- FX@外為比較ランキング
- FXで稼ぐ「凄腕トレーダー」の実践ブログ
- 日銀異例の声明で週明け下窓スタートから反発!コロナの影響も一巡の兆しか

日銀異例の声明で週明け下窓スタートから反発!コロナの影響も一巡の兆しか
コロナの影響もひと段落?日銀の談話発表で楽観ムードに
週明けは株安と円高で下窓スタートとなりました。
背景はやはり新型コロナウイルスで、週末に米国で初の死亡者が出たことが嫌気されたのでしょう。
もっとも、その後はジリジリと切り返し、日銀が異例の談話発表で大きくプラスに転じています。
日銀は新型コロナウイルスの感染拡大で株価が急落したことを受け、市場や国債を積極的に買い入れて5,000億円を供給すると発表しています。
今後も状況に応じて資金を供給するとのことで、これらが市場の安心感につながりました。
今週も引き続きコロナウイルスが最大の焦点となるでしょうが、まずは警戒一巡の動きも出始めています。
中国もそろそろ収束へ向かっており、工場稼働率がかなり回復しているとの話もあります。
まずは楽観と考えて見ておきたいところでしょう。
3月2〜6日の重要イベント&経済指標
今週は雇用統計週ということで重要指標の発表が予定されています。
コロナへの警戒感が一巡するのであれば、再び興味は米指標に移っていくことになりますから、しっかり確認しておきましょう。
★(豪)豪準備銀行・政策&声明発表(3日12:30)
★(欧)2月消費者物価指数・速報値(3日19:00)
★(豪)10-12月期GDP(4日09:30)
★★(米)2月ADP雇用報告(4日22:15)
★★(米)2月ISM非製造業景況指数(4日24:00)
★(英)カーニーBOE総裁、発言(5日26:00)
★(加)2月雇用統計(6日22:30)
★★★(米)2月雇用統計(6日22:30)
ドル円はまずはロングで勝負!リスクオフの日本買いは限定的
市場最大の下げ幅、またリーマンショックに次ぐ下落率という中で、ドル円は4円程度の調整。
株安による円高だけでありません。 FRB(米連邦準備制度理事会)による織り込み済みの利下げと、米長期金利(10年債利回り)が1.0%台と過去最低を更新してドル安になったにも関わらず、この値幅となっています。
これまでも再三指摘してきた通り、リスクオフの円高、つまりは日本円買いの動きは非常に限定的となっています。
株価が下がれば押し下げられますが、底堅さも出始めていますので、まずはロング(買い)で勝負したいところでしょう。
週明けは下に窓を開けて107.50円を割り込みましたが、基本的に107円台半ばはサポートと考えます。
107.30円に損切りを置いて、現状の水準から買っていく感じでしょうか。
目先は109.00円前後に位置する一目均衡表の雲や、109.30円にある89日移動平均線が目標でしょう。
ここを抜ければ110.00円という大台節目がターゲットになります。
まずは109.00円手前を利食い目標に。
株価が強くて伸びるなら110.00円を次の目標に、という動きになります。