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ISMショックは押し目買いのチャンス?非製造業の支えがあれば問題なし!


昨夜はISMショックでドル円が久々に大きく下落しました。
果たして今後の展望はということで、現状とトレード戦略について解説していきたいと思います。
非製造業が好調で下支えすれば問題なし!
12月2日に発表された11月度のISM(米供給管理協会)製造業景況指数は市場予想を下回っています。
4ヵ月連続で好不況の境目である50.0ポイントを割り込んだことも嫌気されました。
端的にいえば、やはり対中制裁関税や貿易戦争の影響で、米国の製造業は非常に良くない状況が続いているということです。
しかしながら、これまでもそうだったように非製造業の好調さが景気を支えるという構図になれば、そこまで問題視されることはないでしょう。
もはや米国は製造業の国ではないですからね。
非製造業部門がGDPの7割を占めますから、底堅い消費とともにこれらが米経済を支えていれば問題ないわけです。
したがって、今後はISMの非製造業景況指数はもちろん、週末の雇用統計、そしてブラックフライデーからの年末商戦での個人消費の動向などが注目されるでしょう。
これらが堅調であれば、今回の製造業におけるISMショックもこれまでのように吸収していくと考えられます。
それから、この他には米中の第一段階合意はもちろんのこと、12月15日に予定されている対中制裁関税第4弾が発動されるか延期されるかも相場を占う上で非常に重要ですから、注目しておきましょう。
12月2〜6日の重要経済指標&イベント
今週は雇用統計週なので重要指標が目白押しですので、数字は1つずつ確認しておきましょう。
★(英)11月建設業購買担当者景気指数(3日18:30)
★★(豪)7-9月期GDP(4日09:30)
★(中)11月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(4日10:45)
★★(米)11月ADP雇用報告(4日22:15)
★★(米)11月ISM非製造業景況指数(4日24:00)
★(豪)10月小売売上高(5日09:30)
★(独)10月製造業新規受注(5日16:00)
★(欧)10月小売売上高(5日19:00)
★★(欧)7-9月期GDP・確定値(5日19:00)
★(米)10月製造業新規受注(5日24:00)
★★(独)10月鉱工業生産(6日16:00)
★★★(米)11月雇用統計(6日22:30)
米欧の経済格差が再度意識されれば、売られたドルも買い戻されることでしょう。
また、今週はオーストラリアの指標も多めですから、米ドルと豪ドルやNZドルといった対オセアニア通貨との差も意識して見ておきましょう。
待望の押し目という認識でトレードしたい
ここ1ヵ月近く押し目らしい押し目を作らず、ジリジリ上値を伸ばしてきましたが、ようやく押し目といった認識です。
ドル円の日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
具体的なトレード戦略としては、まずは109.20円ぐらいの今の水準から買い。
そして、108.90〜109.00円にある21日移動平均線や200日移動平均線を支えとして109.00円レベルで、買いポジションを追加したいところ。
損切りは浅めで108.80円割れの108.75円ぐらいに置いておきたいですね。
ここを割り込んでしまうなら、一旦切ってまた改めて押し目探しでしょう。