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コロナウイルスのリスクを意識して、ドル円・クロス円は戻り売り想定!
今週はコロナウイルスが最大の焦点となりそうです。
今のところ、2002〜2003年にかけて流行したSARSと比べて死亡率は低い(SARSが9.6%、新型コロナウイルスは3%前後)ですが、今後死亡率が上がってくるようなら大きな懸念材料となるでしょう。
専門家の意見としては、概ねリスクは低めというのが大勢となっていますが、そもそもとして判断するのは専門家ではなく、普通の一般人ですからね。
日本でもGMOグループを初めとして、在宅勤務に切り替えた企業もありますが、外出が減ることで消費活動は停滞しますから、これだけで経済的に大きなダメージを受けることになるでしょう。
中国でも移動や旅行が制限され、アジア経済に打撃を与える可能性はあります。
今後の動向に十分留意しておきましょう。
ちなみに、週明けの今日の値動きとしては、春節で中国、上海、シンガポールが休場。
アジア市場で開いているのは日本だけということでリスクオフ(回避)の動きが日本株を狙い撃ちする格好となりました。
日経平均は500円近く下げる大幅安となっています。
とはいえ、日本がターゲットになった経緯や、これまで堅調だったことを踏まえれば、まずまずの調整程度と考えることもできます。
今のところは過度にリスク視されているとも言えないでしょう。
やはり明日移行、今後の状況を精査しながら判断することが重要になると考えられます。
そのつもりで事態の推移を注視していただければと思います。
1月27〜31日の重要イベント&経済指標
今週は米国と英国の中銀イベントが予定されてますので、ポンドやドルの値動きには警戒したいですね。
また、米国の四半期GDPという経済指標としては最大級のイベントも予定されていますので、しっかり確認したいところです。
★★★(米)パウエルFRB議長・定例記者会見(29日28:30)
★★★(英)BOE・政策&声明発表(30日21:00)
★★★(英)カーニー BOE議長・定例記者会見(30日21:30)
★★★(米)10-12月期GDP・速報値(30日22:30)
★★(欧)1月消費者物価指数・速報値(31日19:00)
★★(米)1月個人消費支出(31日22:30)
新型肺炎の影響を懸念してか、ドル円・クロス円の上値は重そう
今日はリスクオフの流れから、一段と下値を試す場面がありました。
108.80円近辺にある89日移動平均線を割り込みましたが、108.50円ラインにある200日移動平均線は流石に守られました。
とりあえず、108円台半ばでは今後も下げ渋りそうですが、ここを割り込んでしまうと下値が見えなくなり、ズブズブと沈んでいく事態も考えられますので、注意が必要です。
トレード的には引き続き108〜110円のコアレンジを意識するしかなさそうで、コロナウイルスの収束想定なら押し目買いのチャンスです。
しかし、しばらくすっきりすることはなさそうで、そう考えると短期的には戻り売りを叩く方が楽そうです。
109.40円前後にある21日移動平均線などを頼りに、109円台に頭を出してみたら軽く売ってみる感じで良いでしょう。
いずれにせよ、110.00円の大台を回復するなら一旦損切り想定です。
利食いは108円台に差し込めば、様子を見ながら決済していきたいところでしょう。