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株高はいつまで?米中通商協議への期待感先行も月末へ向けリスク高まる
昨日はNY市場が休場ということで、為替はほとんど値動きなしでした。
それでは今週もいつものように重要指標などについてまとめつつ、展望を考えていきましょう。
株高による円安が継続するかどうかが今週のポイント
堅調なNYダウを見ていると、むしろここからどうやったら下がるのかと言いたくなるような値動きです。
本日、3連休明けのNY市場は注目されることでしょう。
そしてこの株高の背景となっているのが米中貿易摩擦の改善期待ということで、米中の通商交渉の行方が最大のポイントとなります。
今のところトランプ大統領(ドナルド・ジョン・トランプ)は交渉は極めて順調としているものの、景気が低迷しつつある中国が大幅な譲歩を提示できるかと言えば疑問です。
したがって、メイン シナリオは交渉期限の延長ということで、3月1日の関税引き上げ期限を先延ばしすることが想定されます。
先送り自体は決して悪い材料ではありませんが、せいぜい数ヶ月単位の先送りを市場がどう判断するかは微妙なところでしょう。
改善することそのものを期待して相場は織り込んでいますから、結論が出ないことを嫌気する可能性は十分です。
目先に関しては引き続き期待感先行の相場が続きそうですが、月末に近づくにつれリスクが高まっていきます。
どこで関係者が利食いを始めるかを含め、NYダウの動向をしっかり見ておきたいところでしょう。
★★(独)2月ZEW景況感調査(19日19:00)
★★(欧)2月ZEW景況感調査(19日19:00)
★★(米)FOMC・議事要旨公表(20日28:00)
★★(欧)ECB理事会・議事要旨公表(21日21:30)
★★(米)1月中古住宅販売件数(21日24:00)
★★(独)10-12月GDP・改定値(22日16:00)
★★(欧)1月消費者物価指数(22日19:00)
今週は欧州からの発表が目立ちます。
最大の焦点はFOMC議事要旨となるでしょうが、FRBメンバーの発言を見る限り引き続きハト派的でサプライズはない見通し。
もっとも、仮に想定よりもハト派でない、今年の利上げの可能性を残すという内容であれば、株価が大きく下げてもおかしくありませんので最大限警戒しておきましょう。
ドル円は短期は押し目買い優勢か
そろそろ株価の上値も限界ではあると誰もが考えているでしょうが、問題はいつ下がるかです。
このいつを予想するかは相場では非常に難しいので、基本はトレンドフォローとなります。
ドル円の日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ドル円は下値がわかりやすく、日足ベースで110.30円が強めのサポートとなっています。
この下には110.00円の大台の節目ライン、さらに109.80円に21日移動平均線が控えています。
なので早ければ110.30円。
遅くても21日線割れなら損切りとして、押し目・ロングで買い下がっていくのが短期トレード戦略となるでしょう
利益確定に関しては、111.30円近辺の200日移動平均線手前は相当重そうですから、111円台に頭を出したら一旦利食いしてブレイクできるかどうかを確認。
ブレイクすれば追っかけて買っていく感じでしょう。