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パウエルの議会証言、FRB新理事の指名承認公聴会に今週は注目!
パウエルの発言次第でドル安も?
先週末の雇用統計は非農業部門雇用者数が予想をしっかりと上回った一方で、賃金の伸びは予想並と、今の米国にとってはベストな数字となりました。
賃金インフレを感じさせるほど給料は上がらず、けれども雇用者は伸び続けているという状況。
強過ぎも弱過ぎもしないゴルディロックス(適温相場)といった感じです。
しかしながら、この結果を受けても米国株は上値を追いきれず、利食いが強くやや反落して取引を終えました。
もう一段、上値を伸ばして最高値を更新していくには、新たな材料が必要なのかなといったところです。
そして、週明けは日経平均は下げたものの、ダウ先物はそこそこ堅調に。
場合によっては高値圏まで上値を伸ばすかもしれません。
そこからは、材料次第といったところでしょう。
特に11日にはジェローム・パウエルFRB議長による半期に一度の議会証言が予定されており、ここでの発言によって大きく相場が動く可能性があります。
一部報道では、3月の利下げの地ならしになるといった話もありました。
実際にそうなれば利下げ期待からの株高。
そして円売り、同時にややドル安という値動きが想定されます。
また、13日の24:00から行われる新たにFRB理事に就任するメンバーの指名承認公聴会でも金融政策への見通しなどが語られますから、その内容によっても相場は動いていくでしょう。
基本的にドナルド・トランプ大統領の息のかかった人物の選出のため、ハト派的、利下げ推奨といった発言が期待されやすいように考えられます。
2月10〜14日のイベント&経済指標
先週は欧州系の指標が壊滅的でした。
特にドイツの12月鉱工業生産指数は2009年1月以来の大幅な低下幅ということで、ユーロ売りに傾いてドルが押し出される要因となりました。
今週も米欧の経済格差が目立てば、ドルはやや買われやすいでしょう。
★★★(米)パウエルFRB議長・議会証言(11日24:00)
★★(新)RBNZ・政策&声明発表(12日10:00)
★★(米)パウエルFRB議長・議会証言(12日24:00)
★★(米)1月消費者物価指数(13日22:30)
★★(独)10-12月期GDP・速報値(14日16:00)
★★(欧)10-12月期GDP・改定値(14日19:00)
★★(米)1月小売売上高(14日22:30)
まずは戻り売りが有利?株高継続なら一旦様子見
今週も株価次第になるでしょう。
先週はコロナウイルスへのリスク意識が一巡したことで一気にショートカバーが入ってダウ、ナスダック(NASDAQ)、S&P500の米主要指数は揃って最高値更新となりました。
高値をつけたことでショートカバーも一巡しましたので、今後は再び材料探しとなるでしょう。
雇用統計でも伸びきれず、新たな材料がないと新高値は厳しそうなので、ドル円も戻り売りを想定しています。
しかし、株高になりそうな材料が出たら、一旦損切りして様子見推奨です。
ドル円は110.00円の大台節目から年初来高値の110.28円レベルが強めのレジスタンスゾーンとなりそうです。
ここを抜けると上値が広がりそうですが、株価が下がれば反落しそうで悩ましいところではあります。
株価が一段と上値を伸ばしそうな流れなら、買っていって良いでしょう。
そして、サポートとしては109.50円近辺にある21日 移動平均線が支え切れるかどうかといったところ。
ここを抜けてしまうと、109.00円の節目ちょうどにある89日移動平均線がターゲットとなり、下値が広がりそうなので要注意。
まずは株価の上値の重さを意識して、110.00円の大台手前からショートし、21日線手前で利食い。
年初来高値更新で損切りといったトレードを想定しています。
ですが、株価が最高値を更新していくのであれば、ポジションを切って様子を見るのも良いかもしれません。