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今週はFOMCが全て!ドル買いに弾みがつくか売られるか確認したい
今週はFOMCが全て。
日銀の金融政策決定会合も予定されていますが、基本的に日銀は動けないでしょう。
なら、基本的に円高リスクを意識してトレードするのが妥当かなと思います。
それでは、FOMCの展望を考えながら、今週のトレード戦略について考えていきましょう。
ドル買いが強まる!FOMCで戻しがあるかに注目
先週のECB理事会でフォワードガイダンス(政策見通し)が変更されたことでユーロが売られ、ブレグジット問題・合意なき離脱懸念でポンド売り、さらなる利下げ観測から豪ドルも売られるという流れで米ドルが押し出されて買われています。
この他にもクドロー国家経済会議NEC委員長(ラリー・クドロー)が
『ホワイトハウスは為替介入を排除した』
としたことでトランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)がドル高を容認したと相場が受け止めていることがあります。
もっとも、繰り返し書いているようにトランプの本音はドル安で、再選のためなら何でもする、株価を支えるためになりふり構わないでしょうから、それを理解しておく必要があります。
ただし、短期的には31日に結果が発表されるFOMC(米連邦公開市場委員会)が全てで、その結果によってさらにドルが買い戻されるかどうかを確認する必要があるでしょう。
市場はすでに0.25%(25bps)の利下げを完全に織り込んでいますから、焦点は7月以降も継続した利下げがあるかどうかということになります。
様子見で1回、今後は指標次第という話になるのであれば、ドルが買い戻される可能性も十分でしょう。
もちろん、ドル高を嫌気したトランプがツイッター(@realDonaldTrump)で利下げ圧力を高める可能性もあり、それによってドルが売られるパターンもありますから、そちらにも目を向けておきましょう。
とりあえず方向が出ればそれについていくというのが、今週のトレード戦略ということになりそうです。
7月29日~8月5日の重要経済指標&イベント
今週は日米英で金融政策イベントがありますから、それぞれ注目しておきましょう。
★★(日)日銀金融政策決定会合・結果発表(30日)
★★(日)黒田日銀総裁・定例記者会見(30日15:30)
★★(米)PCEコア・デフレーター(30日21:30)
★★(欧)7月消費者物価指数・速報値(31日18:00)
★★(米)ADP雇用報告(31日21:15)
★★★(米)FOMC・政策&声明発表(31日27:00)
★★★(米)パウエルFRB議長・定例記者会見(31日27:30)
★★(英)BOE・政策&声明発表(1日20:00)
★★(英)カーニーBOE・定例記者会見(1日20:30)
★★(米)7月ISM製造業景況指数(1日23:00)
★★★(米)7月雇用統計(2日21:30)
今週はFOMCに雇用統計と非常に重要指標の多い1週間ですから、1つ1つの数字をしっかり確認しておきましょう。
ドル円は引き続き戻り売り!流れが変われば損切りして様子見
トータルで考えると、やはりドル安と円高を意識することになり、トレードするならショート・戻り売りとなりそうです。
ドル円の日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
トレードアイディアとしては、現状の水準から売りつつ、108.90円ぐらいで売りポジ追加、109.20円で損切りといったイメージです。
下値に関しては、108.20円近辺にある21日移動平均線がポイントになりそうで、ここを割り込むと一段とモミ合い色が強まりそうです。
短期の利食いなら108.30円、21日線割れなら107円台に差し込むまで待っても良いでしょう。
また、繰り返しになりますが、FOMCを受けて109.20円を超えていくようであれば、またトレード戦略を練り直しましょう。
109.50円を超えていくと、いよいよ110.00円の大台節目が見えてきます。