要があります。
ハードデータとは?最も重要度が高いのは雇用統計
ハードデータというのはGDP(実質国内総生産)や鉱工業生産、住宅指標など実際の生産や販売などの動きです。
その中でも指標の王様といえばやはり雇用統計でしょう。
先週発表された雇用統計は、非農業部門雇用者数が31.2万人と予想の18万人を大きく上回り、前月の17.6万人も上回りました。
雇用指標の続編として今週発表された11月のJOLTS(雇用動態調査)で求人数は688.8万人になりましたが、予想の705万人を下回りました。
前月の713.1万人を下回り、過去最高だった8月の729.3万人も下回りました。
ただ求人数自体は8ヶ月連続で失業者数を超える状況が続いています。
12月の数字は好調でしたが、11月までの数字ではやはり求人数や新規採用者数が減少し労働市場の堅調さもやや頭打ちになっています。
12月の数字によってこれらが改善しているのかどうか、来月の数字が注目されます。
来月の雇用統計の数字に注目!労働市場の堅調さに変化はあるか?
チャートはドル円の時間足です。
109.08付近まで上昇後に昨日107.67付近まで下落しました。
上昇前に107.50付近がサポートしており再びこのレベルが維持されてドル円は反発しました。
9日の高値109.08から安値の107.67のフィボナッチ・リトレースメント50%戻しが108.40付近です。
38.2%戻しの108.60付近を上抜けできず、61.8%戻しの108.25付近がサポートされています。
どちらに抜けるかに注目しています。
ドル円時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)