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コロナウイルスが今週も最大の焦点!ドル円は先週に続いて戻り売り
今週も引き続き新型コロナウイルスによる肺炎問題が中心にはなるでしょう。
春節明けとなった今日の中国市場は、大きく下げてスタートしたあとは比較的安定的な値動きでした。
背景には、中国当局が1.2兆元(役19兆円)規模の流動性供給を行なったこと、また大規模な売りを制限したことが功を奏したとことがあります。
まずは小休止といったところですが、今後の展望については非常に悩ましいですね。
コロナウイルスの影響は?手痛い中国の経済停滞
現在の状況としては、2003年のSARSと比べれば致死性が低いため、そこまでパニックになっていない一方で、すでに感染者数は1万7千人を超え、SARSの2倍以上となっています。
すでに中国政府は大規模な移動制限を行なっており、各国も中国人の入国規制を行なっていますから、中国を中心としてアジア圏の経済が停滞することは確実と言えるでしょう。
また、今回のコロナウイルスの発祥地となった武漢市のある湖北省を中心に、春節休暇を延長し、生産工場の操業が停止状態となっています。
当然ですが、世界の工場でもある中国の工場の稼働率が低下すれば、生産拠点を中国に構える世界中の企業が打撃を受けることになります。
目先は上海などで10日から工場が稼働できるかなど、その辺が焦点でしょう。さらに休暇が延長されるのであれば、リスクオフ(回避)の株安&円安になる可能性があります。
2月3〜7日の重要イベント&経済指標
今週は雇用統計週ですから、日々の米国の指標も注目されるでしょう。
また、日本時間の5日午前にはドナルド・トランプ大統領が一般教書演説を行います。
主要な政治課題、経済政策が発表され、仮に最近、口にしている大規模な減税が発表されるようであれば、リスクオンの株高も考えられますから注目しておきましょう。
★★(豪)RBA(豪準備銀行)・政策&声明発表(4日12:30)
★(米)1月ADP雇用報告(5日22:15)
★★(米)1月ISM非製造業景況指数(5日24:00)
★(中)1月貿易収支(7日??:??)
★★★(米)1月雇用統計(7日22:30)
コロナリスクを意識して戻り売り
ドル円に関しては引き続き、戻り売りを試したいところでしょう。
やはり、まだまだコロナウイルスのリスクは残り続ける可能性がありそうで、状況的にはいつ下げてもおかしくはないように思います。
また、ドル円は上抜けに失敗して上値の重い格好になっていますからね。
ドル円は108.40円近辺にある200日移動平均を回復しています。
今後、米指標の改善などで株高となるなら、108.90円近辺にある89日移動平均線がターゲットになりそうです。
先週も109円台での上値の重さは明らかですから、まずは89日線手前ぐらいから軽く売り、109円台定着で損切りといった感じです。
利食いはやや悩ましいですが、よほどの株安がなければ200日線をゴリゴリ割り込んでいく動きにはなりにくいことから、まずはこの前後を目標に。
とにかくドル円は狭いレンジでの値動きですから、利食いも損切りも浅めでチマチマやっていくしかなさそうです。