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南アフリカ準備銀行の会合に注目!政策金利は据え置きとなるか
今週は新興国で注目材料が多い週となりそう
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
今週は新興国で金融政策の発表や重要な指標の発表などのイベントが相次ぎます。
28日には南アフリカ中央銀行とメキシコ中央銀行が金融政策を発表します。
南アフリカ準備銀行は、前回1月17日の会合で主要政策金利のレポレートを6.75%に据え置きました。
中銀は2019年のインフレ率を平均4.8%と予想し、従来の予測の5.5%から引き下げました。
2020年は5.3%と予測、中銀の物価目標は3~6%としています。
ハニャホ南アフリカ準備銀行総裁は短期の物価見通しに改善が見られるとし、原油価格の大幅な下落や南アフリカランドの下落が比較的小幅だったことが見通しの改善につながったとの見方を示しました。
1月の会合でインフレ率と政策金利の見通しを大きく引き下げたことを考えると、今回の会合では据え置きが予想されます。
格付け会社ムーディーズは29日に南アフリカの国債の格付のレビューを発表します。
現状の格付け見通し安定的なので、この格付けを一気に格下げまで引き下げとなることは無いと思われます。
格下げとなった場合は、南アフリカ国債は国際的な債券投資のベンチマークである、シティグループの世界国債インデックス(WGBI)などから外れるために、南アフリカ国債を保有する投資家からの売りが発生し、南アフリカランド売りとなります。
29日には南アフリカの2月の貿易統計も発表されます。
南アフリカの政策金利は据え置きとなるか?ランド円の動きを追ってみる
チャートは南アフリカランド円の日足です。
1月3日のフラッシュクラッシュではランド円は一時6.495円まで下落しました。
1月17日の南アフリカ準備銀行の会合で金利が据え置かれましたが、その後は一時7.786円まで下落しましたが、2月5日に8.236円まで上昇しましたが、12月3日の高値である8.352円を上抜けすることは出来ませんでした。
その後はランド円は25日に7.519円まで下落。
7.54付近が6.495円~8.236円の61.8%戻しに当たり、このレベルがサポートされています。
ここを下抜けした場合は、一目均衡表の雲の下限で50%戻しでもレアル7.335円あたりがサポートとして意識されます。
一方で、一目均衡表の基準線が7.796円付近に位置しレジスタンスとして機能しています。
南アフリカランド円日足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)