- FX@外為比較ランキング
- FXで稼ぐ「凄腕トレーダー」の実践ブログ
- 雇用統計が相場の決定打?今週は経済指標・ブレグジット動向にも注目

雇用統計が相場の決定打?今週は経済指標・ブレグジット動向にも注目
先週序盤は中国訪問団の農場視察キャンセルから円高。
しかしながら米国サイドからの要求だったことや、トランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)が
「思っているよりも合意は近い」
としたことで切り返して反発という流れでした。
週明けはやや上値の重い流れからスタートとなっています。
それではいつものように今週の展望、トレード戦略を考えていきましょう。
相変わらず決定打待ち?雇用統計、またはブレグジット問題か
先週末の下落要因となった中国企業への投資制限。
また米国での上場廃止を検討しているといった報道に関しては、米財務省が上場廃止について明確に否定し打ち消されています。
しかしながら、ガンガン上値を追っていこうという雰囲気はないですからね。
そこまでリスクオフといった相場でもないですし、乗り遅れたくないという意識もあって下がれば買われますが、なんらかの材料がないと7月高値更新は厳しそうな状況です。
雇用統計の数字次第、好結果なら素直にドル高からのリスクオンの円売りはありそうなので、今週は結果に注目でしょう。
ただ、よほどの数字でない限りは上値攻略は厳しそうですから、確率的には低いのかなと。
というわけで、市場は引き続き決定打待ちでしょう。
決定的な材料が出る、あるいは何かをきっかけにしてジリジリ下げていく、ジワジワ上げていくといった感じです。
今のところ、それが何になるかはやや見えにくいですね。
もしかすると、ブレグジット(英国のEU離脱)ということになるかもしれません。
一応、EUサイドとしては今週中にイギリスが文書で正式な提案をすることを求めていますので、これが提出されるかどうかが注目されるでしょう。
仮に緊張が高まるのであれば、ポンド安からのドル高でも円高の可能性がありますので注意です。
9月30日〜10月4日の重要経済指標&イベント
今週は雇用統計週ですが、欧州からも重要指標が発表されますので注目しておきましょう。
★(豪)RBA理事会・政策金利&声明発表(1日13:30)
★★(欧)9月消費者物価指数・速報値(1日18:00)
★(米)9月ISM製造業景況指数(1日23:00)
★(米)9月ADP雇用報告(2日21:15)
★(欧)8月小売売上高(3日18:00)
★(米)9月ISM非製造業景況指数(3日23:00)
★★★(米)9月雇用統計(4日21:30)
★(米)パウエルFRB議長、発言(4日27:00)
週末の雇用統計へ向けて重要指標が発表されますから、1つ1つを見ていきましょう。
特に株価が小高い、あるいは小安い流れにあると、数字の強弱が流れを後押しする可能性は十分です。
引き続きレンジを意識!10〜30銭を狙ってチマチマ抜いていくイメージ
底堅くも上値も重い、細かい値動きが続いています。
上下に抜け切るのは大変そうなので、今週も利食いも損切りも浅めにして付き合っていくしかないんでしょうね。
ドル円の日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
先週は107.00円ラインで切り返して108.00円ラインに迫ったことから、一旦は下値不安が後退。
サポートとしては、107.50円近辺にある89日移動平均線、21日移動平均線が支えとなりそうです。
仮にここを割り込んでも日足ベースで107.00円の節目は堅そうで、しかもここには一目均衡表の雲もありますからね。
107.50円近辺を底として、先週高値の108.20円近辺が天井でしょうか。
ここを抜けると108円台半ばの上値抵抗、そして109.00円ラインが見えることになります。
トレード的にはレンジ意識の押し目・戻り売りの両方で対応したい。
107円台では押し目買い、108円台では戻り売り。
もっとも、107.50円のサポート割れなら損切り。
108.50円のレジスタンスを抜けて高値更新した場合も損切りといった感じです。