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市場構造の変化?株価暴落でも極端な円高にならない今の相場
株価は今年最大の大暴落も、円高は限定的な動きに?
日本は祝日でしたが、昨日はダウが一時1,000ドルを超える大暴落となりました。
そして、ご存知のように今日、3連休明けの東京市場では、一時1,000円を超える下落になっています。
押し目買いも入って、最終的には781円安という結果になりましたが、今年最大の下げ幅が記録されています。
下落の背景となったのは、世界的な感染拡大を見せるコロナウイルスとされています。
欧州、特にイタリアで週末に感染者の大幅な増加があったこと、さらには一部自治体が閉鎖されたことなどを受けて、早期収束は絶望的に。
その見通しからの修正で株安となっています。
当然、これを受けてリスクオフ(回避)の円高にはなりましたが、1,000ドル超の大幅安となってもドル円の値幅は1円少々。
米長期金利(10年債利回り)の下落、FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが織り込まれたことによるドル安を踏まえても底堅い動きと言えるでしょう。
この背景には日本売りといった指摘もありますが、個人的には日本買いの終焉、リスクオフ時の円高という動きがかなり限定的になっていることが背景にあると考えています。
2月24〜28日の重要イベント&経済指標
今週もそれなりに重要指標が発表されます。
米欧の経済格差が目立てばドル高気味になりそうですが、欧州が良ければユーロの買い戻しも入りそうです。
相場全体としては、コロナ一色ですから、まずはそちらをしっかり見ておきましょう。
★★(米)1月新築住宅販売件数(26日24:00)
★(米)10-12月期GDP・改定値(27日22:30)
★★(欧)2月消費者物価指数・速報値(28日19:00)
★★(米)1月PCEコア・デフレータ(28日22:30)
株価次第だが、まずは押し目買いでトレードを続けたい
基本的に今後のドル円相場、円の値動きは株価次第でしょう。
ダウは28,000ドル前後で重要なサポートラインで上下していますが、27,800ドルを割り込まない限りは押し目買いで。
ここを割り込んでいくと流石に株価の調整も大きくなりそうなので、その場合は一旦様子を見た方が良いでしょう。
現状の水準から買いつつ、株価が戻していくのを待ちたいところ。
株価が大きな調整となりそうなら損切り。
あるいは、ドル円でこれまでのレジスタンスゾーンとなっていた110.00〜110.30円を割り込んだ場合も損切りでしょう。
上値としては、111.00〜111.20円の節目が目先の目標。
株価がV字回復を目指すなら、112.00〜112.20円の年初来高値トライも視野に入れてもいいかもしれません。