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リスクオン継続?米中の景気停滞感が明らかに!突っ込みすぎに注意
先週は大きくリスクオン(選好)に傾きました。
背景としては米国の企業業績の好調さに加え、ブレグジット(英国のEU離脱)の進展期待があります。
また、米中の部分合意も後押しになりました。
さて、果たして今週はどうなるかということで相場展望、トレード戦略をいつものように考えていきましょう。
リスクオンだが上値の重い株価!突っ込み買いは注意
米国の低調な経済指標とは対照的な企業業績の好調さを背景に、株価は上値を伸ばしました。
しかしながらNYダウは高値圏で足踏み、抜け切れないまま週末を迎えると中国株の大幅下落からダウも反落・・・
というのが先週の流れです。
7-9月期の中国GDPが前期比で予想を下回り、1992年以降で過去最低を記録しています。
基本的に大本営発表なので悪い数字は想定されていませんでしたが、対中制裁関税の厳しさを浮き彫りにする結果と言えるでしょう。
やはり自動車販売台数なども前年割れですからね。
内需の冷え込みというか、早くも都市部では飽和に達した感すらありますからね。
このように米中貿易戦争は米中双方に爪痕というかダメージを与えつつあります。
米国は企業業績の好調さで覆い隠された感がありますが、先日のISM製造業指数などを見る限りでは決して楽観できる状況にはありません。
目先は株をはじめ、為替はドル円やクロス円を中心に押し目押し目で狙っていくしかない相場です。
少し長い目で見るとどこかで調整が始まりそうなので、あまり深追いしすぎない・突っ込みすぎないようなトレードを心がけたいところでしょう。
10月21〜25日の重要経済指標&イベント
今週はECB理事会が最も注目されるイベントですが、ドラギECB総裁(マリオ・ドラギ)は任期満了を迎え退任します。
相場へのインパクトを考えるとそれほどでもなさそうです。
★★(米)9月中古住宅販売件数(22日23:00)
★(欧)10月消費者信頼感(23日23:00)
★★★(欧)ECB理事会・政策&声明発表(24日20:45)
★★★(欧)ドラギECB総裁・定例記者会見(24日21:30)
★★(米)9月新築住宅販売件数(24日23:00)
★(独)10月IFO企業景況感指数(25日17:00)
★(米)10月ミシガン大学消費者態度指数・確報値(25日23:00)
景気の先行指標と呼ばれる住宅関連指標が米国から発表されます。
下振れるようだとリスクオフ(回避)の開始になる可能性がありますから、警戒しておきましょう。
押し目買いが自然だが米指標の下振れが要員なら様子見
ドル円は値幅が狭いので悩ましいですが、基本的には押し目買いで狙っていくのが自然です。
ただ下落要因が米国の経済指標の下振れなら、一旦様子を見た方が良さそうです。
大幅下落・調整の始まりの可能性があります。
もちろん相場を下支えしている米中合意期待が崩れるような材料も同様です。
最大限警戒しておきましょう。
米中両首脳の批准・署名は11月を予定しているとのことで、まだまだ予断を許しません。
ドル円の日足チャート相場(GMOクリック証券FXネオより)
ドル円は109.10円近辺にある200日移動平均線が上値目処として意識されています。
まずはこの手前、108.90〜109.00円レベルは利食い水準ですね。
トレードアイディアとしては、目先で固そうな108.00〜108.20円ぐらいから買いつつ、107.80円近辺の21日移動平均線や、107.50円近辺の89日移動平均線を背に買いポジションを追加していく感じです。
損切りは早めなら107.30〜107.40円、遅くとも107円台割れの106.70〜106.80円では損切りです。