- FX@外為比較ランキング
- FXで稼ぐ「凄腕トレーダー」の実践ブログ
- 今週も株価の動向に注目!警戒しておきたいのは…

今週も株価の動向に注目!警戒しておきたいのは…
年初から一貫して言っている通り、ドル円は戻り売り戦略がベター。
しかしながら、未だに日本人投資家は逆張りの円売りを続けているようで、これらのポジションが整理されるまで円高は続くかもしれません。
★★(米)10-12月期GDP・確定値(28日21:30)
★★(英)10-12月期GDP・確定値(29日17:30)
★★(米)2月PCEコア・デフレータ(29日21:30)
★(米)2月個人消費支出(29日21:30)
★(米)2月個人所得(29日21:30)
今週は米英から、GDPの発表がありますが、いずれも確定値ということで注目度はそこまで高くありません。
となると、29日(木曜日)に発表される個人消費支出(PCE)から、変動の大きい食品やエネルギー価格を除いた、PCEコア・デフレーターが焦点となるでしょう。
もっとも、こういった重要なインフレ指標は結果が強ければ強いで、利上げペースの加速を意識して金利が上昇し、現在、大幅な下落が続いた株式市場にとってはネガティブな材料となります。
為替にとっては、日米金利差拡大からドル買いが強まるとされてきたものの、ドルインデックスチャートを見る限り、ここ2ヶ月のドル円相場を引っ張ってきたのは円高ということで、さほど期待できないと言ったところです。
また、巷では株安によるリスクオフ(回避)からの円高とされているものの、上昇局面にあっても円高は続いてきたわけで、これが本質的な材料ではなく、年初からの円高トレンドに加えて、株安も重なって円高が重なったという方が正しいような気がします。
今週は具体的な材料に乏しく、先週、株価が大幅安となっただけに、今週も引き続き株価動向に注目が集まることでしょう。
NYダウは4ヶ月ぶりの水準、日経平均は半年ぶりの水準ということで、いよいよ正念場といった雰囲気です。
今週も続落なら、為替とともにかなり厳しい展開となりそうですので、警戒しておきましょう。
ドル円は気持ちが良いぐらいショート・戻り売り戦略が決まっています。
相場の天井と底というのは天才以外わからないものですから、凡人はおとなしくトレンドについて行くのが吉なのだと思います。
値動き的には、極短期的に見ると1ドル=104.70~105.30円のレンジ内での値動きとなっています。
104.60~104.70円近辺には機関投資家からの買いがあるとされサポートとなっていますし、3月2日につけて支え続けた105.25円近辺がレジスタンスとなっています。
したがって、上下どちらかに抜ければ、もう少し動きやすくなると思われますので、仮に上抜けてくるのであれば、105円半ばぐらいからショートポジションを形成したいと考えています。
損切り目処については、デイトレか数日レベルの短期なら106.20円近辺にある21日移動平均線が挙げられます。
1ヶ月以上の中期レベルで見るのであれば、やはり108円乗せということになるのでしょう。
一方、下は104円台は目立ったテクニカルのポイントがありませんから、あっさり103円台という値動きもありますので、下方向の動きは軽くついていきながら50銭ぐらいを目安に利食いしていきたいところでしょう。
ここが底だという声は徐々に高まっていますが、個人的には根拠に乏しいと思いますし、何よりピンポイントで当てるのは難しいですから、下落トレンドについていきたいと考えています。