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欧州株式市場・米国株価下落でリスク回避の円高に!米国の企業決算も警戒感高めか
欧州株式市場・米国株価下落でリスク回避の展開に
こんにちは。
YEN蔵(@YENZOU)です。
今日は寒くて冬に逆戻りですね。
昨日は欧州株式市場が下落してスタート。
米国市場も株価の下落となり、リスク回避的な動きになりました。
トランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)がエアバスへの補助金に関連して110億ドル相当のEUからの輸入品に対して関税を賦課することを検討発言。
USTR(米通商代表部)はEUのエアバスに対する補助金は米企業に対して悪影響を与えているとして、航空機、航空機部品、乳製品、ワインなど多くのEU製品に報復関税を課す方針を表明しました。
欧州連合の執行機関である欧州委員会は、米国が関税賦課を行う方針を示したことに対して対抗措置を講じる方針を示しました。
ボーイングへの補助金に対し米製品に対して報復関税を課す準備を進めているとしました。
IMF(国際通貨基金)は世界経済見通しを発表し、2019年の成長見通しを3.3%として、1月の見通しから0.2%引き下げて2016年以来の低水準となりました。
IMFは2018年10月以来3回連続で見通しを引き下げています。
引き下げの理由としては貿易摩擦、英国のEU離脱に対する不透明感などで成長率の低下の原因としました。
米国は企業決算が始まるが、市場では警戒感が高まる?!
また米国は今週から1~3月期の企業決算が始まりますが、これに対する警戒感も高まっており2016年第4四半期以来の減益決算が見込まれています。
このことが株価の重石となっています。
米10年債利回りは前日の2.53%付近から2.5%付近に低下し、ドル売りの流れとなっています。
チャートは豪ドル円の時間足です。
リビアでの内戦が始まるかもしれないという危機感、トランプ政権がイランの革命防衛隊をテロ組織に認定したことなどから中東の地政学的なリスクが高まったことで原油が上昇しています。
これを受けて豪ドルは0.7150付近まで上昇しました。
豪ドルの上昇をうけて豪ドル円も79.60付近まで上昇しました。
しかし79.50~60はレジスタンスとなり、株安の動きを受けてリスク回避の動きとなり円が買われ、79円台前半に下落しました。
中期的には77~80円のレンジが続いていますが、短期的には78.50~79.50のレンジが予想されます。
豪ドル円時間足チャート相場(ヒロセ通商LIONFXより)